つづき

title*｢好き｣

｢好き｣なんて 言えるわけない
だって｢好き｣なんだもん

｢好き｣だからこそ
｢好き｣が言えない
言いたいのに なかなか言えない

応えを聞くのが恐いから
まだ｢好き｣は秘密…

いつか…いつか言えるといいな 君に笑顔で｢好き｣って…

｢好き｣

title*｢色彩｣

違和感
世界がモノクロ
ココハドコ……?
ねぇあなたは本当は誰なの?
私が「愛した」あなたはドコへ行ったの?

数秒間
世界が沈む
アナタハダレ……?
ねぇ私は本当は誰なの?
あなたが「愛した」私はドコにいるの?

ねぇあなたは本当は誰なの?
私が「愛した」あなたはドコへ行ったの?

title*｢籠の鳥｣

私は何時まで「籠の鳥」?

此処から出られない…
誰か私を「自由」にして
これだけが 唯一の願い事…

籠の中は息苦しい
籠の中は退屈なの
籠の中だと外の「セカイ」が解らない…

早く此処から連れ出して
私に「自由」を下さい

早く外の「セカイ」が知りたいの
あなたの居る 外の「セカイ」が…

title*｢ウソツキ｣

私はウソツキ 自分の｢心｣に嘘をついてる
信じたくないだけ 怖いから
シンジツを知れば 私はきっと不幸になるから
不幸になれば私は泣く鳴く啼く……

私はウソツキ 貴方の｢愛｣に嘘をついてる
知りたくないだけ 恐いから
ウソツキになれば 私はきっと幸せになれるから
幸せになれば私は泣く鳴く啼く……?
答えはきっと｢嗤う｣だろう

愛想笑いするウソツキな私
涙を流して貴方に言うの
｢シンジツよりもイツワリを下さい｣と…

だって貴方もウソツキだもの

title*｢くろいはね｣

｢私は天使なの｣
誇らしげに貴方に言う…

｢私の背中についているのは羽根なんだよ｣
微笑みながら貴方に言う…

｢でも自分の羽根の色が分からないの｣
悲しげに貴方に言う…

私は貴方に恐る恐る聞いてみた
｢私の背中についているのは何色の羽根ですか?｣

貴方はこう答えた
｢くろいはね｣…

数秒間の沈黙……
私は気づく
｢天使｣ではなく｢墮天使｣だということに……

title*｢marionnette｣

私はお人形なんかじゃないの

いつまでも言いなりになんてならないの

私はお人形なんかじゃないの

人を愛したりするの

私はお人形なんかじゃないの

自由に歩いたりしたいの

でも事実は覆らない

私は自由を知らないお人形…

世界を知らずにただ動かされるだけ

人間ごっこをするだけの
つまらない操り人形(ﾏﾘｵﾈｯﾄ)…

title*｢歪み｣

つまらない渇ききった毎日に

貴方がくれた潤い

私は初めて温かな時間を過ごせた

でもそれは最初だけ

後からだんだん物足りなくなって行く…

少しずつ世界が……私が歪んでいく…

貴方が遠くに行けば行くほど歪んでいく…

もう元には戻らない

戻れない……

title*｢造り物｣

好きって言えたら楽だよね…?

でも それは許されない事…

私に人を好きになる資格が無いの…

だって私は｢造り物｣…

title*｢謎｣

｢愛｣ッテナニ?

｢恋｣ッテナニ?

｢心｣ッテナニ?

オ人形ノ私ニハ 解ラナイ事バカリ…

ネェ…

誰カ教エテ……?

title*｢不良品ノ僕｣

見付けてくれて ありがとう

こんな僕を 見付けてくれて ありがとう

誰からも 必要とされず 捨てられた僕を

見付けてくれて ありがとう

title*｢小さな…｣

僕の手は小さすぎて

君のくれるキレイなもので溢れてしまう

だから

君の温かさを直に感じられない……

僕の手は小さすぎる

君を抱くことさえも出来ない程に……

title*｢嘘?本当?｣

｢愛してる｣?

ナニソレ……?

｢好き｣?

フザケテル……?

嘘はいいから 本音を言って

君は僕を どう想ってるの?

title*｢いつ…?｣

｢ねぇ 次いつ会える?｣

｢解らない…｣

早く会いたいの……

貴方と居ると 温かくなるの…

独りぼっちじゃ 淋しいの…

孤独な夜を 独りで過ごす…

クマのぬいぐるみに尋ねてみる

｢次はいつ会えるの…?｣

当然返事はない

孤独な夜は まだまだ続く…

早く会いたい 今すぐに………

title*｢宝物｣

私の宝物は 貴方がくれた温かい時間…

それを無くさないように

それが消えてしまわぬように

私は今 こうして生きています

貴方に出逢えて 沢山の宝物を貰えて私は幸せです

だから この温かい時間が続くように

私は願い続けます

title*｢罪人｣

僕は今まで沢山の罪を重ねてきた…

きっとこれからも沢山の罪を犯すだろう…

でも大好きな君の為ならどんな事でも出来る どんな罰も受けられる…

僕は穢れた純白の罪人…

title*｢感情制限｣

貴方に会う度に

心の奥から

｢スキ｣が

溢れてくる

抑えられない

この感情(きもち)

誰か抑えて

くれますか?

title*｢光｣

そのめでみるせかいと

このめでみるせかいは

どうちがうのかな

いろがついているのと

いろがついていないの

うごきがあるのと

うごきがないの

きみのみてるせかいはね

ぼくがみてるせかいより

ずっとずっと

きれいなんだよ

ぼくがみてるせかいは

けがれてる

なみだをながすことも

ゆるされないせかい

つらいせかい

でも

きみがいるなら

ぼくはだいじょうぶ

こわくない

だって

きみはぼくのひかりだから

title*｢ドッチ?｣

キヅイテル?

キヅイテナイ?

ボクノ

コノキモチニ……

ネェ…

キヅイテル?

キヅイテナイ?

ドッチナノ?

ハッキリシテヨ……

ドッチナノ…?

title*｢本当に…｣

私が本当に欲しい物はね

高い宝石や

可愛いお洋服や

綺麗な花束なんかじゃないの

私が本当に 何よりも欲しいのは

貴方からの本当の｢アイ｣なの

でも貴方は気付いてくれない

私は 何時になれば

貴方から 本当の｢アイ｣を貰えるの…?

title*｢好きだけど…｣(依頼人:蓮)

私は貴方が好き

貴方も私を好き

でも 私が貴方の｢恋人｣で居ることは

貴方への｢重み｣になってしまう…

貴方に迷惑なんてかけたくない…

私は貴方が好きだけど

貴方の｢重荷｣になるのは嫌…

私は どうしたらいいの……?

答はあるの……?