伏見静 2024-05-20 07:55:48 |
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(>18は昨日寝る前に書いたロルでしたので、気になる点を修正したバージョンを再掲載しておきますね…!)
(「おや。」貴方の選択した武器が少々意外だったらしく、大和川は目を見開き─小さく声を上げた。その声に釣られるようにして伏見も貴方の選んだ武器へと目線を投げ、「……それですかあ?確かそれ、羽賀さんの書いた護符でしたよねえ?」と大和川へ問い掛ける。彼女は伏見の問い掛けに軽く頷き、「ああ…この前羽賀くんが"情報料代わり"だ、と言って置いて行ったやつだよ。まあ、彼も下法とは言え…陰陽師の家系だからね。この護符も、術自体は確かなものだろう。」貴方には聞き慣れぬが、どうやら大和川と伏見の間では馴染みらしい─羽賀、と言う名を交えて会話していた。─と。どうやら大和川は貴方を置き去りにしていたことに気付いたらしく、はっとしたような表情で貴方を見つめて苦笑いする。「羽賀くんはね、ここ専属の…まあ、情報屋みたいなものだよ。陰陽師の家系か何かで、オカルト系には詳しいんだ。」彼女は先程から話題に上がっている、羽賀と言う人物の簡単な紹介を済ませた後─貴方の選んだ護符を改めて見つめつつ、鷹揚に頷いてみせた。「良いだろう、今日からそれが君の武器だ。…大事にしたまえ。」その後は段ボールの蓋を閉じ、また両手でそれを抱えてはデスクの下辺りに─殆ど押し込むようにして収納する。伏見はそのやり取りを暫し見守っていたが、早々に飽きたらしくデスクに頬杖をつきながら、その黒い瞳を完全に伏せていた。長い睫毛に覆われた瞳は先程よりも暗く、微かに開いた唇からは軽い吐息が漏れていた─ものの、直ぐに貴方の気配を察したのか飛び起きる。そのまま貴方の手に握られている護符へと目線を落とし、「……それの使い方、分かってますかあ?……分からないなら、羽賀さんに聞くと良いですよお…何せ、それを書いたご本人ですからねえ。」両肩を揺らしつつ、自虐的にくつくつと笑ってみせた。伏見がもうすぐ来ると思うんですけどねえ、と間延びした言葉を漏らしながら半開きの扉へと目線を投げたその時、ぎい─と音を立て、扉が軋む。そこからにゅっ、と現れたのは黒い手袋を嵌め、手首には数珠やらパワーストーン、銀色のブレスレットやらが巻き付き、指先にはシルバーリングの光る、明らかに胡散臭い手だった。その手はひらひらと左右に揺れつつ、「はーい、羽賀でーす。今回の事件ねえ、何か面白そうなことになってるみたいだよー。」おそらく外にいる、と思われる声の主─随分若く聞こえる青年の声が響いてきた。伏見は溜息を一つ吐いた後、「……噂をすれば影が差す、というやつですねえ。…面倒くさい」と小さく呟いた。そんな伏見の呟きなど意に介す様子もなく、羽賀は扉からひょっこりと顔を出す。あまり手入れのされていないボサボサの髪、耳に所狭しと空いたピアスホール─その上、にこにこと愛想良く微笑んでいる表情。あからさまに怪しい、と分かる風体をした羽賀は貴方に標的を絞ったらしく、大和川への挨拶もそこそこに貴方の方へと歩み寄り、「んー?見ない顔だね。新人?」と問い掛けて)
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