東 2024-07-20 01:24:27 |
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そりゃそっか。いこいこー!
(ぶっちゃけまだいくらでも笑えそうな気はしてるけど、やっと一応は笑いが収まってきた。笑いすぎて涙ぐんだ目尻を指で拭っていたら、真横を車が横切っていく。私は気にも留めずにいたけど、水飛沫から庇うような平のさり気ない仕草に胸がキュンってした。2人してこんな意味わかんないことやってても、会う度に好きになってる気がする……。思いっきり笑った直後でテンション上がってるのもあるけど、こっそり平にときめいたのを隠すように明るく答えて早速地区センターに向かって走り出した。)
──平、この後どーすんの?
(すぐ傍にある地区センターにはあっさり到着した。改めて、なんで私はあんなとこで話し込んでたんだ。ひとまずロビーに向かいながら、平をチラッと見る。さすがに2人とも濡れすぎて、この状態で自習室使うのは迷惑だろう。バスタオルとか持ってないし、今座ったら確実に椅子がビショ濡れになる。そもそも出遅れたし、席空いてるのかな。そんなことを考えて歩きながら、傘を受け取ろうと平に手を伸ばす。傘直して簡単に体拭いたら、そのまま帰るって流れが自然かな。ちょっと寂しい気もするけど、今の私髪も服もメイクもやばいことになってるだろうし……え、待って無理、私好きな人にそんなやばい姿晒してたん。いや無理。控えめに言って無理。ありえん。そっこートイレに逃げ込みたい。状況が落ち着いて冷静になってきたら、恥ずかしさと焦りでソワソワしてきてしまった。)
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