【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】

【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】

司書  2020-03-22 13:34:22 
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_本当のハッピーエンドを見せてやる

1限目 概要(>>1
2限目 募集(>>2

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  • No.863 by イデア・シュラウド  2023-08-12 22:37:49 


>ラギー

あー…手伝ってほしいと言っても少し料理を教えてほしいって位なんで機械とかアニメの知識無くても大丈夫だよ。
(何か利益が欲しいのか妙に物分かりのいい返事に駄菓子ぐらいしか報酬はあげられないと一言告げつつ助かると礼を伝えて。今回は衝突しかけたから詫びを請求したが驚いたくらいで相手に何かしてもらおうというのは考えない。そう主張した後頼み事の内容を目を伏せながら告げて)

>ノア

なるはやでお願いします…
(よほどお泊まりが出来るのが嬉しいのか顔を輝かせる司書に陰気臭い所に泊まって喜ぶなんて物好きだと考えつつ大人しく戻って来るのを待った。幸い他の生徒や教師が来ることは無くホッとしつつも外は落ち着かず青白い光を放つ炎の髪を片手で握りしめながら目を閉じていて)

(/お気遣いありがとうございます。暑い日が続きますが体調は大丈夫です!)

>レオナ

た、炭酸飲料を買っただけだから食べ物は無いよ…確認するならどうぞ
(逃げ道を塞がれ完全に諦めたようにため息をついた。ただでさえ弟や仲のいい相手以外と話すのが苦手なのに距離を詰められては恐怖しかない。そう考えつつ視線を逸らし大人しく袋の中身を見せて)


  • No.864 by レオナ・キングスカラー  2023-08-14 03:09:33 ID:9e7788d15

>>861 ノア

自分の言った言葉に責任を保つんだな、言葉の重みはよぉくご存知だろ?司書様。

(言いづらそうに口ごもった声。自分の掴んだ手が、戸惑いを示すようにピクリと動いたのを無視して構わずその手を引いた。困惑を示す相手だが、ちゃんと自分にはついて来るらしい。反対に引っ張られない手に、そのまま自分より幾分も小さな相手の歩幅に合わせるように進む距離を調整する。その時、向かいから来た人とぶつかりそうになった。想定よりも行き交う人が多いらしい。手を引っ張っていて正解だったな。とノアをチラリと見やれば、彼女の顔にはやはり不満そうな色がのっている。心配しないように優しい言葉を――御伽の国の王子様ならするのだろうが、生憎第二王子の自分にはそのような慈悲もなく。意地の悪い言葉を並べれていれば、やがてお目当ての看板が見えてきた。洒落た単語が並べられた店名。店先には煌びやかな洋装をまとったマネキンが並べられている。端的に言えば服屋だ)

>>862 ラギー

それじゃ俺くらいしか読めねぇだろ。――ああ?自主性があって何よりじゃねぇか。

(子犬のようにキャンキャンと吠えているラギーの言葉を右から左へとハイハイと聞き流す。どうやら清書という概念すら存在しないらしい、踊っている文字に嘆く教師達の顔を見た。まぁ、自分は読めるのでどうでもいいが。ご不満そうなハイエナとは対称的に「げー!出た!」「ラギー先輩金にがめついからな」と嘆く声が聞こえてくる。別に自分はラギー以外にメモしろとは言っていない。強いて言うならば、母親かと言いたくなるようなハイエナの日頃の行いではなかろうか。立派な息子になって良かったな。とまた噛みつかれそうなことを述べたあと、再び周りからゲーッ!?と非難の声があがる。ラギーがここで一儲けしよう、自分及びこの部活内で害がなければそれでいい。その辺は鼻が利く相手に言う必要もないかもしれないが。一応。と、懐から金貨を取り出しピンッと指で跳ねた。弧を描いた金貨は再び自分の手元に戻ってくる。これが熱砂の王子様の宝物庫には山程あるらしい。廊下で一方的に喋りかけてきたソイツが無理矢理握らせてきた金貨を、再び宙へと弾かせた)

