眩しい常闇(〆)

眩しい常闇(〆)

倉木真澄/五条悟  2024-02-13 23:43:59 
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お相手様決定済。

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  • No.1 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-13 23:52:32 



(/移動させて頂きました!改めてよろしくお願い致します。)


  • No.2 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-13 23:56:04 


(いえいえ、こちらこそ表現が行き過ぎてしまってすみませんでした…改めまして、宜しくお願いします。移動していただいた上にこんなことを頼むのは申し訳ないのですが、先レスをお願いしても宜しいでしょうか…?)

  • No.3 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 00:47:37 



(/いえいえ!なかなかどこまでというのもラインが難しいですよね。此方も気を付けながら進めたいと思います!先レスさせて頂きます!暗転した後からにしますね!白雪と五条は先程の続きからにしております。)


夏油傑
「…いつの間にか眠っていたのか。」
(目を覚ますと身体が怠い。いつの間にか気を失っていたようだ。怠い身体をゆっくりと起こし、倉木と五条の方の様子を窺って。)



白雪咲桜
「あ…ごめんね。」
(流れる映画に夢中になり見ながらポップコーンを取ろうとしていては、彼の手に当たって。其方に目を向けては謝り手を引っ込めようとして。)


  • No.4 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 06:25:47 


(すみません、お気遣いありがとうございます…!)

〈倉木真澄〉

「……ん、気が付いたかい?」
(汚れた服の代わりに新しい服をクローゼットから出し、一旦ベッドルームを離れ、キッチンへ水を取りに向かう。ペットボトルの封を切り、乾いた喉へ水を流し込むようにして飲んでいると─ふと、彼からの視線を感じた。優しく微笑みながら頭を撫でてそう問い掛け、飲みなよ、と─たった今自身の飲んでいた、ミネラルウォーターのペットボトルを彼に差し出す。─やけに静かだな、と思って五条の方へちらりと視線を向ければ─どうやら倦怠感に任せて微睡んでいるようで、美しい寝顔からは穏やかな寝息が聞こえてきていた。その頭を撫でてやった後、無理を強いた彼を労るように─その額へ軽く唇を落とす。折角整えた髪も乱れてしまい、彼が起き上がっているのを良いことに─再び彼の髪を整え直した。「…傑。次は何したい?…可愛い君の為なら、何でもしてあげるよ。」髪を整え終わった後、頬を撫でながらそう問い掛けてみる。)

──

〈五条悟〉

「……別にいーよ。」
(五条は逃げようとする彼女の手を掴み、ぎゅ、と優しく握る。動き自体はスムーズだったが、当の本人─五条の顔は映画館の暗闇でも分かる程に真っ赤になっていた。時折スクリーンが放つ光に照らされると、更に良く分かる。)

  • No.5 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 09:38:26 



夏油傑
「そうだなぁ…こうしてゆっくり過ごすのも良いし、何処か出掛けるのも良いね。」
(倉木は水分補給をしていたようで、ミネラルウォーターを差し出された。確かに喉が渇いていたため受け取りミネラルウォーターを飲む。そうしていると倉木は髪を整えてくれ次は何をしたいかと問われる。頬を撫でられ心地良さそうに擦り寄りながら思案して上記のように述べて。)



白雪咲桜
「う、うん…ありがとう…。」
(手を引っ込めようとしていると手を握られた。ドキッとして五条に目を向けると真っ赤になっている。その様子に此方も頬を赤らめながらこくりと頷きお礼を告げ五条の手を握り返す。)


  • No.6 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 13:49:54 


〈倉木真澄〉

「ん、それじゃあ…二度寝しようか。…ふふ、休日の特権─ってやつだよ。」
(そこまで言った後、思い出したように五条の頭を撫でてやりながら─五条くんを起こすのも悪いしね、と眉を下げて困ったように微笑み、もっともらしい理由を付け加えた。彼の少し脱力した身体を抱き締め、再びベッドに横たわる。彼を寝かし付ける間、今しがたまで強制的に沈黙させていた携帯の電源を入れた。すると、捨てアドに大量のメッセージ─と言っても、大半は老害共からの"有り難い"罵詈雑言だが─その中に、"狩り"の命令が一件入っている。舌打ちしながら日付を確認すれば、どうやら明日の早朝から仕事らしい。彼らにどう説明しようか、と考えつつも、取り敢えず今は眼の前の彼を寝かし付けてやることに集中し、彼の上半身を優しく叩いて─おやすみ、と囁きながら、自身も瞳を閉じた。仕事の連絡の所為で心地好い微睡み─とはいかなかったが、彼らの身体を抱き締めていると、少しは心地良く眠れるような気がする。)

