ボートを担ぎながら、起きて直ぐ考えていたことを再び思う。どうして、現実みたいに感じる夢を祖父の家に来ると、いつも見るのだろうか。そして、それを考えていると、その夢の中で唯一の夢らしいところなのに、それが一番不思議な感じがすること、必ずそれに考えが行き着く。