伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
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(「いや…構わないよ。生贄が巫女だけだった、とは面白い考察だね。」すっかり意識が戻って来たらしい大和川は普段通りの穏やかかつ明朗な笑みを浮かべ、貴方の言葉にうんうん、と相槌を打つ。しかし─だがね、と前置きした後、「その怪異が何故殺人をするに至ったのか、その背景は私達が知り得るものではないんだよ。私達はただ、怪異を調査し─場合によっては殲滅するだけさ。なぜなら─私達は、「怪異犯罪対策課」なのだから。…そうだろう?伏見。」何処までも穏やかな声で、刃の手入れが終わったらしい伏見を見つめつつ、そう問い掛けた。急に話を振られた伏見は目に見えて面倒臭そうな所作で顔をひょいと上げ、貴方と大和川を見据えると─「…ええ、まあ。無駄に知りすぎると、仕事に支障が出ますからねえ。」と、相変わらず何処か間延びしたような、気の無い返事を手短に返す。大和川はそんな伏見の解答に納得したのか、それとも呆れているだけなのか─軽く頷いただけで、再び貴方に真っ直ぐ向き直った─後、貴方の問い掛けに目を丸くしながら「…おや、すまない。一番大事なことを忘れていたね。君のデスクは…伏見の正面、で良いかな。…まあ、兎にも角にも…無事で何より。うちは万年人手不足だからね。」と冗談混じりに笑いながら、伏見の正面にある無人のデスクを指差し)
(どれもとても素晴らしい解釈だと思います…!)
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