共依存中毒 〆

特にない。なんでもいい。嫌いな食べ物ないし、、(思い浮かばなかったので、そう答え)

そう？それなら、少しさっぱりしたのを頼んでもいいかな？
(蕎麦系のお店を出しながら見せて問いかけ)

うん、それでいいよ。(よく、見もせずにオッケーして)
ねぇ、今日も仕事、なの？

そっか…じゃあ頼んじゃうね。
ううん、流石に今日は休みだよ。何ならずっと休みでもいいくらい。
(あまり見なかったけど大丈夫かな、なんて思いつつも注文して。有給余りまくってるし使ってやろうかななんてクスッと笑って(

そっか、なら、ゆっくり休めるね(内心、安堵している自分がいて、不思議な気持ちになり)

うん。今後はあんな時間に出掛けることはないから…
(次出社したらハッキリ言ってやると心に決めつつ頷いて。暫く待てば呼び出し音がし玄関に行って、受け取りを済ませ袋片手に戻ってきて)
食べよっか。蕎麦にしたけど大丈夫？

夜勤だけじゃないんだ？(てっきり夜勤の仕事なのかと思っていて首を傾けて)
あ、うん。大丈夫

あぁ、うん…普段は会社員してるから、平日朝から夜まで仕事だよ。昨日のは呼び出されたんだ
なら良かった…。いただきます
(首を傾げる様子に普段の様子を伝えてやり。手を合わせ挨拶してはゆっくり食べ始め)

え？そうなんだ。(普段は？と思うも、聞いてはいけない気がして問いかけるのをやめて)
うん、いただきます

ふぅ…。あ、足りなかったら言ってね、おやつがあったと思うから
(ゆっくり食べるもののあっという間に終わり、手を合わせご馳走様をしては短く息を吐き出して。パッと顔をあげれば微笑みつつ話し)

大丈夫。もともと、そんなに食べないから(自分も食べ終わると箸を置き)
ごちそうさまでした

そっかぁ…でも、これからは沢山食べていいんだよ？
(誰かに遠慮なんて要らないと話しつつ、ゴミを片付けに動き。ソファに座り直しては午後は何をしようかと首を傾げ)

うん、努力する(食べなきゃいけないのかなと思いながら答え)本の続き読みたい

あ、いいね。ゆっくり見なよ
(本が見たいと聞けば軽く頷いて。寝室の本でも、Padで漫画でも、とニコニコしながら見守る姿勢で)

じゃあ、なにかオススメの本ってある？(どんなものをすすめてくれるのか、楽しみだなぁと思い)

おすすめかぁ……うーん…
(勉強ばかりでろくに娯楽もなく。そんな中気に入っていた物といえば時折挿絵のついた小説だろうか。色んなジャンルの中で特に印象に残った物といえば…最後まで沢山の展開を持ち予測が難しかった、探偵ものだろうか？と何冊か選んで持って来て手渡し)

ありがとう。読んで見るよ(本を持ってきてもらうと、早速あらすじを見て、気になった物を手にとり)

うん、ゆっくり見てみてね。
(優しく微笑みつつ声を掛け、他の物は机の上に置き。自分は寝室に戻り放置していた携帯を確認してみる。…何だこの件数は。また何か頼むつもりかと長く息を吐き出して、いっそ着拒してやろうかなんて頭を過り)

うん、ありがとう(本を開くと読み始め)

……しつこい。
(長く息を吐き出して携帯を投げる。また着信。…明日出勤したらどうなるか目に見えるからいっそサボってやろうか。ふっと笑って頭を横に振り)

ん？(なにか、物音が聞こえたので不審に思い、一旦本から目を逸らすが、再び読み始め)

……はぁ。
(これじゃ何か大事な連絡があったって分からない。一応持っておこうかと携帯を取りに行き手に取ったところでまた着信。いい加減に、と画面を見てみれば父の文字。ビクッと肩を跳ね上げ固まり)

