31世 2011-11-18 16:23:32 |
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龍ノ啼ク箱庭拠リ 弱音P
夜の 帳 (とばり)下りて 月が舞台 照らす 私は一人踊るの
これは影の 叙事詩 (じょじし)誰も知らぬ 物語 (テイル) 語られることなき 記憶
今宵 拝跪 (はいき)す 地の 徒 (と)が為
龍刻 (りゅうこく) 縛 (ばく)す 意思の 暗闇 (やみ) 深淵 (ふか)く根を張り
閉ざされた森の中 息 潜め待つ 絡まる 蔦 (つた) 断ち 楔 (くさび) 外 (と)る 意味を 知りて
茨草 (いばらぐさ)喰い込む 身体 (からだ) 抱 (いだ)き 昇る 災 (わざわ)う力 解 (と)けせど
遠く龍 啼 (な)く空 届かぬ声 重 (かさ)ね いつか 碧空 (へきくう)に帰らん
此 (こ)の 身体 (み) 回紆 (かいう)す 血の 軌跡 (きせき)を 准 (なぞ)り
蠢 (うごめ)く 其 (そ)の 鼓動 (おと)は 深淵 (ふか)くへ 潜 (ひそ)み
私の中で 彼方 息 潜め待つ 戒 (いまし)められし 身体 (からだ) 羨望 (のぞ)む
意思 (もの)の 宿命 (さだめ)
暗き泉の 淵 (ふち) 月が 水面 (みなも) 照らす 私の姿映るわ 今宵 (こよい)流れるのは
誰も知らぬ 円舞曲 (ワルツ) 歌われることなき 旋律 (メロディ)
原始の記憶 誘 (いざな)う 彼 (か)の地を 想い 煌く星達 彩 (いろど)る 天空 (そら)は遠く
龍 啼 (な)く箱庭の中 吐息は 灼熱 (しゃくねつ)の 焔 (ほむら)を 喚 (よ)びて
深き森の 最奥 (おく)で 独り 彷徨 (さまよ)う日々 道標 (みち)は見えると信じて
翼の 戒めに 秘められし存在 制し空へ帰らんと 双頭 (そうとう)の龍舞う
遥かなる 彼 (か)の地は 古より変わらずに 月が紅く染まる 約束の 其 (そ)の日を
恋 焦がれ焼けた涙 頬を伝い 堕ちる
茨草 (いばらぐさ)喰い込む 身体 (からだ) 抱 (いだ)き 昇 (のぼ)る
災 (わざわ)う力 解 (と)けせど 遠く龍 啼 (な)く空 届かぬ声 重 (かさ)ね
いつか 碧空 (へきくう)に帰る日 想 (おも)い 祈 (いの)る
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