どうでもいいが、外部にだけは漏らすんじゃねぇぞ。


>>863 イデア

クソ不味いエナジードリンクか。そんなもんばっか飲んでるからモヤシなんだよ。

(相手が紙袋をこちらに向けるように、傾けてくる。まるで絵面がカツアゲそのものだが、それで痛むようなデリケートな良心は持ち合わせていない。こちらに近づけば、ヒエと震える相手の体を無遠慮に突っつけば、予想以上に体が薄い。パーカーにぽすんと刺さった指に、思わず顔を歪ませた。何せマジフト部を筆頭に、自分の寮生はガタイが良い。余計にヒョロく見えるのだろう。味も不味けりゃ臭いも人間の手で作りましたと言わんばかりのケミカルな臭い。思い出すだけで口の中が不味くなる――と、口をひん曲げたところで、相手の部屋に転がったこの缶と一緒に置いてあったパソコンを思い出す。やかましい自分の甥っ子が襲来した際、たまたま相手に勧められとりあえずと買った薄っぺらい端末で遊びだし、勝手にゲームを入れ「おじたん、次遊ぶ時はラスボスを倒そうね!」などとのたまってくれたのだ。一体何日甥と液晶画面を見続けなければならないのか。考えるだけで身震いする。――ということで、自分が寝ている間勝手にレベル上げをさせてくれるように様々なMODを入れたのだ。そして端末はあまりの重労働に音を上げ……――)

そういやこの間テメェが勧めた端末だが、容量が足りねぇ。〇〇ってゲームなんだが、自動的に経験値が入るようにしたら動作が遅ぇ。金払うからテメェの方でレベ上げしてラスボスワンパン出来るくらいにまでしておいてくれよ。

  • No.865 by ノア  2023-08-15 13:28:36 

>all


( / 週1程度の浮上で申し訳ございません・・・台風が近付いておりますのでくれぐれもお気を付けくださいね! )


>ラギー

あら、残念──

( 驚いたように後ろに下がる姿にきょとんとしてから、ふはっと気が抜けたように笑う。あーあ本当に、生徒というものはどうにも可愛らしいのだ・・・たとえ多少なり生意気だったにせよ、それも愛嬌ということにして。引かれた袖に促される様に本を持ち直し立ち上がる。行きよりもまだ体調も安定していることを思えば、やはり魔法慣れというのはある程度必要なのかもしれない──いや慣れたくなんてないけれど。図書館に戻ったなら、とりあえず紅茶と今回分の報酬を渡さなくてはと思考を巡らしながら )

そういえば、マドルはいくら必要でしたか?マンドラゴラ分と、ボーナスと、手当てもしていただいたし・・・ぼったくって構いませんよ


>イデア

ッ、お待たせ、しました!

( もう夕暮れも良い時間だ。駆け込むように向かった部屋の先で「女性が云々」「仮にも司書が云々」と散々言われたものの「お泊まり会したことないし・・・」と珍しくしおらしくゴネてみた・・・しおらしい女性はゴネないのかもしれないが──一泊だけなら、と許可を得た後は簡単で、図書館を経由し荷物を手に取って、鍵を閉めて・・・そのまま冥界の寮長の元へと走り戻る。そうして声をかけた数秒後、ハッとした顔をしたなら )

宿泊費とか、菓子折りとか、なにかご用意すべきでしたか・・・?

( / 良かったです・・・!ご無理はなさらずにお過ごしくださいね! /蹴 )


>レオナ

──キングスカラーさん?

