匿名さん 2024-02-23 00:05:10 |
通報 |
ふーん……。なんかいいたげだけだこの炊き込みご飯に免じて許してあげるわ。(じーっと見据えたまま何か呟く彼の言葉をスルーすれば、差し出される茶碗へと視線を遣って、そのまま受け取り。まだ湯気の上がる炊き込みご飯を可愛らしい茶碗へとよそえば、一旦おかずの並ぶ食卓へと茶碗を置いて。「竜児の分はよそわなくて平気?」と炊飯器の前へと戻って問うてみて。)
……炊き込みご飯よ、俺の命を救ってくれてありがとう。
(特に怒られる事も無く炊き込みご飯に免じて許して貰えれば自分が炊き込みご飯のおかげで助かったと安堵の息を漏らしつつ相手から自分の分もよそわなくていいのかと問われれば、はっと思い出したように食器棚から自分の分の茶碗も差し出して相手にお願いをして)
お、おう。俺のも頼んだ。
りょーかい。(言えば相手から差し出された茶碗を受け取れば、か、彼の茶碗へとせっせと炊き込みご飯をよそって。よそい終えれば「はい、どーぞ。」なんてあたかも自分が作ったご飯のやうに満足気に、色とりどりに並ぶ食卓の彼の座る前へとご飯のよそわれた茶碗をことり、と置いて。)
おう、さんきゅーな。
(茶碗を置く相手のしたり顔を見れば思わず笑ってしまいそうになりつつも、テーブル越しに相手の頭へと手を伸ばして、よくやったと言うように褒めるつもりでわしゃわしゃと相手の頭を撫でて。これで先程用意した焼き鮭とだし巻き卵、味噌汁に相手がよそってくれた炊き込みご飯がテーブルの上に揃えば、相手に視線を向けながら、いただきます。と手を合わせて)
んじゃ、食べるか。
トピック検索 |