(トイレに行きたくなり、秋斗の所へ行き)
あの、トイレ使ってもいい？

！うん、勿論いいよ。好きに使ってね
(ハッとなってそちらに顔を向けては変わらぬ笑みを向け、何でも好きにどうぞと伝え'

ありがとう(許可をとると、トイレに行き、お腹を抑え)
お腹痛い、、

…今更、何の連絡だったんだろう
(対応する間に着信は終わっていて。携帯片手に掛け直そうかどうか悩んでおり)

(お腹を抑えながらトイレから出てくると、ソファに横になり)
はぁ、

…必要ならまた掛けてくる、よね
(微かな不安はあるものの大丈夫だろうと携帯を放り部屋から出てきて。寝転んでいる相手を見れば寄って行き)
調子、良くないの…？
(心配そうに眉を下げつつ問いかけ)

あ、ちょっとお腹痛くて、でも大丈夫(起き上がれないので、そのままの姿勢で言い)

お腹が痛いの？蕎麦かつけ汁が合わなかったのかな…待ってて
(事情を聞けば更に眉を下げ、慌てた様子で離れて行き。戻ってきたその手にはコップに水と、反対の手に飲み薬を持っており)
薬は飲めそう…？

いや、食べ物じゃないと思うから平気。いつもの事だし、、(言った後で、今の発言が不自然にならないように続け)
俺、前からお腹弱いんだよね。
だから、薬は飲まなくて大丈夫

そう……無理しないで、ゆっくり寝ててね。
何かあったら言って、直ぐに動くから
(本当なんだろうかと眉を下げるものの、それ以上追求はせずにおき。水の入ったコップはテーブルに置き、大丈夫かなぁと心配そうに見て)

うん、分かった(お腹を抑えながら、目を閉じてあいつに言われた事を思い出していて)

うるさい、、

…何か嫌なことでも思い出したの？
(そっとそばに寄り添っては、優しく頭を撫でながら眉を下げつつ問いかけ)

あ、ご、ごめん。秋斗さんの事じゃないから、(小さな声で言ったつもりだったが、聞かれていたのかと思い)

…じゃあ、誰のこと？
(優しく撫で続けながら、あくまでも穏やかな声色で問いかけ)

え、えーっと、施設の人。たまに夢に出てくるから(一応、嘘はついてないと思い)

そう……分かるよ。僕も父や周りの人に言われたこと、未だに残ってるからね…
(優しく撫でる手を止めず苦笑いしながら話し)

そう、なんだ。でも、世の中には俺より不幸な人が沢山いるから、俺は恵まれてるんだって(自分に言い聞かせるように話し)

それも分かるなぁ…。でも、囚われてちゃいけないよ。少しずつ抜け出せるといいね
(共感出来ると大きく頷いて、けれどその考えをずっと持つのは勧めないと苦笑いを浮かべ)

うん、そうだね。(暗い顔をしながら俯き)

大丈夫…空くんなら、抜け出せるよ
(ぽんぽんと優しく頭を撫でつつ微笑みを向けて)

そう、だといいけど、、(これがある限り無理だろうなとブレスレットを眺め)

……それ、外れそうにないの？
(眺める様子を見れば何かあるのかと思い、撫でる手は止めず問いかけ(

え、あ。これ、は、外したらダメなやつだから、、大事なものなんだ(ブレスレットに触りながら、そう答え)

……どうして？
(少し様子がおかしい気がして。撫でる手を止めずじぃっと見つめながら問いかけ)

と、とにかく、外したくないんだ。大事な物だから、肌身離さず付けてないとダメなんだ。(本当の事は、さすがに言えないと思い)

……そう。分かった。外したくなったら言ってね、手伝うから
(話してはくれないかと眉を下げつつも軽く頷いてそれ以上は聞かず。もしもの話をしてはぽんぽんと頭を撫で)

うん、分かった。(とりあえず、頷くがそんなお願いは絶対しないだろうなと思い)

お腹はどう？…撫でてもいい？
(頭を撫でる手を一旦退けては首を傾げつつ問いかけ)

