それは、 現実では僕達は四人なのに、夢では五人になることだ。 夢の中では、小桃という僕と同じ年の女の子が出てくる。皆から「モモちゃん」と呼ばれていて、僕達は従兄弟同士なのだ。 僕は夢の中で、小桃が従兄弟であることを自然に思っている。だから当然、小桃がいることに違和感がない。小桃がそこにいることを当たり前と思っている。