──

〈五条悟〉

「…ん、」
(五条は手を握り返されると一瞬びくり、としたものの─すぐに何事もなかったかのように頷いてみせた。その後映画が終わるまで彼女の手を握ったままだったが、エンドロールが流れ出す頃─思い出したように手を離す。)

  • No.7 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 16:30:55 



夏油傑
「そうだね、よく眠れそうだよ。」
(思案して告げると、二度寝をしようと倉木から言われた。そして続けて五条を起こすのも悪いと言った。確かにそうだ。気持ち良く寝ているようだし悪いだろう。そう思い賛成する。それに自身の身体もまだ怠くゆっくりする方が良いだろう。抱き締め横たわる倉木に抱き締め返し擦り寄り目を閉じる。優しく叩かれていては眠くなり意識を手放して。)



白雪咲桜
「面白かったね。」
(手を握り返すとびくりとしていたが頷いてくれその後はそのまま握っていた。ドキドキとしていたが、映画に集中して段々と気持ちは落ち着いて。エンドロールになると手は離された。少し残念に思うも彼に目を向け感想を伝えて。)


  • No.8 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 17:49:39 


〈倉木真澄〉

「………ん…」
(両隣から彼らの体温を感じて静かに眠っていたが、ふと目が覚める。手に持ったままだった携帯で時間を確認すると、すっかり寝入ってしまったようで─もう昼前だった。先程まで隣で眠っていた五条も少しずつ覚醒してきたのか身動ぎし、何やら不明瞭な声でぼそぼそと寝言を呟いている。布団に包まった芋虫のようなその姿が愛おしく、優しい手付きで五条の頭を撫でてやった。「…起きな…悟、傑。昼ご飯でも食べに行こうか。」と声を掛ければ、白銀の睫毛をゆっくりと持ち上げ─空色の瞳を開いた五条は何処かぼやけたような発音ではあったが、「…ん、真澄が行きたいなら…良いよ。」そう答え、普段よりも数段だらしの無い表情で微笑む。五条が了承してくれたことに機嫌を良くしたらしい倉木は─ふわり、と柔らかく微笑み返し、その頬を撫でてやった。猫のように擦り寄ってくる五条を他所に─夏油傑の頭へ手を伸ばし、彼の解答を待つように再び声を掛ける。)
「……傑、ご飯食べに行こうか?」

──

〈五条悟〉

「…だな。」
(五条は何処か上の空な様子で彼女の言葉に返答を返し、空になったポップコーンの容器を片手にスクリーンを出る。回収スタッフに容器を渡し、暫く映画館の中でぼんやりとしていた。)

  • No.9 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 19:49:40 



夏油傑
「あぁ、構わないよ。行こうか。」
(ぐっすりと眠っていては2人が動いた事により少し意識を取り戻す。まだ眠くぼーっとしていては倉木から声を掛けられた。その言葉にゆっくりと目を開くと起き上がる。五条が答えているのをまだ覚醒しきっていない様子で見ていたが段々と目が覚めてきた。倉木から再び問い掛けられては頷き頭に伸ばしてきた手に擦り寄って。)



白雪咲桜
「悟、大丈夫…?」
(上の空な様子で返答をする様子に不思議に思いながらも五条についてスクリーンを出て。何処かぼんやりとしている様子に余韻に浸っているのだろうかと思い大人しくそばに居たが、時間が経てば気になり背伸びして彼の顔の前に手を伸ばし手を振って声を掛けて。)


  • No.10 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 20:22:51 


〈倉木真澄〉

「…じゃあ、準備しようか。ほら、起きて?」
(撫でろ、と言わんばかりに頭を擦り寄せてくる彼の姿を、暫しの間微笑ましそうに眺めた後─先ずは伸びをして呑気に大欠伸をする五条の、跳ねた髪を手櫛で丁寧に梳いてやって─普段とは少々印象の異なるアレンジに整えてから、五条本人が持ってきていたサングラスを掛けさせる。そのまま服も着せるが─服装と髪を整えられている間、五条は当たり前のように、倉木に大人しく身を預けていた。その姿を一瞥して頷き、「…うん、悟はこれで良いかな。」と呟いた後─次は彼の方へ手を伸ばし、寝た所為で少し乱れてしまった彼の髪を一旦解いて梳き、再び同じアレンジに戻す。服はどうするか、と考えた所で─彼の来ている袈裟をまじまじと見つめ、この服装では少々目立ちすぎるか─と結論付け、クローゼットから自身の服を取り出して彼に手渡す。)
「…多分、そんなにサイズは変わらないと思うから─これ、着てくれるかい?」