えっ？！だ、ダメ！大丈夫だからっ！(両手でお腹を隠すと首を横に振り)

……そっか。分かった
(ふいっと顔を逸らし手を離して、そのままもう一度頭を撫でてやり。そこまで拒絶するからには何かあるだろうと思いつつ触れることはせず)

(追求されなくて良かったと思いつつ、まだ痛むお腹を撫でて)
俺の心配より、秋斗さんは自分の心配した方がいいと思うけど、、

え、僕？何で？
(パッと顔を向けては、本気で分からないといった風に首を傾げ)

自覚ないんだ。俺、他人の顔色伺いは得意だから、見ててなんとなく分かるんだよね。(施設では、人間観察ばかりしていたので身についたスキルらしく)

そう…じゃあ、今の僕はどんな風に見えてるの？
(なんとなく分かるというならぜひハッキリ伝えて欲しいと、きょとんとした顔をしつつ).

何かに怯えてる。あと、無理して笑ってる(相手の顔を見ながら、真面目な表情でそう言い)
まぁ、まだ会って間もないし合ってないかもしれないけど、、

へぇ、そんな顔してたんだ…。ふふ、大体当たりかも
(自覚していなかったが言われればそうかと、何やら嬉しそうに笑って)

なんで、嬉しそうなの？(意味が分からず首を傾け)

会って間もないのに、よく見てくれてるんだなぁって…
(素直に話しては微笑み、そんな人が居るのが嬉しいと笑って)

それは、施設で身についた技みたいな物だよ。まぁ、癖になってるんだよね。人の顔色を伺うのが。じゃなきゃ、やっていけなかったから(思えば、あの生活があったからこそ身についたのかなと思い)

そっかぁ…。でも、僕の顔色は伺わなくてもいいよ？何も気にしなくて大丈夫
(人のことなんて気にしなくていいと、ぽんぽんと頭を撫でて)

でも、癖になってるから。癖ってなかなかとれないんだよね(顔色伺われるのは嫌だよなと思い、どうしようかと悩み)

確かに、抜け辛いよねぇ…
(苦笑いしつつ気持ちはよく分かると頷いて。僕なんて気にされなくても別にいいと軽く肩をすくめ)

でも、俺は聞かないよ。俺だって、話してない事あるし、話したくない事だって、誰でもあるでしょ。
(体を起こすと本を手にとり)
まぁ、お互い。相手の事は、あんま詮索しないってことでいいんじゃない？

そう……分かった
(撫でながら見つめる目は少し寂しげで。それでも頷いて飲み込み、読む邪魔になるかも一旦離れて行って)

(落ち着いて来ると、本の続きを読み始め。読んでいる時は夢中になれるし、現実逃避できるからいいなぁと思いながら読み進めて)

(さて、どうしようか。夜ご飯は何にしようか。部屋の掃除をしつつぼんやり考えており)

はぁ、内容入ってこない。(本をお腹に乗せると腕を額にあて)

(未だ鳴り止まぬ携帯に長く息を吐き出して、確認しに行く。父からかと肩を震わせた後、通話ボタンを押せば耳に当てずとも怒号が聞こえてきて。相変わらずだな、なんて他人事のように思いながら怒号が止むのを待ち、それから耳に当て)
はい。…ちゃんと聞いてますよ。

ん？なんだ？(こちらにも聞こえる怒鳴り声が聞こえてくれば、施設での事を思い出してしまい、震える体を両腕で掴み)
ごめんなさい、ごめんなさい

……今日は無理です。
(何を言われたのかスパッと断るものの、そうするとまた怒号の襲来。相変わらずだなと長く息を吐き出し携帯を離し、止んだところで耳に当て。いつまで付き合えばいいのやらと苦い顔をしつつも耳を貸して)

(怒鳴り声が聞こえるうちは、耳を手で塞いで聞こえないようにして)

……分かりました。後ほど掛け直します。
(長く息を吐き出しては通話を切り。どうしようかと思案して(

(しばらくすると、声が聞こえなくなり耳から手を離し)
なに、今の、、幻聴？

(さて、どうしたものか。彼に伝えて部屋にこもっておいて欲しいと話した方がいいか、それとも…と悩みながらリビングに戻ってきて).

