( ー…広い館の中に響くのは、外から僅かに聞こえる鳥のさえずりと、軋む床板の音。 一階の奥にある書庫の真ん中、置かれたテーブルの上には、豪華な赤いドレスを身に纏った60cmほどの人形が一体。 栗色の髪はふんわりと巻かれ、ドレスと同色のヘッドドレスを着けているが、どれも埃を被り、静かな部屋の中で、ただただ青色の瞳を扉に向けていた。)