通りすがりさん 2024-04-08 21:52:58 |
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……なんで俺がお前のまでいれなきゃならん。まったく……
(マグカップを見せられコーヒーまで欲求されるとあからさまなため息をついて、文句を言いつつ相手をみると目付きが悪いせいで睨んでいるようになってしまい。だが奪い取るようにマグカップを手にすると律儀に自分と相手の分にインスタントのコーヒーをいれ、湧きたてのお湯を注ぐと相手に差し出して)
いれさせといて飲めないなんて言うなよ
入れてくれるんですか!ありがとうございます
(サッとマグカップを奪い取られると一瞬はっとするも直ぐに表情は輝き、礼を言って。入れて貰っている間に折角入れて貰ったんだからそのまま飲むべきか、ミルクを入れても良いものかそわそわと動きながら考えて。その内に入れ終わってしまったので今日はこのまま飲もうと開き直り、カップを受け取るとははっ、と笑って立ち去り際に下記を言って)
先輩に入れて貰ったんですもん、無駄にはしませんよ!じゃ、また後で
おい、砂糖とか……慌ただしいやつめ
(自分からいれてくれと言っておいて、いれたらいれたで喜ぶのもまたおかしな話で、相変わらず騒がしいとやれやれと首をふり。お湯を注ぐ間も後ろでそわそわと動くのが分かって落ち着かないでいて、マグカップを差し出せばすぐにデスクに戻ってしまい。やはり呆れたため息をつきつつ自分もデスクに戻れば始業時間となり。コーヒーと共に作業に集中していれば、相手に進捗確認の必要が出てきてデスクへと近づき)
今お前に任せているデータのまとめ、どれくらい進んだか教えてくれるか?慣れない作業で手こずってるなら困る
あぁ、一昨日渡されたものですよね?それなら後30分も有ればまとめ終わります。先輩の教え方解り易いんで、すぐ憶えちゃいましたよ
(デスクに近付いてくるのを見ると、何を言われるのかドキドキしつつも進捗状況を聞かれれば嬉しそうに答えて。言い終わるとにこ、と笑ってコーヒーを啜ろうとするが思いの外熱く、危うく溢しそうになり「あぶねっ」と小声で呟いて)
……順調みたいだな。俺じゃなくお前が優秀なんだろう。前評判通りだ。
(どことなく緊張している背中に声をかけると笑顔がみえて感情が忙しない奴だと内心思いつつ仕事の進み具合を確認し、問題もなく幾度か頷いて。仕事の出来具合を褒めてやるも直後火傷しそうになっているのをみるとため息ついて)
そういう所はもっと気をつけろ。それと、そのコーヒー、砂糖とミルク入れなくても良かったのか?
そんな風に言ってくれるなんて、先輩は優しいですね
(仕事ぶりを褒められ、へらっと笑うと嬉しさを隠し切れない様子でクスクスと笑って。本当に溢してしまっていないか周りを確認するとそっとカップをデスクに置き)
…先輩よく見てますね。…貰ってきます
(砂糖とミルクは良かったのかと聞かれ、自分の心中を見透かされた様な気がして、観念して上記を述べ。ぎこちなく笑みを返せばゆっくりと立ち上がり給湯室に向かおうとし)
あ、ちょっと待……
(表情がコロコロ変わるのをみると見ていて飽きないやつだと思うも、コーヒーが零れていないか確認する様はやはり忙しなくて呆れた顔をして。砂糖とミルクをいれるのはいいがそのまま席を立ってしまい止める間もなく)
……砂糖とミルクをいれるのにコーヒー持っていかないでどうするつもりだ。そそっかしいにも程があるだろ
(仕方なく相手のマグカップを手に取ると給湯室へと追いかけるように入っていき相手にマグカップを差し出し)
あぁ、先輩持って来てくれたですか。ありがとうございます
(砂糖とミルクを手に取り給湯室を出ようとした所でカップを持ってきた其方と鉢合わせし。またにこ、と笑ってカップを受け取れば、また給湯室に戻って砂糖とミルクを入れて)
そそっかしい、ですか。よく言われるんですけど…そんなに落ち着かないですかね?僕
俺からしても十分そそっかしい。さっきだってコーヒー零しそうになってただろ。それに表情もすぐ変わる。……みてて飽きないが
(給湯室前で鉢合わせるとマグカップを手渡し、ミルクと砂糖が混ぜられるのを見届けつつ、質問にはすぐさま肯定して。さらに付け足すも余計なことを言ったと軽く咳払いして)
とにかく、さっきの案件を頼む
(一言だけ残せば自分の席に帰ろうと背を向け)
そう、ですか……気をつけます
(あからさまにショックを受けた表情になり、コーヒーをかき混ぜながら肩を落として。見てて飽きない、と言われた事に対してはまた変なやつだと思われてるんだろうな、位に考えていて)
さっきのデータですね、任せて下さい、ぱぱっと片付けちゃうので!…あ、先輩
(打って変わって頼む、と言われると元気に答え。給湯室から立ち去ろうとする其方の肩に手を伸ばせば、何かをつまんでまたにこりと笑い。少し、してやったりという気持ちで)
肩に糸くず、付いてましたよ
……ん?…!