( 取られた手は離されることはなく、人混みとまではいかないがある程度の人の波のある中を進むその影を追う。優しい言葉なんてきっと一生お互いには似合わないのだから吐かれた生意気な言葉が丁度いい、とは思うが片眉を持ち上げることで言外に不満ではあることを示しつつ行く先を見据えるように目線を上げ。キラキラした世界だ、明るい外の世界は空が広いし、建物も色とりどりだし、何より音が沢山ある・・・横目に見上げた緑色の目にも青空が僅かに反射していて美術作品のようだと思った、口を開けば生意気だが。飲食店や雑貨店から少しずつ店並みは変化して、あたりが服飾店に染まり出した頃・・・ようやく行き先を理解した己は意図をつかみかねて口を開く、ファミリーネームを呼んだのは戸惑いが先に出たせい )

  • No.866 by レオナ・キングスカラー  2023-08-16 18:30:13 ID:9e7788d15

>>865 ノア

オヒメサマなんだろ?なら相応の格好をしねぇとな。

(彼女の鈴のような声が耳を揺らした。キミと呼称することが大半の相手が、ファミリーネームを困惑の色を乗せて呼ぶ様は大変愉快だ。クツクツと喉を鳴らすものの、振り返るまではしない。なんか色々騒ぎそうなので。そもそも、自分のことをただの生徒ではなく、“王子様”だなんて言ったのは目の前の女性本人。自分が先程述べた通り、言葉の重みというヤツをこれから彼女はその身をもって知るだろう。戸惑う彼女をよそに、一切緩めぬ歩調で目当ての服屋の前に立てば遠慮なくドアノブに手を掛けようとした)

>>ALL
(/季節柄、体調にも気象にもお気をつけてマイペースでお過ごしください~!)

  • No.867 by ノア  2023-08-16 19:47:20 



>レオナ

( 獣人族よりも悪いとはいえ耳は確かに楽しげな笑い声を拾う。なんだ、年相応に笑えるじゃない・・・なんて大人ぶった司書が言うより先にそれはもう──その辺の女性なら喜んで頬を染めるであろう言葉に顔を青くする。例えばの話、想い人が居てその相手と背格好が似ているから合わせて見せろだとか、あるいは女性の服を買いに行きたいが独りでは意見も聞けないから付き合えだとか、そういう話ならまだ分かる。が。明らかに、買いに来たのは司書の服。慣れた様にくぐった扉の向こうで頭を下げる店員の様子からするに、少なからず・・・こう、適当は許さないというオーラを覚えてたじろいだなら生徒の背後へ。煌びやかな内装も、もちろんその場に並んだ服もどれもこれも美しいが・・・確かに、この正真正銘の王子様の横に並ぶ者ならば必要かもしれないが!司書はその立場に無いと思うのだが!逃げ出すのは流石に礼儀がないと分かっていて、ぎゅぅと取られたままの手に力を込め )

──キミ、司書が黙ってついてくると分かっていてエスコートなんてものを買って出たね?


( / 本体様もお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか・・・?浮上頻度がまちまちなトピ主で恐縮ですが、引き続きよろしくお願いいたしますー!ご自愛くださいね! / 蹴推奨 )

  • No.868 by レオナ・キングスカラー  2023-08-16 20:26:30 ID:9e7788d15

>>867 ノア

おいおい、それじゃあまるで俺が企んでいたようじゃねぇか。お優しい俺は親切心で買って出てやったんだぜ。

(――金属が手に触れる前に扉がスッと開かれ、中から愛想の良い店員が顔を出した。流石王族の自分でも知っている店だ。客商売というだけあってある程度の人の顔は覚えているらしい。強く手を握られ、振り返ると案の定青ざめる司書の顔に本当に幽閉された姫様のような無防備なヤツだと呆れすら通り越して笑えてくる。パフォーマンスですと言わんばかりにやれやれ。と首をすくめて、相手を見下げた。それ相応の待遇を約束してもらったのだから、ある程度相手のお願いくらいは聞いてやるつもりだったが、天才司令塔と名高い自分がそんなお綺麗な感情のみなわけもないのはわかりきっているだろう。相手の懐疑的な顔を映したグリーンの瞳が細められる。その口元は確かにつり上がっていて。後ろに引っ込んだ相手を丁度強く握られたのを利用して自分の隣に引っ張り出す。要件を聞く為に自分の横に張り付いている店員にいつものダルそうな話し方じゃなく、珍しく朗らかに無情にも注文を飛ばした)

この女性に似合いそうな服を一式、何通りか持ってきてくれ。

(/おかげさまで元気にしております。ご心配ありがとうございます。主様もマイペースで大丈夫ですので、お気になさらず!)

