伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
|
通報 |
(業務の言葉にプルタブにかけていた指を止め、大和川警視の机に寄って置かれた資料を見る。女性のみ狙う怪異──自分たちだけでどう接触するのだろうと思った直後に聞こえた貴方の言葉に「女装!?」とギョッとして勢いよく顔を向ける。殲滅のためならそこまでする必要が……?と、口にはしないもののしっかり物語っている目で動揺を露にして。大和川警視が同行するらしいことに安堵の息を吐こうとして、飲み込む。囮の方が危ないのに、安堵できるわけがない。だが、女性を狙う怪異が相手ともなると鈴音の悪神のように自分の体質が効くかどうかわからず、同行に否を唱えられるはずもない。上司であり先輩にする顔ではないが、微笑む彼女を心配そうに見つめると貴方に視線を返し。「もちろん、行きます」どこか試すような瞳に、貴方が行くのに自分が行かない道理はない、と考えていることがありありと見て取れる真剣な表情で答える。「大和川警視、今回は宜しくお願いします」と大和川警視に告げ、それから手斧をじっと見て。怪異の姿形はわからないが、手斧は防御には不向きかもしれない……と考えたのち、躊躇いがちに口を開いて「囮となると…”きょうこつ”をつけて護衛をしてもらうのが良いでしょうか。結界の方がより安全だと思いますが、あまり堅牢にすると大和川警視に手を出せないと判断して逃げられるやもしれません」と思ったことを口にして。自分が援護や補佐向きである以上、バディである貴方がより殲滅しやすいようにどう動こうかと思考を巡らすように目を伏せ、顎に手をやり)
(/大丈夫です!二件目やったー!大和川警視が手斧持つのかっこいいですね…!)
| トピック検索 |