(ハッキリそそっかしいと伝えると相手はあからさまに落ち込んで、ストレートに物事を言いすぎてしまったかと内心思い。だが事実なのだから仕方がないだろうとそのまま去ろうとすれが声をかけられ振り返り。振り返った先には間近に相手がいて少し驚いて)
俺とした事が…朝着る前にクリーニングしたはずなんだが…この事は人に言うなよ
(スーツに誇りひとつないよう毎朝チェックしているのに見逃しがあったのか、それとも出勤の途中についたのか。いずれにせよこんな隙のある人間だとは周囲に思われるわけにはいかず、口止めしておいて)
そんなに驚きました?これぐらいよくある事ですよ?
(驚いて口止めをしてくる其方に対して、そんなに驚く事があるのかと笑って言い。先輩の仕事ぶりをよく見ていると、こういった事はあまり良く思ってはいないのだろうと察すればすっと真顔になって)
大丈夫ですよ、先輩の株を下げる真似はしませんから。…さぁ、仕事に戻りましょう!
(サッと糸くずをゴミ箱に捨てれば、グッと拳を作って意気込む様に言って給湯室を出て行き)
俺にとっては良くあることじゃないんでな…
(常に服装に乱れがないよう気を使っているので糸くずも許せないのと、他人と近くにいることにも慣れなくて)
……そうか。頼んだぞ。
(急に真顔になって真面目なことをいったと思えば次の瞬間にはやる気に満ちた顔になっていて、やはり見ていて飽きないなと思い。そのまま自分も席に戻って)
……
(そのまま時間が過ぎて昼頃になり、手料理などできないのでいつも通り外へと昼飯を食べに行こうとデスクから立ち上がり)
(すみません、お待たせしました。)
やっぱり先輩はカッコいいなぁ…あ、先輩さっきの書類、完成したのでデスクに置いておきますね。最終確認お願いします
(憧れの眼差しで独り言を言えば、デスクから立ち上がる其方の姿が見えて声をかけ。ふと時計を見ると昼休憩の時間になっていたので、カバンから弁当と小さな包みを取り出して其方に手渡す様に)
あの、これ良かったら食べてください。僕料理が趣味でお菓子も良く作るんです。お口に合うと良いですけど
(中身はチョコレート味と苺味の一口サイズのクッキーで、10個程入っている。普段は多めに作って社員に配っているが、今日用意して来たのはどうやら其方の分だけの様子。こそっと告げる様に言えば、へへ、と笑って)
失敗しまくっちゃってこれだけしか無いので、先輩にだけ。いつものお礼と思って受け取って下さい
あぁ分かった。確認しておく。……これお前が作ったのか?
