しゃべりば 2011-12-14 09:59:38 |
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「僕は本当の愛とは嫌われている人(人でも動物でも)を好きになる事こそが愛だと考えています。」
投稿者さんの説明する愛の特徴は、
1 平等を志向している。
そこから、
2 利害関係を無視、あるいは自身に危害を加えるものにより強く適用される。
3 そのものの性質の善し悪しに関わらず適用される。
この三点に整理できるように思います。これは宗教的な愛に近いものです。
ところで、この投稿者さんの「真実の愛」にはまだ謎が多いように思います。
もし、一般人からは忌み嫌われるゴキブリが、ある人物だけには自然に好きと感じられる場合、
それが投稿者さんの「真実の愛」に該当するのか実は不明瞭であるように思うのです。
この場合、その人は、単にゴキブリが好きという変わった好みの持ち主なのかもしれませんから。
それでは人間の、異性に対する容姿の好みとなんら異なるところはないように思われます。
ここまで整理しますと、
ゴキブリが嫌いで嫌いでどうしようもない人物が理性的な判断によって、
「嫌いなゴキブリも命あるものであるから、好きにならなければならない」
という一種の義務からゴキブリを愛するときは、その動機の純粋さから「真実の愛」と
なるのでしょうか。それとも、
「ゴキブリを好きだなんてとんでもない」という周囲の迫害に屈服することなく、自らの
特殊な性癖、好みを貫き通すことこそが「真実の愛」なのでしょうか。
あるいは、最初の方で整理した三点の文章から
ゴキブリやネコに関わらず生き物全てを、ごく自然に、心の底からを愛する人物こそが、
「真実の愛」の持ち主とすべきなのでしょうか。
(最後の場合、「嫌われている……」という箇所と明らかに衝突します。)
また特殊な例ですが、狼が自分の子供を牙にかけんとするとき、その場合であっても、
真実の愛を貫く場合は、利害関係のある自分の子供と狼のどちらを優先すべきか?
という選択肢には答えられないのでしょうか。
「真実の愛」について、いくつか疑問に思ったので投稿させていただきました。
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