(リビングに人の気配を感じるとビクッとなり、すぐに振り向き、秋斗だと分かると安心し)
ねぇ、今なんかすごい怒鳴り声が聞こえてきたんだけど、、

え？あぁ、ごめんね、電話越しでも聞こえちゃったのか…。
(怒鳴り声が聞こえたと言われパッと顔を向け、苦笑いしつつ謝り。父はいつもああだからと肩をすくめ)

うん、聞こえた。初めは幻聴かと思ったけど、やっぱり違ったんだ。俺が怒られてるのかと思った(ソファの上に膝を抱えて、体操座りをして)

ごめんね…気をつけるよ
(眉を下げつつ謝っては近寄って行き、軽く頭を撫でて)

いや、別に謝らなくて大丈夫。人には、それぞれ事情があるのは分かってる。つもりだから、、(この人は、きっと自分と同じ痛みが、ある人なんだと感じていて)

そっか…ありがとう
(目を細めつつ優しく頭を撫で続け、空くんは優しいねぇと呟き)

別に、優しくないし、、(褒められる事が、ほとんどない為、なれないなぁと思い)

そう？凄く優しいよ…
(ぽんぽんと軽く頭を撫でつつじっと見つめ)

そんな事、言われた事ないし、気のせいだよ(照れてるらしく、視線だけ逸らし)

そうかなぁ？周りが気付いてないだけだよ
(ふふ、と微笑みつつ撫で続けながら、こんなに優しいのになぁなんて呟き)

そう、かなぁ。よく分かんないな(頭を撫でられる行為には、だいぶ慣れてきたのか、怯えたりしなくなり)

そうだよ。…慣れて来たのかな？
(優しく撫で続けながら微笑みを向けて).

え？なにが？(慣れてきたと言われて、何のことだろうと不思議に思い首を傾け)

うん？こうして撫でられることに、かなぁ…
(ぽんぽんと優しく撫でてはじぃっと見つめ目を細め微笑み).

頭、撫でるの好きなの？(そう言えば、ずっと撫でてるなぁと思い)

好きというか…何となく…？
(聞かれてみればどうしてか自分でも分からず首を傾げ、嫌なら止めようかと手を離し).

そうなんだ。なんとなくで頭撫でてるんだ。(仕事場での癖かな？なんて思うが聞かない事にして)

…あ。そっか、僕がずっと撫でられて来なかったから、したいのかも
(少し考えては思いついたことを話しふっと笑って).

え？そうなの？(どういう心理なんだろうかと思いつつ)
でもさぁ、普通逆じゃない？撫でたいんじゃなくて、撫でられたいんじゃないの？

どうだろう…？空くん、撫でてみてくれる？
(軽く首を傾げた後頭を下げて促してみて)

え？いいけど、、(気持ち悪がられたりしないだろうかと思いながら、恐る恐る頭を撫でて)

……うん、ありがとう…
(暫くじっとしていたのだが、黙って涙を流し。ありがとうと呟いては嬉しそうに微笑んでいて)

えっ！あ、ご、ごめん(やっぱり、嫌だったんだと思って慌てて手を離して)

どうして謝るの…？
(手を離されてしまったと眉を下げつつ、不思議そうに首を傾げ)

え、だって泣いてたから、嫌なのかなと思って、、(申し訳なさそうに言い)

ううん、違うよ……嬉しくて…
(緩く頭を横に振り否定して微笑みを浮かべ)

え？嬉しくて泣いたの？(自分には理解できない言葉で)
嬉しくて泣く事ってあるんだ、、

そうみたいだね…僕も初めてだよ……
(自分でも驚いていると苦笑いしては、撫でていた手をチラリと見て).

俺は、そんな経験ないから分からない、、(俯き加減で言い)

これから知っていけばいいよ…
(ぽんぽんと軽く肩を撫でてやり微笑みを向けて).