(外食しに行く前に声をかけられ相手を見ればその手には弁当と包みがあって、包みの方を受け取ってあければ中にはクッキーがあり、商品のような出来栄えに買ってきたのだろうかと思い。しかし自分で作ったと話されると内心驚きつつ相手を見て思わず聞いてしまって)
お礼って……有難く受け取るがさすがに貰いっぱなしはな。何かの形で返させてくれ。
(相手が時折菓子をみんなに配っているのは知っていたが自分だけ、となるとそのまま受け取るだけなのは気が引けて。そもそも普段からお菓子を貰っているのでその分も含めてお返しは必要だと思えば、何かひとつ願いを叶えてやろうと考え)
へへ、すごいでしょう。作ってる最中おいしくてついつい味見しちゃって……あ
(褒められたと思い嬉しくなって、せっかく失敗したと誤魔化したのについ本当の事を言ってしまいしまった、と口元を隠し。誰かに聞かれて無いかと周りをキョロキョロと見回して)
お返し、ですか。じゃぁ……今度一緒に飲みに行きましょう!この前良さそうなお店見つけたんですけど、1人じゃどうも入りづらくて
(お返し、と言われてふと考えるとぽん、と手を打って発言して。会社の近くに新しく出来た居酒屋が前から気になっていたが、1人で入るにはハードルが高そうだなと考えていた所で。どうですか?と首を傾げて其方に問いかけ)
……脇が甘いな。俺以外に聞かれてまずい話でもないだろう。
(先程と違うことを口走ったのを見れば、長いため息をついてやれやれと首を振り。慌てて周囲を見る姿にも相変わらず次々に表情が変わるやつだと思い)
飲みに、か。構わん。今までの分もあわせればちょうどいい。今日でも良いがどうする?
(お返しとして要求されたのは飲みの誘いで、それならば十分対等なものとして成立するだろうと承諾し。善は急げではないが、週末なうえに誘われたのなら早い方がいいだろうと今日の終業後の都合を聞いて)
へへ、またそそっかしい所が出ちゃいましたね
(呆れられてしまったと少ししゅんとして、それでも其方と話ができた事が嬉しいので、大きく気に留めない様子でいて)
今晩、ですか!勿論良いです!じゃあさっさとご飯食べて、仕事片付けちゃいますね!…あ、丁寧に急ぐので安心してくださいね
(また近い内にという事での誘いだったが、まさか今晩に行けることになるとは思っていなかったのでとても驚いて。早速パソコンに向かえば、また話を聞いていないと思われると感じたので誤魔化す様に笑って付け足し)
じゃあ今日の仕事終わりだな。……そうしろ。仕事がきちんと終わらなきゃ飲みにいけないからな。
(早いうちにお返しをするべきだったが今晩の予定が空いているなら丁度いいと今日行くことを決め、慌ただしくデスクに戻る様子にはそそっかしいのか頼りになるのか、どちらも見られるところに呆れつつもエールを送り)
……ちゃんと終わらせたか?
(その後昼からの業務もきっちりこなし、飲みにいくため就業時間内に全ての仕事を終わらせて、終業の合図がなれば軽く自分のデスクを片付けてから帰る準備を済ませると相手の方へと近づいて)
(/めちゃくちゃ遅くなってしまってごめんなさい。すぐお返事できることもあるのですが、数日来れないこともあり、ご覧のようにかなりムラレスでして……それでも大丈夫でしょうか?)
大丈夫ですよぉ、任せて下さい!
(自分も少しは先輩に習ってスマートに行こうと、キリッとして見せて。だがその背中からはウキウキとした雰囲気が隠し切れておらずもう少しで頭の上に音符が見えそうでもある)
…はい。あの…仕事は終わったんですけど…つい5分ほど前に、カバンに付けていたストラップが無くなっているのに気付いて…しゅ、就職祝いに買った、大事なもので…
(さっきまでとは別人の様に肩を落としたその姿は、悲しみに暮れていて。泣きはしないが今にも消えてしまいそうな声で話し、「どこで落としたかも解らないんで、探しようがないんですけど」と言えば長めのため息を付いて立ち上がり)
(/大丈夫ですよー!お待ちしておりました!ご迷惑でなければ今後も顔を出せない日がありましたらこちらで定期的に上げさせて貰ってもよろしいですか?)
ストラップ?…そんなに大事なものなら探すの手伝ってやる。だからそんな悲痛な声だすな。どんな形のやつなんだ?
(飲みにいく約束をしてあれほど喜んでいたのだからてっきり同じように喜んで会社を出るのかと思っていたのに、心底悲しんでいて不可解な顔をして。大切なものを無くしたと知るとこのままでは飲み会にいってもいいものにならないだろうと首をふり、探すための手がかりを聞いてみて)
(/ありがとうございます。あげていただくのは全然構いません。空いた時間に返せるようにしていきますー!)
