常連さん 2024-03-24 18:47:32 |
通報 |
(秋との家から出て行くと、あてもなく歩き出す。外はすでに夕日が沈みかかっている)
やっぱり、体売って稼ぐのが手っ取り早いかな。外で寝なくてすむし(とりあえず、人通りが多い所へ行ってみようと思い)
……
(見送った後寝室に向かい、携帯片手にベッドに腰掛けてはじっと画面を眺め。誰も居ないしもういいかとマナーモードを解除すれば着信音が鳴り響き。寧ろ心地いいのでは、なんて軽く笑っては寝転び何もする気にならないと瞼を閉じて)
(とりあえず、人通りが多い所に来てはみたが、自分から話しかける勇気がなくて、どうしようかと思い。キョロキョロしながら歩いていたら、柄の悪そうな男達の集団にぶつかってしまい)
あ、ごめんなさい。
(謝って済むはずもなく、路地裏に連れて行かれると、まず金銭を要求されるが、一文無しだと分かると、殴ったり蹴ったりされて、暫く続くと満足したのか、どこかに行ってしまった。そのまま壁に寄りかかりると座り込み)
イッタ、血の味がする。秋斗さんが作ってくれた料理、美味しかったなぁ
(自分より幼い子を放り出して大丈夫だろうか。心配になるものの過干渉は嫌いだろうと長く息を吐き出して。……それでもじっとしていられず起き上がっては出入り口に向かい、扉に手を掛けようとしたところで先に開き、目の前に居る人を見れば固まり)
…あぁ、もういらしたんですか。どうぞ。
(笑みを浮かべては案内しようとしたのだが、鳩尾に一発重いのをくらい顔を歪めそのまま倒れ込み)
っ………友人と、ですよ…
(鳩尾を抑えつつ見上げれば酷く冷たい目と視線が合い大きく身震いをして。誰か居たのかと問われれば震える声で友人と答える。お前みたいな愚図にかと冷めた声で、鼻で笑われるも否定することはせずに。ゆっくり立ち上がっては台所へ向かい、これを食べさせろと言われた物を作り始め)
……どうぞ。
(思考を止めて淡々と作業し完成させた物を提供して。自分の分は別で作り離れた場所で食べ、あまり喉を通らず直ぐに手を合わせてしまい。相変わらず料理の腕だけは確かだな、なんて心の篭っていない賛辞に、ありがとうございますと淡々と答えては食べ終わった食器を全て片付け)
はい、少し待ってください…
(後で風呂に、と言われれば直ぐに準備に向かい。長く息を吐き出しつつしっかり浴槽を洗ってお湯を張り始め)
(そう言えば、世の中にはホームレスが居るんだよなぁと思いつつ、自分もそうなりそうだと思いながら、改めて自分の怪我の程度を確かめ)
とりあえず、足は動きそうだな
……今は空くんが居なくて、寧ろ良かったかもなぁ…
(相手が風呂に入ってしまえば漸く腰を落ち着けられると椅子に腰掛け、長く息を吐き出し。彼を巻き込まずに済んで良かったと呟いてはテーブルに突っ伏し、そのままうとうとし初めてしまい(
でも、行くあてないしなぁ(そんな事を言っていたら雨が降ってきて)
うわっ、最悪、、(踏んだり蹴ったりだと思いつつ、とりあえず雨宿りできそうな場所へ行こうと、なんとか立ち上がり)
……がっ?!
(相手が上がった足音にも気付いておらず突っ伏していて。怒鳴り声と共に蹴られれば悲鳴を上げ椅子から転げ落ち。土下座してひたすらに謝りながら容赦なく暴行が襲いくるも、くぐもった悲鳴を上げながら耐え。暫くすれば止みゆっくり顔を上げればその顔を蹴られまた横に転がり。ゆっくり起き上がり、用を告げられるのを待ち)
(ようやく立ち上がり壁を伝って、とりあえず屋根がある所まで歩き、見つけると、そこで縮こまり。でも服は濡れているので流石に寒くなってきて、くしゃみをし)
寒い、、
…どうぞ。好きに寝てください
(眠いからベッドを貸せと横柄な態度で言われるも軽く頷いて寝室に向かい、素早くベッドメイクを済ませ。転がるのを見ればその場を去ろうとするも止められ、どうかしましたかと首を傾げ。手を引かれベッドに転がされればそのまま抱きしめられ、抱き枕だと話した後直ぐに眠ってしまい。…何なんだこの人は、今までそんなことはしなかったのにと戸惑いつつ大人しくし).
