用心棒の小娘 2024-10-05 18:32:43 |
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ご確認いただきありがとうございました!
こちらこそ、情や信頼というよりはあくまでもなけなしの忠誠のようなものしか持ちえない娘ではございますが構っていただけましたら幸いです…!
そして展開のご提案も誠にありがとうございます。個人的にご提案いただいた「逃走した孤児の追跡」が初手から不穏で素敵だ…と感じまして、絡み文に組み込ませていただきます!
導入部分を多く含むため、多少ロル回しが長くなってしまいましたが、お返事は長さを問いませんのでご負担のないようにお相手いただけますと幸いでございます…引き続きよろしくお願いいたします!
(投稿者名は次回から小娘の名前で失礼いたします!)
※
(砂っぽい地面を赤く染める街灯替わりの提灯を頼りにして薄暗い路地裏を目指す。時折怒声や悲鳴や嬌声や呂律の回っていない笑い声が響く仮にもメインストリートを抜けて、一本右へ曲がればそこは比較的静かなものだった。早足とはいえ足音は響かせずに向かうは路地裏の最下層、一つの扉の前で足を止めて自分の身体を軽く確認する。大きな怪我は負っていないし、武器もその場にあったものを使ってきた、盗まれた金品も狂いなく持ち帰ってきた。強いて不要なものを挙げれば、手首に縋るように絡みついてきた手の痕くらいなもので、乾いた血の手形の下には軽く鬱血痕が残っているのだろう。武器で留めを刺すと返り血が気になるからと、最期は指先で細い首を握った結果…これくらいの抵抗は仕方ない。扉に手をかけた一瞬、最後に目にした絶望しきったような元仲間の顔が脳裏に浮かんで…静かな場所で泣き叫んでも誰も助けに来ないのに、と思ったところで、これだけ人の気配のある路地裏でも叫んでも誰も助けてくれないか、と嘲笑うように深呼吸を一つ。今度こそ扉を開けて中へ踏み込み、嗅ぎなれた香草の匂いを身に纏うように奥へ奥へと歩を進めながら、飼い主の姿を探し)
──ただいま戻りました。遅くなってしまって、ごめんなさい
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