  • No.869 by ノア  2023-08-16 21:06:00 


>レオナ

──キミ、!?

( 親切心だなんて身の毛もよだつようなものがあってたまるか!と言うより先に、店員が放った言葉で察する。少なくとも王子様が顔見知りで、あまり大声で喚くような場所ではないということを・・・分かっている、あの鴉に呑ませた条件があるから施しを与えてくれていることは。ただ、それは鴉からの対価であって司書は何も渡せないのだから、少しばかり肩身が狭い。こちらを見下ろしたエメラルドが幼子が玩具を優しい目で見る時のような──いや楽しんでいる気がする、口元が今日一番の弧を描いているもの。突然引かれた手に生徒の前に踊り出たならば、聞こえた声の柔らかさにゾッとした。早々に服選びに動き出した店員から注がれる、容姿や体格を見る視線に耐えきれず・・・縋るものもない己は、己をこの場に押し出した手を両手で掴んで小さく震えるほかないのだけれど )

──司書にどれだけ素敵な服を着せたところで、泥人形にドレスを着せるようなものだと分かっているでしょう!?

  • No.870 by ラギー・ブッチ  2023-08-16 21:11:47 



( / 私情でバタバタしていましてお返事が遅くなってしまい申し訳ないです!皆様お暑いのでお気をつけを!)


>>863 イデア

ほー…イデアさんが料理、ッスか。でもオレ、一般的な家庭料理しか知りませんよ?

( 工学の類じゃないと聞きホッとしたのも束の間。良いとこのお坊ちゃん───というかエナドリとカップ麺こそ至高!とか思っていそうな相手から『料理』なんて、家庭的なワードが飛び出してくればそれはもう意外そうに、丸めた目で見上げて。しかも言葉のニュアンスから察するにただレシピを欲しているのではなく、調理の仕方を教えろということだろうか。歩いているうちに、ミステリーショップの前までやって来たことに気がつき。失礼ながら彼の寮に食材が完備されてるとは想像出来ない、丁度いいやと思い足を止めれば。 )

場所は食堂の厨房を借りるとして…、必要な材料とかあればここで調達していっちゃいましょう!


>>864 レオナ

お生憎さま。どこぞの第二王子様のお世話で手一杯なんで、他の奴の面倒なんかみてる時間ないッス。

( 黙って聞いていればやれ守銭奴やら何やら…商魂逞しいハイエナを一度矯正した方が良いんじゃないか、と打診する声もあがる始末。多勢に無勢の劣勢でもよく回る舌を活かし、言い返していた最中、涼やかな声が鼓膜を揺らし。どちらの軍にも与することなく、下っ端達の小競り合いを見物している王様、1人対岸の火事といった様子だがオカン扱いしてくる彼にも生意気を保ったまま、牙を食い込ませるように毒を一つプレゼント。自分以外にも記録している者がいるならわざわざ金を払って情報を買い取る者はいないだろう──ったく、と悪態を吐きつつノートをパタンと閉じて。これ見よがしに宙を舞うコインに手癖の悪さがうずくも、それからはあの陽気な大富豪クンの匂いがする。加えて普段、財布の中にお札しか入っていないようなヒトが硬貨を持ち歩いている物珍しさもあり。セレスタイトを思わせるタレ目をパチパチと不思議そうに瞬かせながら。 )

どーしたんスかそれ。王子と大富豪サマの取引にしちゃあ随分カワイイ額ッスね。


>>865 ノア

それじゃあアンタを含めた全財産が欲しい────って言いますけど?