はぁ、(なんだか、体が熱くなってきた。寒さからなのか、傷口からバイ菌が入ったからなのか、熱がでてきたみたいで体の節々が痛みだし)
お金返す前に、死ぬかも、、
はぁ…
(抱きしめられたまま長く息を吐き出して。気付けば外は雨が降っている。大丈夫だろうかと心配している内に腕の力が緩んだ為に抜け出して、傘を片手に家を出て探し始め(
…分からなくてもいいよ。酷い怪我だし体温も低い。肩を貸したら立てそう?無理なら担いで行くよ
(誰かと問われれば眉を下げ悲しげにするものの直ぐに顔を引き締め。救急車を呼ぼうかと思うも本人が嫌がるだろうかと敢えて言わず、連れ帰る為に問いかけ)
あき、と、さん?俺、夢でも見てるかな。(熱のせいで幻をみていると勘違いして、夢なら甘えてもいいかなと思い)
足折れてないからたてると思う
そっか、…無理そうなら言ってね、直ぐ抱えるから
(雨も止んできたと傘を畳みその場に屈んで腕を持ち、自分の肩に掛けさせてはゆっくり立ち上がって)
(秋斗と一緒に立ち上がると全身に痛みが走り)
いったた、あれ、、夢、じゃない?
え?なんで?ここにいるの?(夢じゃないと分かると相手の顔を驚いた表情で見て)
…うん。夢じゃないよ。
外は雨が降ってたから…空くんが大変な目に合ってないか心配になって。迷惑だったら直ぐ離れるよ
(驚きながらこちらを見る相手をじっと見つめつつ、素直な気持ちを告げ。離れるといいつつも悲しげに眉を下げており)
…放っておけないから。それだけだよ
(頼る人の居ない辛さをよく知っているからこそ、同じ思いはして欲しくない。本当にそれだけなのか自分でも分からないがとにかく放ってはおけないと、肩を貸したままゆっくり足を進め歩き始め)
そう、、なら、俺よりも可哀想な子が居たら、そっちを優先する?(自分でも、驚くような質問だった。だが、これが嫉妬だとは気付いておらず)
それは……どうなんだろう。一番は空くんだろうけど…
(問われて想像してみるもののハッキリとは分からず。それでも一番は君なんじゃないかと思ったことを素直に伝えて)
そうだね。でも、時間なんて関係ないし…お返しなんて気にしないよ
(会って間もないに関してその通りと頷くものの関係ないと言い切って。一緒に居てくれるだけで既に貰っていると微笑み)
あぁ……うん。父が家に来たんだ…多分まだ居ると思う…けど寝てるから大丈夫だよ
(問われればどう答えるか暫し悩むものの素直に伝えて苦い顔をし。根拠はないが大丈夫だとへらっと笑って)
お父さん?(暴力ふるわれてるんだなと思い)
俺も、殴られるのは慣れてるから、分かるよ。いつか治るけど、心の傷はなかなか直らないからね。
うん……大丈夫、空くんには指一本触れさせないから…
(心の傷は治らないことに同意しゆっくり頷いて。まだ家に居れば危害は加えさせないと真面目な顔で呟き)
うん、おいで?本当は病院に連れて行きたいけど、嫌なんでしょう?
(肩を貸しながらゆっくり歩く足を止めず、しっかり診て貰いたいが嫌だろうと苦笑いし)
あぁ…確かにそうだね。まあなくても全額負担すれば大丈夫だよ
(軽く頷いた後、いくら掛かろうが支払いさえ滞りなくいけば問題ないのではと微笑み(
そう……無理はしないでね…?
(倒れてしまう前にどうか話して欲しい。考えながらもゆっくりと足を進めていれば家の近くまで来て気にかけながら向かい).
うん、直ぐに着くよ…
(ゆっくり向かい扉の前まで来て。物音はしない、大丈夫だと扉を開き中へと入り。ソファへ辿り着けばゆっくり降ろしてやり、救急箱を持ってくると話しその場を離れ。戻ってくれば様子を伺い)
酷い熱だね…
(手の平を額に当て苦い顔をし。冷凍庫から冷や枕を出しタオルを巻いて彼の頭の下に敷き、更には小さなタオルを氷水で濡らし額に乗せてやり。傷口の手当をしようと消毒液片手に「痛いだろうけど我慢してね…」と眉を下げつつ声を掛け、直接吹き掛け様子を伺い)
そっか……そのまま寝てもいいからね。必ず助けるから…
(まるで自分のとこのように苦しげに顔を歪めつつ消毒を続け、腫れた部分は更にしっかりと。痣のある場所は湿布を、甲斐甲斐しく世話をし)
トピック検索 |