──

〈五条悟〉

「……あ?」
(五条は随分ぼんやりしていたらしく、彼女が目の前で手を振っていることにすら暫く気付いていなかった。少しの間を置いた後、ようやく意識が引き戻されたのか─少々素っ頓狂な声を上げる。)

  • No.11 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 21:35:16 



夏油傑
「真澄の…良いのかい?」
(倉木に頭を擦り寄せ甘えていたが準備に取り掛かるようなので離れた。五条の準備をしている様子を大人しく見ていては自分の番がきて。大人しくされるがままでいては、クローゼットから服を取り出し着るように言われた。倉木の服に上記のように訊ねながらも受け取る。倉木の服を着れるなど嬉しいため、すぐ袈裟を脱ぎ服を着ては五条に良いだろうと言うように自慢する様子で目を向けて。そして倉木の方に目を向けては「ピッタリみたいだ。」と告げて。)



白雪咲桜
「大丈夫?熱でもある?」
(目の前で手を振っても暫く気付かず、漸く気付いた様子で素っ頓狂な声を上げる五条に心配になれば、背伸びして五条の額に手を当てて自身の額にも手を当て熱を測り。)


  • No.12 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 22:05:37 


〈倉木真澄〉

「…ん、良く似合ってるよ…可愛いね。」
(体格の差で少々生地が張っているものの、ほぼ想定通り。見た感じ通りにあまり自身とサイズが変わらなかったらしい彼の姿をじっ、と見つめ─目を細めて優しく微笑み、彼の頬をするりと撫でた。見せつけられた五条は、少しばかり不満そうに頬を膨らませた表情で夏油傑を見ていたが、髪を整えられたことで上機嫌になっていたのか─「…今度、僕も真澄の服着たいなあ。」むしろ僕が選んであげようか、と名案を思いついたように笑いながら倉木に抱き着き、甘ったれた声を出しながら子供のように強請るだけで─特に不満を垂れることは無い。倉木はそれをはいはい、とごく軽くあしらいながら五条の頭を撫で、自身は軽く用意を済ませた後に「…準備も終わったし、行こうか?」と問い掛ければ─五条は我先にとその腕に絡み付き、ニの腕辺りに陶器のような白い頬を擦り寄せて─端から見ても明らかな程に甘え切った様子で倉木の顔を見上げ、「ん!…真澄~、早く行こ?」空色の瞳も、更には声すらも甘ったるく媚びるようで─夏油傑にちらりと視線を向けてはつん、と顔を背けた。倉木は、彼に見せ付けるかのように甘えてくる五条の扱いに困ったような表情を浮かべていたものの─彼のことも微笑んで手招いてやる。)
「…ふふ、傑もおいで?一緒に行こう。」

──

〈五条悟〉

「……ねーよ。…早く帰ろうぜ。」
(五条は熱があるのか、と問い掛けてくる彼女に優しく微笑み、額に当てられた手を取ってぎゅ、と握った。そのまま映画館を出て街中を歩き、高専へと足を向ける。)

  • No.13 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-14 23:02:09 



夏油傑
「ありがとう、嬉しいよ。」
(よく似合っていると倉木から褒めて貰えれば嬉しそうに微笑んで五条にどうだと言わんばかりの様子で。倉木の準備が終わり、行こうかと問い掛けられ答えようとしていたがそれより先に五条は腕に絡み付き見せ付けてきた。その様子にムッとしながら睨んでいては倉木から手招かれる。それに機嫌を良くしては頷き五条と反対側の腕に絡み付き擦り寄って。)



白雪咲桜
「それなら良かった…。うん、そうだね。」
(額に手を当て熱を測っていてはその手を取られ優しく微笑まれた。その様子に大丈夫そうだと安心しては笑みを浮かべ頷き五条の手を握り返し高専に向かい歩く。程なくしては高専に到着をして寮の前まで辿り着いて。)