( こちらとしては利点しかない甘言。しかし自ら軽々にいくら大金を叩いても惜しくない、と言外で公言してみせた雇い主に対して少しばかり呆れたように、冷めた目を細める。彼女が幾星霜かけて蓄え続けてきた知識の山、家財道具、食料、金。臓器は質屋へ、金そのものじゃないにせよどれも最終的にはマドルに姿を変えるのだから大差無い───とそこまで思い浮かんで。思い、浮かんでしまって、最後にいいの?と困ったように曖昧に表情を溶かしてみせて。彼女から返事を聞く前に冗談だと言うように隻腕を軽く振ってみせれば、少し先にある図書館を見つめながら先ほどまでの冷たさはどこへやら、満面の笑みで答え。 )

多く貰えるに越したことはないけど…時間と労力に見合った金額ならそれで十分。


  • No.871 by ノア  2023-08-16 22:02:28 


>ラギー

──あは。未来明るきキミみたいな無垢な生徒の手を赤く染めるワケにはいかないから、今は駄目だね

( お金はあったに越したことはない、この世界で生きるならば。心身ともに健康がいい、この世界で生きるならば。知識は多い方がいい、この世界で生き残りたいならば。冷めた目が、穏やかな曇り空に戻る様相は雨の一歩手前のようだった。少しだけ引き摺るようにして歩く廊下はいつになくひんやりとしているようで、そんな空気に不釣り合いな明るい声と共に先を見やる。さてあの図書館には残念なことにマドルしかない。渡せるものが少ないというのは時に不甲斐ないものだとやんわり表情を溶かしながら生徒を見上げ )

それじゃあ今はマドルで我慢してくれるかな、あとマドレーヌがあるよ


( / 本体様も体調などお変わりなくお過ごしでしょうか・・・ご無理はなさらず、浮上率まちまちなトピ主で恐れ入りますがどうぞよろしくお願いいたします / 蹴 )

  • No.872 by レオナ・キングスカラー  2023-08-17 07:42:25 ID:9e7788d15

>>869 ノア

泥人形かどうかは、俺が決める。

(どこから出てきたのやら。慌ただしく店員達が店から出てくる。まぁ、第二王子とは言え、王族が言うのだからそりゃそうか。そもそも大体ハイエナにパシ……使ってこの街自体下りてくることの少ない自分が、わざわざここに足を伸ばしたのだ。目の前の司書がおっかなびっくり自分の手に縋るような状態になっても仕方のないことだろう。――にしても、この状況の根源である自分の手を掴んで離さないのだから、本当に箱庭出身なのだな。柔い両手に包まれた手は、グローブ越しでもじんわりと体温が移ってゆく。それにまた楽しげに笑みを浮かべたまま。どうこう言おうがもう注文してしまったのだ。女も男も度胸だろう。非難の言葉を飛ばしてくる相手に、王族らしい言葉を言い放ち反論は聞かぬとばかりに瞬きのない真っ直ぐな目で見下げた)


>>870 ラギー

随分と謙虚なこった。

(ふん。と唇を尖らせて噛み付いてくるハイエナを、“はん”と鼻で笑う。自分の傍にいるという立場と、顔を出す機会の差から、どうしても頼りにされがちな相手の姿を見ている自分としては、十分母親としては立派ではないか。とからかってやりたいのだが、キャンキャン吠え合うつもりもない。周りを見ればすでに何人かは「レオナ先輩すっげ~!」と熱に浮かされて体を動かし始めているヤツも何人か出ている。「お前らグラウンドで軽く走っとけ。走る前にウォーミングアップを忘れんなよ」と声を掛ければ、さっきまでハイエナと吠えあっていたヤツらも「ウッス」と散り始める。キラキラと金色の光を反射させている丸い瞳をこちらに向ける相手に、流石よく鼻が利くな。と唇の端で笑った。手の甲に戻った金貨を摘んで、掲げるように持ち上げた。人差し指と親指で包まれた金貨には、これでもかというほど細かな装飾が施されている。ひと目見て匠の手作りであるとわかるこの精巧な仕上がり。サイズはその辺の金貨とそう大差ないが、ある程度の値は張りそうだ。流石湯水のように金を遣う家は違うぜ。と自分を棚に上げてしげしげと見れば、あ。と言葉を漏らした)

曰く、店の創立記念だかなんだかに作ったメダルらしい。――コレ、純金か。

(/ご心配痛み入ります。本体様もお気をつけてお過ごしください~!)