知らなくてもいいよ(諦めたように笑い)

そんなこと言わないで…？
(悲しげに眉を下げつつ見つめ。いっそのこと抱きしめてしまいたいがそうすると怯えさせてしまうかも、と躊躇しており)

でも、ほんとの事だから、、(作り笑いをして)

無理して笑わなくてもいいんだよ…？
(何故だか泣き出してしまいそうになりながら見つめ).

え、あ、うん。これも癖。よく笑えって言われてたから、、(笑顔を作るのをやめて)

うん…そんな癖はどこかへ飛んで行けばいいよ
(ぽんぽんと軽く撫でては微笑み).

そんな簡単にいかないよ(無表情のまま話し)

分かってる。僕もだいぶ掛かったから…というか、薬がないと生きれないからね
(撫でながら苦笑いして)

薬？精神的な？(薬なんて飲んでるんだと思い)

うん、そう。今は落ち着いてるけどね…
(苦笑いしつつ少し顔を逸らし)

そうなんだ。大変だね(こんな時、どんな言葉を言ったらいいのか分からず)

今はだいぷ落ち着いてるから大丈夫だよ。
(笑みを見せては軽く伸びをして)

そっか、なら良かったね(心がこもってないだろうなと自分で思いつつ)

うん。誰かに迷惑かける心配もないからね…
(言葉だけでもいいと軽く頷いて。これからどうしようかと首を傾げ)

もう少し休んだら？(疲れているんじゃないかと思い)

休む、か……そうだね、夕方にはまた動くから…
(頷いては一度立ち上がり椅子に腰掛け伸びをして).

俺も、少し休むよ。(多分、寝れないと思うけど、横になろうと思い)

うん、ゆっくり過ごしてね…
(腕を枕にしてテーブルに突っ伏し、そのままうとうとして)

え？なんで、ベッド行かないの？(つい、つっこんでしまい)

今は行きたくない……
(携帯を放り出してきている為に緩く頭を横に振り呟き)

そうなんだ、、(理由を聞くのはやめようと思い)

うん……おやすみ…
(ああ、また遠くで携帯が鳴ってる。知らない、と思考を切ってはそのままじっとし'

おやすみ(なんか聞こえるけど、いいのかなと思いつつ)

(突っ伏したままうとうとしつつ、これからどうしようかと悩み。鳴り止まない着信に長く息を吐き出して)

(自分が気になり、眠れなくて起き上がり)

……絶対出てやらない。
(一旦身体を起こすものの苦い顔をして呟き)

うるさいね(なんか、ちょっと怖いなと思いながら話しかけ)

うん、そうだね……そこまでこだわる理由が分からないよ…
(いつまでも音を鳴らしては耳障りだと長く息を吐き出し立ち上がり寝室へ向かい、とりあえずマナーモードにしてみるも振動が止まず肩をすくめ).

出なくていいの？(誰か知らないが、よほどの用事なのではないかと思い)

いいよ。出てもろくなことにならないし
(軽く肩をすくめてみせるものの微かに震えており)

そうなんだ、、(やっぱり携帯なんて、邪魔なだけじゃないかと思い)

そうそう。だからどうでもいいよ…もし誰か来ても開けなくていいから
(長く息を吐き出しては肩を落とし).

誰か来ても、、(それを聞くと黙り込んでしまい)

そう。無視していいよ。開けたら後が大変だから
(黙り込むのを見つつ心当たりでもあるんだろうかと首を傾げ)

知らない人だったら、開けないよ(怖いしなと思い)

…知ってる人でも開けちゃダメだよ。
(少し低めの音でボソッと呟き)

分かった(無理だろうけど、一応聞き分けのいい振りをしておくかと思い)

約束だからね…？
(懇願するようにじっと見つめ).

