美羽 2010-11-26 16:56:26 |
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解離性障害
心に大きな傷を残すような出来事、たとえばレイプや虐待、DVなどを受けた人、解決困難な非常に苦しい状況におかれている人、対人関係において深刻な問題が生じた人など耐え難い大きなストレスを受けたときに、人の体にはさまざまな反応が起こることがあります。その中でも、記憶や意識、感覚などの機能が本人の制御下になくなってしまいバラバラになってしまう障害を解離性障害と呼んでいます。
解離性障害にはその症状によりいくつかに分類されていますので、以下にそれを詳しく見ていきましょう。
・解離性健忘
数時間から数日間の記憶を忘れてしまうことです。多くの場合、その期間に強いストレス体験が存在しています。また、本人が記憶がないことを自覚していることが多いのが特徴的です。ほとんどの場合がストレス体験前後の短い部分の記憶喪失ですが、まれに今までの生活暦のすべてを忘れてしまい、名前も思い出せなくなることがあります。ただし、その場合にも日常生活に必要な記憶は良く保たれているという特異な状態にあります。
・解離性昏迷
意識はあるがはっきりしないもうろう状態から始まり、ひどくなると話しかける、体をゆするなど外部から刺激を与えても反応しない昏迷状態となることです。
・解離性運動障害
突然手足が動かなくなり、立てない、歩けない、しゃべれないといった症状がでることです。
・解離性知覚麻痺
皮膚感覚がなくなったり、知覚に異常が起こることです。まれに、見えない、聞こえないといった症状が出ることがあります。
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