  • No.873 by ノア  2023-08-17 10:08:38 


>レオナ


( 縋るように掴んだ手は少なくとも藁よりは頼りがいがあるが救いあげてくれるものではない。こちらを見下ろす宝石のような目、は、それはそれは楽しそうだ。離されないのをいいことに、ただ周りからの視線に生徒の後ろに隠れる訳にもいかないまま待つこと数分──ずらりと並べられ、あるいはラックに掛けられた服が揃う。パッと見でも質がいいと分かるもの、見ている分には目の保養・・・着るとしても、と思えどこの王様は反論を許さないだろう。頓着のない己では街に来る前と同じ結末だと分かっていて、掴んだままの手を軽く引く )

──キミの好きにしてくれ、

  • No.874 by レオナ・キングスカラー  2023-08-17 19:03:36 ID:9e7788d15

>>873 ノア

(手をクイと引っ張られたから何かと思えば、相変わらず緊張した面持ちの司書の姿があった。なんだか一回りくらいサイズが小さくなったような気もする。匙を投げた……というべきか。自分に一任した相手に信じられないとばかりに眉を顰めた。何せ自分はファッションにはある程度こだわりが有る方なので余計に理解し難い。店員はあらあらまぁまぁと仲睦まじいですね~とばかりに微笑みを浮かべているのも気に食わない。はぁ。と大きなため息を一つ吐いてから、並べられた服たちを見る。全体的に明るい色味が多いようだったが、それに異論はない。明るいほうが華やかだろう。司書のイメージにはないが。そしてパンツルックも微々たるものだが一応あった。が、今日はオヒメサマとやらになっているらしいので却下とする。「下げろ」ととっとと除外させ、とりあえず一番近い服を手に取った。若い女性というだけあって、膝上のワンピースだ。こういう丈の長さは王宮でも時々論争しているのを嫌でも耳に飛び込んで来る為、大事らしい。ということだけは知っている。そういや年齢は非公開だが、見た目は自分より若く見えるな。と同年代の本物のプリンセス達を思い出しながら、相手の体の前まで持ってきてジッと見つめて「イメージに無ぇな」と言って店員に預ける。それを何度か繰り返し、淡い黄色のノースリーブワンピ―スが選ばれたというわけだった)

――ま、こんなもんだろ。試着してこい。

  • No.875 by ノア  2023-08-17 19:55:15 



>レオナ


( どの洋服も制服の黒とも違う明るく派手すぎない上品なもの、良い素材で出来ているのであろうそれは触れなくともきめ細かさがよく分かるし少なからず一端のクローゼットにしまっていいものではない。分かっていて・・・こちらと洋服を往復する目が、妥協はしていないことが救い。残されたワンピースは青空の下の菜の花のような、それは己にそぐわない程に可憐なもの・・・この世界に来て、黒い色彩と体型を拾わないものばかりを着ていた己には眩しいけれど。ゆっくりと縋るように掴んでいた手を解いて、両手でその服を受け取る。獣人族の女性は強かで、艶っぽい方も多いけれど・・・選ばれたこの服が、そういう色っぽさを過分に含んだものでないことが嬉しかった。ぱっと瞳に喜色の光を散らしたなら、小さく頷いて試着室へと向かい )

  • No.876 by レオナ・キングスカラー  2023-08-18 07:33:33 ID:9e7788d15

>>875 ノア

(嬉しそうに試着室へと向かった背中を見送った後、はぁ。とまたため息をついた。どこに王族に服を選ばせるヤツがいるのだろうか。大したヤツだと皮肉交じりの称賛をあげながら、店員に勧められた椅子に腰掛ける。出された紅茶を啜りながら、店員からの詮索するような質問を次々といなし、“始めてこの街に来るというゴガクユウと街に遊びに来た”という着地点に到達した。友人ではないが同じ学び舎で過ごし、知識量だけは手放しで称賛出来る為、完全に嘘ではない。人は嘘を吐く時、少し真実を混ぜると信憑性が出てくるというものだ。「嗚呼そうだ」とついでに店員に若いヤツに人気の店を聞けば、喜んで場所を教えてくれた。駄賃として並んでいたアクセサリーも買っておいてやろうと、細身のブレスレットを手に取って)