え、うん。(後ろめたさから、思わず顔を逸らし)

破ったら空くんが危ないんだから…。
(逸らしたのを見れば眉を下げて言葉を続け)

そうとは限らないよ。無視する方が後で怖いから、、(下を向いたまま、そう答えて)

そうゆう時は僕を頼って？危害を加える人に従わなくてもいいよ
(こちらに全て向くようにすればいいと微笑み)

簡単に言わないでよ。俺の気も知らないくせに、そんな事言うなら俺、出て行くから(人の気も知らないでと思い、ソファから立ち上がり)

知らないよ。話してくれなきゃ分からない。…僕が居ない間に何かあったんでしょう？
(少し強めに言ってはじっと見つめ)

言いたくない。出て行く。短い間だったけど、お世話になりました。

もう、俺に関わらない方がいいよ(一応、礼儀として頭を下げてから玄関へ向かって歩き)

……そう。気をつけて。
使わないだろうけど渡しておくね？本気で困ったら連絡してくれていいし、ここはもう君の家でもあるからいつでも帰っておいで
(寂し気に悲しげに顔を歪めるものの見送ることにして。紙にペンを走らせ連絡先を書いては無理矢理手渡し、帰っておいでと笑みを向けて).

(手渡されたので、一応受け取ると、もう一度だけ頭を下げて靴を履き、ドアを開け)
あ、靴のお金ぐらいは返すよ。それじゃあ、ありがとう

そう？…じゃあ、いつかお願いね。気をつけて…
(靴の分を返すならまた会えるだろうか。淡い期待を込めつつ、無理に笑いながら軽く手を振って)

(秋との家から出て行くと、あてもなく歩き出す。外はすでに夕日が沈みかかっている)
やっぱり、体売って稼ぐのが手っ取り早いかな。外で寝なくてすむし(とりあえず、人通りが多い所へ行ってみようと思い)

……
(見送った後寝室に向かい、携帯片手にベッドに腰掛けてはじっと画面を眺め。誰も居ないしもういいかとマナーモードを解除すれば着信音が鳴り響き。寧ろ心地いいのでは、なんて軽く笑っては寝転び何もする気にならないと瞼を閉じて)

(とりあえず、人通りが多い所に来てはみたが、自分から話しかける勇気がなくて、どうしようかと思い。キョロキョロしながら歩いていたら、柄の悪そうな男達の集団にぶつかってしまい)
あ、ごめんなさい。
(謝って済むはずもなく、路地裏に連れて行かれると、まず金銭を要求されるが、一文無しだと分かると、殴ったり蹴ったりされて、暫く続くと満足したのか、どこかに行ってしまった。そのまま壁に寄りかかりると座り込み)
イッタ、血の味がする。秋斗さんが作ってくれた料理、美味しかったなぁ

(自分より幼い子を放り出して大丈夫だろうか。心配になるものの過干渉は嫌いだろうと長く息を吐き出して。……それでもじっとしていられず起き上がっては出入り口に向かい、扉に手を掛けようとしたところで先に開き、目の前に居る人を見れば固まり)
…あぁ、もういらしたんですか。どうぞ。
(笑みを浮かべては案内しようとしたのだが、鳩尾に一発重いのをくらい顔を歪めそのまま倒れ込み)

はぁ、体痛いし、これじゃあ今日は無理だな。(動く気力もないので、そのまま倒れるようにコンクリートに横になり)
冷たい、、

っ………友人と、ですよ…
(鳩尾を抑えつつ見上げれば酷く冷たい目と視線が合い大きく身震いをして。誰か居たのかと問われれば震える声で友人と答える。お前みたいな愚図にかと冷めた声で、鼻で笑われるも否定することはせずに。ゆっくり立ち上がっては台所へ向かい、これを食べさせろと言われた物を作り始め)

冬じゃなくて良かった(季節が冬だったら、凍え死んでいたかもしれないなと思い)

……どうぞ。
(思考を止めて淡々と作業し完成させた物を提供して。自分の分は別で作り離れた場所で食べ、あまり喉を通らず直ぐに手を合わせてしまい。相変わらず料理の腕だけは確かだな、なんて心の篭っていない賛辞に、ありがとうございますと淡々と答えては食べ終わった食器を全て片付け)
はい、少し待ってください…
(後で風呂に、と言われれば直ぐに準備に向かい。長く息を吐き出しつつしっかり浴槽を洗ってお湯を張り始め)

