『蚕繭』 2024-08-25 20:21:07 |
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(/お日にち空いてしまいすみません~!!
少しだけ多忙が続いていまして、めちゃくちゃ申し訳ないのですが少しの間此方での本体会話省略させていただければと……。本当にここでの会話も楽しみにしてたので悔しすぎて涙涙です……。)
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(あまりにも雑なセキュリティは某ホームセキュリティを付けていたとしても不安なもので。逆にこんな豪邸は狙わないのか?日本は思ったよりも治安がいい?いや、それでもこの男はなぜ平気な顔していられるのだろうか謎は深まるだけで。車一台通れるぐらいには広いだろう廊下の先。好きにキッチンを使っていいと言われても使う用事がないのだが、という突っ込みはするだけ無駄だろう。使われた形跡もない綺麗なキッチンは誰を待っているのだろうか。男の後をついて行けば部屋の隅を指さされて。「まじ?」と聞き返したものの返事は返ってこずに。一目見ただけでも誰もが知ってるブランドの紙袋やら箱が雑多に積まれている山は流石に全部持ち帰れと言われたら遠慮を覚えてしまうほどの量。しかし、遠慮は一瞬だけですぐに物色を。ざっと見たところメイク用品や服はないらしい。取り敢えずオレンジが特徴的な大きいショッパーにあれやこれやを3、4個、パンパンにならない程度に入れてみては。中は確認していないがきっと価値のあるものだらけだろう。満足気にそれらを眺めていたらいつの間にか男の姿は消えていて。家主が居ても居なくても勝手にするのが常だが、なんとなく好奇心が動いてしまい男を探すついで豪邸の中をうろうろ探索することに。持っていた荷物をその辺に置き去りに。奥へ続く廊下は本やら紙やらでぐちゃぐちゃに散乱しており、ここを真っ直ぐに歩くのは不可能だと誰もが口を揃えて言うだろう。そんな廊下を恐る恐る歩いていたら聞こえる男の独り言と物音。どうやら近くの部屋にいるらしい、と開いた扉の部屋を覗き込むと足場の踏み場もないほど散らかった床が真っ先に目に入ってきて。男が生産しては捨てている紙を男の傍らにしゃがみ込んでは一枚拾い。しかし何を描いているのかすらさっぱり分からず。「なにこれ。」と無意識に呟いた言葉と共に手にした紙を床へと落とし、また新たに生産された紙を拾い上げては首を傾げる始末。この家は玄関もリビングもキッチンもどの部屋も何もかも、今まで見た家の中では1番と言っていいほど広く綺麗で豪華、そしてとっ散らかっている印象しかない。)
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