朝食が終わると、祖父に庭の倉庫を開けてもらった。そこにはビーチボートか仕舞ってあった。 ヤス君のお父さんがビーチボートに空気を入れてくれる。入れ終わると、僕達四人は、それを担いで川へと向かって走り出す。 山までは近く、二、三分で着いたが、山中の川までは、急ではないが登り道を行くことになり、30分程度掛かる。いや、ビーチボートを担いでいるとはいえ、小走りをしているので、もう少し早いだろうか。