十六夜 2011-10-30 23:38:07 |
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その頃ちょうど俺は【赤き死神】と呼ばれ始めた頃だった…。
昌とは仲良くなり始めた頃だった…。
そして…俺を潰すために不良グループが昌を捕まえて俺に喧嘩を仕掛けてきた…。
その時に俺はナイフでザックリ切られた…。
その不良たちはナイフで切った事に驚いたらしくて逃げて行ったらしい。
直ぐに病院に搬送されたが目は失明寸前だったらしい。
その不良たちは見つかり銃刀法違反で少年院行きになったそうだ。
昌「そんじゃあな~!」
夕方になり昌は帰っていった。
暇になってしまった。
部屋に戻りベッドの上で本を読み始めた。
葎「ん……。」
どうやら寝てしまったらしい。
時間はデジタル時計は22:15を示していた。
葎「夕食…作るの面倒だな…。」
俺は立ち上がり軽く伸びをし、ケータイと財布を持ち結んでいた髪を戻してパーカーを羽織り近くのファミレスに向かって歩いた。
夜の道は静かで良い…。
電灯の明かりが点々と付いている。
ドンッ!
葎「うっ!?」
前から誰かがぶつかって来た…。
葎「いって…。」
?「いった~い!」
葎「悪いな・・前見てなかったから避けられなかった…。」
?「あっ!すっ…すいません!私の方こそ不注意で!」
制服姿だ…。よく見ればうちの制服…どうやら同い年らしい…。
葎「うちの高校か…。」
不良A「やっと見つけたぜ!」
不良B「やれやれだ。よく逃げる女だ…。」
?「ひっ…。」
急いでいたわけはこれか…。
葎「はぁ…こんなのばっかりだ…。」
俺はため息をつきながら怯え気味の女の子の前に立った。
不良A「何だテメェ!」
不良B「邪魔すんなら消すぞ!」
と笑いながら俺に行ってきた。
葎「グダグダ言ってないで来いよ。」
不良A「この野郎…なめてんじゃねぇぞ!」
ブンッ!
葎「ナイフを持ってたって…そんなに大振りじゃあたらないし…。」
ドゴッ!
不良A「ゲホッ…ゴホッ…。」
葎「そこのアンタ…こいつ連れて逃げてくれない…?」
不良B「クソッ!覚えてろ!」
と、もう1人を抱えて逃げていった。
葎「今時覚えてろって…古いな。」
?「あの~…。」
葎「あぁ…悪い。大丈夫か?」
?「はい!あの…ありがとうございました!」
葎「いいけど…あんまり夜に歩き回るなよ…。それじゃあな。」
?「はい!それでは!」
ベチッ!
?「ふぐっ!」
何かが潰れるような音と呻き声が聞こえてくる。
振り向くと…少女がこけて倒れていた。
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