  • No.877 by ノア  2023-08-18 10:17:34 



>レオナ


( するすると腕を通したワンピースは丈感や着心地まで丁度いいものだった。膝より下でふわりと広がる裾も、多少なり華奢なウエストに合わせて絞るようなデザインも、多少ノースリーブから伸びた腕が陽の光を知らない白さであったり・・・緩くとはいえ結っていた髪に少しだけ跡があるのが少しだけ残念でも、手櫛で許されるレベルだ。流石に履いてきた厚底に合わせるのは気が引けて、試着室に合わせて置かれていた踵の低いバレエシューズを借り小さな部屋を出る──首元で揺れる過保護な迷子鈴もまぁ、そういうものだと思えば。店内で慣れたように華奢なアクセサリーへ目を落とす横顔を見て、声をかけるのを躊躇したのは・・・まあ、あまりにもその姿が様になっていて悔しいというのもあるが、もっと退屈な顔をして待っていると思っていたからというのが大きい )

──お待たせしました、いかがでしょうか

  • No.878 by レオナ・キングスカラー  2023-08-18 13:02:05 ID:9e7788d15

>>877 ノア

なかなか似合ってるじゃねぇか。ま、俺が選んだから当然だが

(恐る恐るといった調子の声が後ろから掛かる。振り返れば、おずおずと試着室から顔を覗かせる少女の姿があって。瞬きを一つし、ふ。と柔らかな笑みを浮かべた。フレアスカートがひらりと揺れ、雪のような肌が晒されていた。普段カーディガンなど体のシルエットが隠れる洋装の相手だから余計に華奢に見える。女性らしいと言うのだろう、なかなかどうして様になっている。流石俺が選んだだけはある。と自負しながら、「オヒメサマらしいぜ」と手首を持ち上げ、見ていたブレスレットを繋ぐ。後ろからコバンザメのように群がる店員達が口々に司書を褒めているのをそのままに、服と一緒に置かれた箱の上に乗った靴達を横目で見て。本来ならヒールの高いパンプスなんかが良いのだろうが、どうせ履いた機会などそうないだろう。隣で盛大にすっ転ばれても面倒だ。隣に飛んできた店員に、歩きやすいヤツと注文をつければ、足首にストラップのある接地面積も大きいものを勧められる。適当な返事をしながら、該当する条件のものを手に取り。お客様とってもお似合いですよ!と称賛しまくっている店員をかき分け、「履け」とサンダルを相手の足元に置いた)

  • No.879 by ノア  2023-08-18 14:57:42 



>レオナ


( 馬子にも衣装だと言われるつもりで立ったというのに、満足気に向けられた瞳には少しの濁りも謙遜もなくて逆に参ってしまった。オヒメサマなんて、先の己の発言への意趣返しだと理解していて取られた手に──それはもうご丁寧にエスコートされた記憶が過ぎるもので居た堪れない。繊細な、けして派手では無いけれど明らかに良い物だと分かるアクセサリーが手首に回されて、流石に動揺したように目が泳ぐ。勿体無いと言っても、この御人は「任せると言っただろう」と一蹴しそうだ。どうしたものかと思案するより先に、口々に飛ばされる褒め言葉に身を小さくしていたが・・・足元に置かれた靴を見て、言葉を飲み込んだまま足先を伸ばす。来た時よりも目線は幾らか低くとも、ああこれは──己のことを思って選ばれた品達なのだと嫌でも実感してしまって困る。赤くなった顔を隠すように両手で覆って、指の隙間から喜色と困惑と、少しの悔しさを滲ませた目を覗かせながらエメラルドを睨み )