(そう言えば、世の中にはホームレスが居るんだよなぁと思いつつ、自分もそうなりそうだと思いながら、改めて自分の怪我の程度を確かめ)
とりあえず、足は動きそうだな

……今は空くんが居なくて、寧ろ良かったかもなぁ…
(相手が風呂に入ってしまえば漸く腰を落ち着けられると椅子に腰掛け、長く息を吐き出し。彼を巻き込まずに済んで良かったと呟いてはテーブルに突っ伏し、そのままうとうとし初めてしまい(

でも、行くあてないしなぁ(そんな事を言っていたら雨が降ってきて)
うわっ、最悪、、(踏んだり蹴ったりだと思いつつ、とりあえず雨宿りできそうな場所へ行こうと、なんとか立ち上がり)

……がっ？！
(相手が上がった足音にも気付いておらず突っ伏していて。怒鳴り声と共に蹴られれば悲鳴を上げ椅子から転げ落ち。土下座してひたすらに謝りながら容赦なく暴行が襲いくるも、くぐもった悲鳴を上げながら耐え。暫くすれば止みゆっくり顔を上げればその顔を蹴られまた横に転がり。ゆっくり起き上がり、用を告げられるのを待ち)

(ようやく立ち上がり壁を伝って、とりあえず屋根がある所まで歩き、見つけると、そこで縮こまり。でも服は濡れているので流石に寒くなってきて、くしゃみをし)
寒い、、

…どうぞ。好きに寝てください
(眠いからベッドを貸せと横柄な態度で言われるも軽く頷いて寝室に向かい、素早くベッドメイクを済ませ。転がるのを見ればその場を去ろうとするも止められ、どうかしましたかと首を傾げ。手を引かれベッドに転がされればそのまま抱きしめられ、抱き枕だと話した後直ぐに眠ってしまい。…何なんだこの人は、今までそんなことはしなかったのにと戸惑いつつ大人しくし).

はぁ、(なんだか、体が熱くなってきた。寒さからなのか、傷口からバイ菌が入ったからなのか、熱がでてきたみたいで体の節々が痛みだし)
お金返す前に、死ぬかも、、

はぁ…
(抱きしめられたまま長く息を吐き出して。気付けば外は雨が降っている。大丈夫だろうかと心配している内に腕の力が緩んだ為に抜け出して、傘を片手に家を出て探し始め(

いや、風邪引いたくらいじゃ、死なないか、、(こてんと横に倒れると、熱に魘され)

(必死になって探し回る内に小さな姿を見つけ慌てて駆け寄り軽く肩を揺さぶり)
しっかりして…！

んっ、(熱のせいで頭が朦朧としていて、夢かな？なんて思い)
だ、れ？

…分からなくてもいいよ。酷い怪我だし体温も低い。肩を貸したら立てそう？無理なら担いで行くよ
(誰かと問われれば眉を下げ悲しげにするものの直ぐに顔を引き締め。救急車を呼ぼうかと思うも本人が嫌がるだろうかと敢えて言わず、連れ帰る為に問いかけ)

あき、と、さん？俺、夢でも見てるかな。(熱のせいで幻をみていると勘違いして、夢なら甘えてもいいかなと思い)
足折れてないからたてると思う

そっか、…無理そうなら言ってね、直ぐ抱えるから
(雨も止んできたと傘を畳みその場に屈んで腕を持ち、自分の肩に掛けさせてはゆっくり立ち上がって)

(秋斗と一緒に立ち上がると全身に痛みが走り)
いったた、あれ、、夢、じゃない？
え？なんで？ここにいるの？(夢じゃないと分かると相手の顔を驚いた表情で見て)

…うん。夢じゃないよ。
外は雨が降ってたから…空くんが大変な目に合ってないか心配になって。迷惑だったら直ぐ離れるよ
(驚きながらこちらを見る相手をじっと見つめつつ、素直な気持ちを告げ。離れるといいつつも悲しげに眉を下げており)

