あの恋を、もう一度。

別にいいけど、なんて呼んだらいい？
(グイグイ来られて悪い気はしない。スマホ見ながら聞く。)

ほんと、?!やった、ありがと！えっと...陽葵でも、なんでもいいかな、？

わかった、陽葵。これでいい？
あと連絡先教えて
(スマホを蒼井の方に向けて。)

へぇ、?!急に連絡先とか...名前呼びとか...心臓がもたないって....
(と耳を真っ赤にさせてその場にしゃがんでしまう)

なんで？別に良くない？
いい名前じゃん。
(本当に分からないようで、首を傾げる)

良い、と思うけど...ほんとに心臓がもたないの、！
ぁ、名前...ありがと、...
(と上目遣いで)

なにそれ、可愛いところあるんだね。
お礼言われることじゃないよ
(上目遣いされて、顔を背けて。)

ほんと、琉聖君って前から優しいね、！
(はい！と連絡先を交換するため、スマホを向ける)

前からって何？俺のこと知ってんの？
てかクラスどこ？俺は2組だけど。
(照れくさそうに笑って。連絡先を確認してクラスを聞く)

えっと、覚えて無いかもだけど...さっきも言ってた通り、小学校一緒で...なぜかその時の記憶はっきり覚えちゃってるんだ、！
私は...一組だったな、！
(と少ししゅん、とした表情を見せる)

そうなんだ、覚えてないや。
たまに会いに行くから、じゃあね
(キッパリと言ったあと、2組の方へ歩いていく。)
(周りの女子が蒼井を、なにあれって感じで遠くから見ている)

まぁ、そう...だよね、
えっ...?!うん、！じゃあね！
(周りの目線に、ぺこぺこ、と頭を下げて一組に行く)

(月島はさっきの連絡先を登録している。)

あのさぁー、あんまり琉聖くんに関わらないでくんない？
(さっき見ていた女子たちが、蒼井を囲んで)

へぇ、?!い、嫌です、！私だって、琉聖君と関わりたいので、
(ふん、として)

なんで？釣り合ってないよ
(くすくすと笑って)

そ、そうやって裏で陰口言ってる方が釣り合わないです、！
(押されている)

そんなことないし、アンタみたいなの相手にするわけないでしょ
(蒼井の言い分に少しムッとして、)
何してんの、喧嘩？
(騒ぎをききつけて、1組までくる。
蒼井の隣に立って聞いて)

そ、それは、お、お互い様だと思います、！
ぁ、琉聖君...
(と月島を見る)

あ、琉聖くん！ちょっとお話してただけなの！
(さっきとは声を変えて、擦り寄ってくる)
あっそ、いじめられてたの？
(女子たちには面倒そうにして、蒼井の方を見る)

ち、近づかないで下さい、、！
(月島の前に立つ)