伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
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(/了解です!武器の扱いや大狼の立ち回りに関して気に入っていただけたようで良かったです。それから先走ってしまって申し訳ないです、ご案内ありがとうございます!是非羽賀様に御指導をお願いしようと思います!)
(下法、陰陽師の家系、情報屋……耳に馴染みがない単語ばかりだが、幸いにして意味を理解することはできる。あくまでなんとなくだが。──羽賀、という人物の紹介を聞き漏らさぬようしっかりと大和川警視を見つめると、彼女の言葉に頷きを返して。怪異への対抗手段をぞんざいに扱う気は元よりないが、陰陽師の家系だという人物が書き、術を込めたと聞くとより一層貴重な物のように思えて。無くさないように何か札用の入れ物でも用意するべきか──そう思案する耳に届く、貴方の声。「使い方……」勿論わかっているはずもなく、笑みを浮かべる貴方の言葉通り羽賀という人物に聞こうと心に決め、そうしようと思います、と力強く頷いて。貴方の視線を辿って自分も扉を見やれば、不気味さを煽る扉の音と共に突然現れた手にぱちりと瞬きを一つ。手のみで現れない姿に困惑気味に座る貴方と扉を交互に見つめる。聞き間違いでなければ、声の主──羽賀さんは事件と口にしていた。何かあっただろうか、自分はどうすればいいか……浮かぶ疑問は貴方の様子に一先ず喉で止まる。先輩であり相棒である貴方が変わらぬ調子でいるのに、自分一人が逸り先走るわけにはいかない。配属されたばかりなのだから尚更だ、まずは彼のやり方に歩調を合わせる必要があるだろう。それに自分にしてほしいことがあるならば、先程日本刀を振るった時のように言葉足らずであってもちゃんと口頭で伝えてくれる筈だ、と、根拠は無いがそう思う。言葉通りに面倒くさそうにする貴方から扉へと再び顔を向け──いつの間にやら室内にいたその人が自分に向けて近付いてくることに気付いて向き直り。「初めまして、俺は今日から此処に配属されることとなった大狼暁久です──」まずは挨拶をと軽く頭を下げ、眼鏡にかかった前髪を払って所作で乱れた身なりを整えて)
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