  • No.14 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-14 23:25:55 


〈倉木真澄〉

「……僕の良く行く店で構わないかな?」
(彼らに擦り寄られつつも、施設を一旦後にし、胸ポケットから片手で器用に携帯を取り出してマップアプリを開く。登録された経路─"高専"だの、"自宅"だの、といかにも業務用なものの中から─"美味いトコ"と銘打たれてまとめられている飲食店のものを探し出した。画面をスクロールし、今日行く店を適当に探していたようだが─ふと二人にそう声を掛ける。五条は当たり前のように頷き、「勿論、真澄の好きな所でいいよ~。」と答えながら頬を更に擦り寄せた。相変わらず高身長の美丈夫二人を両隣に侍らせる男は目立つようで、すれ違う通行人の視線が男女関係無く倉木の背中に突き刺さるが─あの時よりは気にならなくなった、と言うよりも寧ろ─可愛くて堪らない妻達と歩くのが楽しい、と感じるようになっている自身を俯瞰した倉木は─その口元に、何処か皮肉っぽい笑みを浮かべてみせる。その店へ向かう途中、ふと─新しく出来たらしい和スイーツメインのカフェに目が留まった。和洋折衷な店の外観も、微かに見える"和"を全面に押し出した内装も─決して趣味は悪くない。帰りは此処で食べようか、と冗談混じりに笑えば─五条は美しい目を大きく見開いた後、ぶんぶんと首を縦に振って「良いの?…あは…僕、真澄にすっごく愛されてる…」最後だけ─うれしい、と子供のような発音で溢し、左手の薬指を愛おしそうに撫でた。倉木はそんな五条の頭を撫でてやった後、夏油傑にくるりと向き直って─「傑。これから行くの─蕎麦が美味しいお店だから、いっぱい食べていいよ。」と囁いてにこり、と微笑んでみせる。)

──

〈五条悟〉

「……んじゃ、また明日な。」
(五条は寮に到着し、自室に戻る直前─くるり、と彼女の方を振り向き、今日一番の優しい笑顔を見せた。そうして、耳を赤くしながらも─彼女の前髪を手で掻き上げ、額に軽くキスをする。)

  • No.15 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-15 01:53:33 



夏油傑
「そうか、嬉しいなぁ。それなら楽しみにしているよ。」
(倉木に腕を絡め隣を歩いていては倉木のよく行く店で良いかと言われる。倉木の勧めなら何処でも美味しいだろうと思いながら五条に続いて「私も構わないよ。」と告げる。歩いていては和スイーツメインのカフェを目に留めた倉木は帰りは此処で食べようかと言う。五条が喜んでいる様子に五条ばかり狡いと思っていては、倉木が振り向きこれから行く店は蕎麦が美味しい店だと言う。己のことも考えてくれていたのかと思えば機嫌を直し微笑みながら上記のように告げ倉木に擦り寄って。)



白雪咲桜
「!…うん、またね。明日のデート楽しみにしてる。」
(自室に向かう五条に挨拶しようと思っていては振り向いた五条。そして優しい笑顔を見せると額にキスをしてくれた。ドキドキして頬を赤らめながらも嬉しくて笑みを浮かべこくりと頷き上記のように告げ手を振り。)


  • No.16 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-15 07:29:27 


〈倉木真澄〉

「…ふふ、奥さんのことは─平等に愛してあげないとね。」
(上機嫌に擦り寄ってくる彼の頬をするり、と撫で─優しい微笑みを口元に浮かべたまま、そう嘯いてみせた。彼の左手を取り、薬指に軽く唇を落とした後─それぞれと指先を柔らかく絡め、恋人繋ぎをした状態で店を目指して歩く。やがて到着した店はいかにもな和風の佇まいをしており、倉木は慣れた調子でひょいと暖簾を潜った。いらっしゃいませ、と友人に接するような調子で微笑む店員に軽く手を上げ、四人掛けのテーブル席に腰を下ろした後─店と同じく和風のメニュー表をテーブルの中心に据えて開いた。注文を取りに来る店員に「あ、僕はいつもので。」と声を掛ければ、店員もいつものですね、と返事をしながら紙に注文を書きつける。倉木の注文を取り終わった後、店員は人懐こそうな笑みを浮かべながら二人の方を振り向き─お連れ様はどうなさいますか、と首を傾げた。五条は少し考え込んだ後、メニューの一番上にあるざる蕎麦セットを指差す。)

──

〈五条悟〉

「…ん。」
(五条は彼女の言葉に小さく頷き、自室に入って部屋のドアを閉じた。そのままベッドに横たわり、赤い顔を誤魔化すように枕に顔を埋める。)