わざわざ、俺のために？なんで、そこまで、、(逆に迷惑をかけているのは、こっちなのに助けてくれる理由が分からず)

…放っておけないから。それだけだよ
(頼る人の居ない辛さをよく知っているからこそ、同じ思いはして欲しくない。本当にそれだけなのか自分でも分からないがとにかく放ってはおけないと、肩を貸したままゆっくり足を進め歩き始め)

そう、、なら、俺よりも可哀想な子が居たら、そっちを優先する？(自分でも、驚くような質問だった。だが、これが嫉妬だとは気付いておらず)

それは……どうなんだろう。一番は空くんだろうけど…
(問われて想像してみるもののハッキリとは分からず。それでも一番は君なんじゃないかと思ったことを素直に伝えて)

でも、俺たち、会ってまだ間もないよ。それに、俺は、何もお返しできてない(言葉に詰まりながら、ぽつりぽつり話し)

そうだね。でも、時間なんて関係ないし…お返しなんて気にしないよ
(会って間もないに関してその通りと頷くものの関係ないと言い切って。一緒に居てくれるだけで既に貰っていると微笑み)

それと、なんか、怪我してる？(自分も怪我しているが、相手もしていたので、なんで？と思い)

あぁ……うん。父が家に来たんだ…多分まだ居ると思う…けど寝てるから大丈夫だよ
(問われればどう答えるか暫し悩むものの素直に伝えて苦い顔をし。根拠はないが大丈夫だとへらっと笑って)

お父さん？(暴力ふるわれてるんだなと思い)
俺も、殴られるのは慣れてるから、分かるよ。いつか治るけど、心の傷はなかなか直らないからね。

うん……大丈夫、空くんには指一本触れさせないから…
(心の傷は治らないことに同意しゆっくり頷いて。まだ家に居れば危害は加えさせないと真面目な顔で呟き)

別に俺はいいんだけど、むしろ行っていいの？(ゆっくりと歩きながら尋ね)

うん、おいで？本当は病院に連れて行きたいけど、嫌なんでしょう？
(肩を貸しながらゆっくり歩く足を止めず、しっかり診て貰いたいが嫌だろうと苦笑いし)

だって、病院ってお金かかるし、保険証が必要でしょ？(持ってないしなと思い)

あぁ…確かにそうだね。まあなくても全額負担すれば大丈夫だよ
(軽く頷いた後、いくら掛かろうが支払いさえ滞りなくいけば問題ないのではと微笑み(

いいよ、別に。緊急じゃないし、死なない、から、、(熱が上がってきたのか意識が朦朧としてきて)

…ん、わかった。担ごうか？
(見るからにしんどそうだなと思えば声を掛け)

だい、じょう、ぶ、、(強がって言えば歩き)

そう……無理はしないでね…？
(倒れてしまう前にどうか話して欲しい。考えながらもゆっくりと足を進めていれば家の近くまで来て気にかけながら向かい).

もう、着いた？(周りを見る余裕がなくて、だいぶ歩いたように思っていて、尋ねて)

うん、直ぐに着くよ…
(ゆっくり向かい扉の前まで来て。物音はしない、大丈夫だと扉を開き中へと入り。ソファへ辿り着けばゆっくり降ろしてやり、救急箱を持ってくると話しその場を離れ。戻ってくれば様子を伺い)

はぁ、はぁ、(熱なんて、いつぐらいかなぁ？などと思いながら、少しうなされていて)

酷い熱だね…
(手の平を額に当て苦い顔をし。冷凍庫から冷や枕を出しタオルを巻いて彼の頭の下に敷き、更には小さなタオルを氷水で濡らし額に乗せてやり。傷口の手当をしようと消毒液片手に「痛いだろうけど我慢してね…」と眉を下げつつ声を掛け、直接吹き掛け様子を伺い)

うっ、へい、き、、体中痛い、から、あんまり、気にならない、、(もう、なんの痛みなのかも分からず目を閉じて)