えぇと…トランプのダイヤの形で、色は黄色…あ、素材はアクリルです…中心辺りにクマの絵と一緒に、英語で「fight」って描かれてて……すみません、折角飲みに行く約束を取り付けてもらったのに…
(ストラップの特徴を聞かれれば答えて。自分が誘ったのにまた失態を犯し約束の時間が遅くなってしまう事を謝罪して)
デスク周りには無かったんで、多分、通勤途中で落としたんだと思います。先輩はもう少しこの辺、探してて貰っても良いですか?どこをひっくり返しても構わないので!僕、エレベーター付近も探して来ますね
(気持ちを奮い立たせると、小走りでエレベーターのある方に向かって行き)
(/了解しました。よろしくお願い致します)
…………大切なものをなくしたまま飲みには行けないだろ。
(落としたストラップはなかなかファンシーなもののようで、口を挟んでしまいそうになるがグッと堪えて。ただ相手の落ち込みようをみれば簡単に諦めろと言えるものでもなく。相手と別れてしばらくの間デスクの下や書類の間、カバンをしまっていた場所などみるが見つけられずにいて)
みつかったか?
(考えうる場所を全て探したが見つける事はできず、相手の様子を見に行こうとエレベーターの方へと移動して声をかけ)
あぁ、先輩…周りは隈なく探したんですけど無くて…今、エレベーターがくるのを待っている所です…そこに無ければ、諦めます
(其方が歩いて来た様子からデスク周りには無かったのだと察すれば、自分の状況を話して。エレベーターが降りてくるのをじっと待って)
…あ、開いた…あるかな…?
(エレベーターの扉が開き、中に入ってみるがそれらしき物は見つからず、ガックリと肩を落として)
無い、ですね…すみません、付き合わせてしまって。…もう、諦めます。時間も遅くなってしまいましたし、お店行きましょう。予約の時間までは後20分、最寄りに車停めて歩けば、まだ間に合います
(切ない顔をして「諦めます」と言えば、時間を見て淡々と話し。「カバン取って来ますね。先輩も行きましょう」と言って歩き出し)
そうか……いや。謝る事はないだろ。……そのストラップの話も聞いてやるから店行くか。
(小さなストラップは残念ながら見つからなかったらしく、ガックリと肩を落とす様子にどう声を掛けていいか分からず様子を見守り。せめてもと話を聞いてやることを約束すれば相手と共にデスクへ戻りカバンを取ると退社して)
……ここか?
(その後沈んだままの相手と共に移動して店が並ぶ通りにやってくれば、聞いていた店名の店を見つけて、合っているかと確認をとり)
はい…ありがとうございます。行きましょう
(カバンを背負い2人で会社を出るも、以前として気持ちは晴れずその後は無言で歩き)
…そうです、ここ…「居酒屋 マキ」って名前で。外装もオシャレでしょう?仲野、で予約してるんで
(目当ての店を見つけると少しだけ顔をほころばせ、先に店に入る様にして店員に名前を告げれば、「席、こっちですって」と手招きをして)
確かに悪くない店だな。
(連れられてきた店は言われた通り表の雰囲気もよく、店内もオシャレで居心地が良さそうで。少し元気を元気を取り戻したようだが未だ落ち込んでいるのをヤレヤレとため息をつき)
話を聞くのは飲み物が来てからだ。ビールか?それとも他のやつか?
(注文をしないことにはストラップの話もできず、ドリンクメニューを差し出しながら何を飲むか聞いて)
(/大変遅くなりまして申し訳ありません。上げてもらってありがとうございます。)
でしょう?先輩と来られて嬉しいです
(席に座ると、にっこりと笑って。少しずつストラップを無くした事よりも先輩と飲みに来られた事の嬉しさが勝ってきて、ワクワクした様子で)
んー…僕実はビール飲めないんですよね…カクテルばっか飲んでて…今日はカシオレにします
(ビールを飲むかと聞かれると少し俯いて。へへ、と笑うと好みのカクテルを言って。「おつまみはどうします?」と逆に問い)
(/お待ちしておりました!繋げて頂いて此方こそありがとうございます)
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