──キャパオーバー気味なのだけれど、オウジサマ

  • No.880 by レオナ・キングスカラー  2023-08-19 00:37:37 ID:9e7788d15

>>879 ノア

(選んだブレスレットは、ゴールドの細いチェーンとバングルが2連っぽくなっており、小さいがダイヤモンドが一粒飾られたシンプルなデザインだ。折れそうなほど細い手首に巻かれると、華奢なものを選んで良かったな。と自分で自分の手腕に感心する。その手がサンダルのストラップに伸び、血管が透けるような薄い皮膚の足が通される。すんなりと履いた相手に、少々肩透かしを食らう。も、仔猫の牙をすっかりと抜いてしまったらしい。と、血の巡りが大変良い相手の顔を見て察して、ククと喉を鳴らした。その表情は当然世間一般的に見る王子様らしい見守るような生ぬるいものではない。口ではオヒメサマだのなんだの言ってはいるが、完全に羞恥心的な意味でサンドバックにしている)

オヒメサマにはガラスの靴が必要だろ。

  • No.881 by ノア  2023-08-19 03:09:41 



>レオナ

──あは。キミは片一方だけのガラスの靴で人探しなんて非効率的なこと、しないでしょう?オウジサマ

( 足首を縛るように回したサンダルのストラップ、手首に揺れるのは上質過ぎる装飾品、脚に擦れるワンピースの裾、隠すものがなく落ち着かない腕・・・と指の隙間から見える意地が悪い歪んだ緑は気に食わない。己の頬を両手で一度ぱちんと叩いたならいつも通りに小生意気な光を瞳に宿し戻して、目の前の正真正銘肩書きオウジサマに片手を伸ばす。ナチュラルに取られたものだから忘れかけていたが、己の財布はこの生徒が鞄ごと持っているわけで支払うにしたって・・・生憎と図書館から一歩も出ない身故にお金はある方なので構わないが財布が無ければそもそも困る。ガラスの靴を与えてくれる魔法使いには会えないし、眠って知らない王子様に求婚されるなんてもってのほか、知らない人に与えられた林檎を食べる気もない・・・塔から連れ出してくれた血統書付きの王子様は存在したが。オヒメサマなんてはなからガラじゃないのだ。じんじんと痛む頬のお陰で顔の赤さを誤魔化して、引き結んだ唇もいつも通り大人ぶってみせる )

でも、ありがとう。それはもう可愛い可愛い生徒が、その時間を己のために使ってくれた事が嬉しいよ

  • No.882 by レオナ・キングスカラー  2023-08-20 02:59:57 ID:9e7788d15

>>881 ノア

これから落とすんだろ、ガラスの靴。

(乾いた音が聞こえ、ギョッと目を見開く。眼下にいる司書が突然自分の頬をひっぱたいたものだから、訝しげに眉を顰めた。なんという脳筋的な調子の取り戻し方だ。と、呆れてジト目で見下ろす。案の定周りの店員もポカンとしている。これだからお転婆なオヒメサマは……とカバンに伸ばされた手をカバンを肩に掛け直すことでヒョイと避けた。少なくとも自分に女性に金を出させる趣味はない。煌びやかなサンダルをまとった細い脚から、頬を赤く染めた彼女へと視線を上げる。自分ならきっと似顔絵でも書いて報奨金をつけてまるで指名手配かのように探すだろうと思う。そもそも、王子様がガラスの靴を用意する側ではなく。かと言って善良な魔法使いなど寒気がする。第二王子など、何者にもなれない。彼女の問いかけには答えず、ただ口元に笑みを浮かべたまま返事はしなかった。その代わりにからかいの言葉を投げる。ふふと口元に笑みを浮かべる相手に、気だるそうに瞼を下げた。どこの世界にこんな憎まれ口を叩く王子様がいるのかと、バッサリと切り捨てひらりと彼女のカバンを持ったまま、レジへと向かった)

俺の横をセンスの無ぇ格好で歩かれるのは御免だ。

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