  • No.17 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-15 10:56:24 



夏油傑
「嬉しいよ。私たち愛されてるなぁ。」
(頬を撫で優しい微笑みを浮かべ左手の薬指に口付けをされ手を絡め恋人繋ぎにして歩く。嬉しく思い上記のように告げながらそのまま歩いて。店に着くと倉木はよく行く店なだけあり、慣れた様子で腰を下ろしいつものでと頼んでいる。お連れ様はと店員に言われメニューを眺め思案する。五条が頼んだのを聞けば己はざる蕎麦の大盛りを頼んで。)



白雪咲桜
「あ…硝子のとこ行かなきゃ。」
(彼を見送り、ドキドキとしたまま額に手を添えぼーっとしていたが、家入に手を見せなくてはとハッとして。少しまだ痛む手を見た後、家入の部屋に向かいノックをして。)


  • No.18 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-15 14:22:03 


〈倉木真澄〉

「……どうも。」
(こういった店は始めてなのだろうか、物珍しそうに店内を見回す五条の姿をじっと眺めていると、いち早く運ばれてきた"いつもの"─ざる蕎麦定食を店員から受け取る。お礼と共に軽く微笑んで頭を下げれば、店員も人懐こい笑みを浮かべて厨房の方へと下がっていった。倉木はテーブルの端に備え付けられている割り箸を取って割り、静かながらも美しい所作で白米を口に運び─相変わらずの味に、ほんの少しだけ表情を綻ばせる。そのまま「…ん、」と小さく声を漏らしながら誰に向けるでもなく頷き、黙って口を動かしていたが─ふと、店内を見回していた筈の五条の視線が自身の手元に突き刺さっていることに気が付いたらしい。それで何となく意図を察したのか、箸で摘んでいた料理を五条の口へと運んでやった。五条は満足気な表情で大人しく口を開き、夏油傑の方に勝ち誇ったような視線を投げる。)

──

〈五条悟〉

「………はー…」
(五条は枕に顔を埋めたまま、長い溜息を吐き出した後─今更自分のしたことに気付いたのか、足をバタバタとバタつかせる。「…クソっ、」と小さく悪態を吐き、そのまま目を閉じた。)

  • No.19 by 夏油傑/白雪咲桜  2024-02-15 17:41:34 



夏油傑
「…真澄。」
(ぼーっと店内を眺めていれば、倉木の頼んでいた届いたようで。食べ始めた倉木は美味しそうに顔を綻ばせている。その様子を微笑ましく見ていては、五条は倉木に食べさせて貰っている、そして此方に勝ち誇ったような表情を浮かべた。その様子にムッとして恨めしそうな眼差しを向けた後、倉木の方に目を向けては、倉木を呼んで、言葉にはしないが悟だけ狡いといった様子で強請るような眼差しを向けて。)



白雪咲桜
「硝子、ごめんね。」
(家入の部屋に向かい声を掛けると、出てきて入るように言われる。突然押し掛けたことに謝りつつ部屋に入ると、家入に手を見せて事情を伝える。家入は“あのクズ、咲桜に怪我させて…締めとくか。”と述べながら反転術式で治して。)


  • No.20 by 倉木真澄/五条悟  2024-02-15 19:09:08 


〈倉木真澄〉

「……ふふ、はいはい。」
(暫くの間は穏やかに微笑みながら─餌を待つ雛鳥のように自身を見つめてくる五条の口へ料理を運んでやっていたが、ふと掛けられた声に顔を上げた。視線が逸れた事に対し、不満げに頬を膨らませる五条に軽く断りを入れた後─箸で摘んだ料理を夏油傑の口へと運ぶ。尻ポケットで震えた携帯をそれとなく確認すれば、また上層部の誰かから"狩り"の依頼─それも明日の分が数件送られてきていた。まあ"獲物"自体は非術師ばかり、時折低級の呪術師が居る程度で楽な仕事だが─何せ量が多い。これは一日仕事になりそうだ、と思いつつ、彼らにどう説明するかをぼんやりと脳内で思考する。そうこうしている内に店員が彼らの注文した商品を運んで来て、軽いお辞儀と共に伝票を置いて立ち去っていった。)

──

〈五条悟〉

「……ぜってー硝子に怒られんじゃん。」
(五条はぼそり、と呟き、枕に顔を埋めたまま目を伏せる。足をバタつかせていると─疲れたのか、いつの間にか眠っていた。)

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