日々は変わらず廻る 〆

はは、ありがと。お互い好きってなんかいいねえ。

①であるならちょっと補足で自己紹介入れておこうかな。

甘党/カフェイン中毒/バランスを取るように美容には気をつけている
酒も好き/でも飲み会とかは好きではなく職員同士の飲みは弱いふりをして抜け出す
家飲みは好き/趣味は散歩と読書と映画
呼び名の変遷は、
小→カズくん
中高大→一也
教諭としては→荻原先生

家は当たり障りなく中流家庭、父母共に健在。
二人兄弟で二つ上に兄が居るので多少差別化されて育ったため交友関係が抵抗するように歪む。
誠実な兄に抗うように不誠実に、されど気付かれぬように自然に。
↑この辺の事情は知ってても知らなくても展開としては面白いかもね。一応情報までに。

恋愛対象はどちらにも言い寄られたことがあるがどちらでも良いというのが本音。
基本的に一人を好む性質があり、構ってくれない、冷たいなどの理由でよく自然消滅してるのでじゃあ遊ぶだけの関係でいいんじゃないかと割り切っている。
幼馴染に関しては全然性格も性質も違うが小さい頃から当たり前のようにいたので今更跳ね除けるような理由もなく大概の会話も行動も許容範囲という認識。

思いつく限りバーっと書いてみた。一応質問の答えも兼ねつつ。
ちなみにそっちは恋愛面どっちなんだろ。聞かれると俺も気になってきたわ。

おう、さんきゅ。
じゃ、俺のも追加で。

酒好き／かなりザルで飲んでも顔に出ない
基本的に好き嫌いはない／プロテイン愛用者
趣味はジム、サウナ、温泉／
実家を出て一人暮らし中

小中高大→環
教諭→環先生(公な場では葛先生)

こちらは母子家庭。父親は幼い頃(小学生のころ)に他界。父親は警官だった。
高校生の妹がひとり。面倒見が良い。
そっちの家庭環境に関しては詳しくは知らないことにしておくかな。

こっちは基本的に女性が対象。基本的にな。
サバサバしてる性格が祟って、すぐに愛想つかされて振られる残念な男だよ。
幼なじみはなんでも話せる一緒にいて落ち着く存在だと思ってる。んなことは面と向かっていえねぇけど！

諸々把握…ってこれ酒勝負したら俺潰れるんだろうな…。
絶対挑まないようにしよ。

なんで念を押されたんだかはとりあえずはスルーしておこうかな。はは。
書き忘れたんだけど一応俺も実家ではなく一人暮らしということはついでに書いとくね。
じゃあとりあえず…始めるか。言い出しっぺだし俺から絡み投げるね。ロルテちょっと変えたやつ。
疑問に思ったことあったら遠慮なく背後に言ってくれて良いからー。



────

（放課後になって日も暮れ始めるのが早くなる季節、ちらほらと帰宅する生徒が窓の外から見える。備品のチェックやら書類の整理などしながらも目が合った生徒が偶に頭を下げたりする様子も見受けられフ、と小さく口角あげるなどして。そうこうしていると開いた保健室の扉に自然とそちらに目を向けて）
──…、どうしたん、チビコロ達の親分が珍しい。
（周囲に誰もいないのを一瞬視線巡らせて確認しつつ、サラと前髪を斜めに揺らして彼へと姿勢を向けた）

どうも、親分でーす。
…擦りむいちまってよ。わりーけど手当て頼む。

( 放課後サッカー部が休みなのにも関わらず、生徒たち誘われ試合をしていたわけだが。豪快にスライディングシュートを決めたところで生徒に心配され足を見てみると、長ジャージをはいていたとはいえ中で擦りむいたらしく血が滲んでいた。こんな怪我、日常茶飯事だというのに試合に付き合わせた手前酷く心配され保健室送りになって今に至る。保健室の扉を開くと、窓際で絵になる幼馴染に視線を。相手の前まで行くと足を指さして説明し。)

…豪快な擦りむき方してるな。俺がばあちゃん先生だったら説教してるとこだわ。

（怪我をしてる割に元気な友人の姿に相変わらずといったような親しみ持ち合わせた苦笑になりながらもとはいえ処置はしなければと爪先を翻す。手前に位置する黒い長椅子に指差し「座ってな」と一言付け足し、白衣の中から鍵を取り出すと備品棚の方へと向かって）

元気なのは結構なんだけどこれから寒くなるんだからマジで気をつけろよ？…てか、そうだ。…お前この後って予定どうなってる？

（必要なものを取り出しながらふと、思い出したように背後に視線を傾けながら問い掛け）

こんな怪我くらい何ともねぇんだけどなぁ。
わかったよ、気をつける。

( 指示通り黒のベンチの上に腰掛けると、手当てがしやすいようにジャージを膝上まで捲りあげて。見事に擦りむいてはいるが、血はほぼ止まっており、彼の言葉に大人しく頷きつつにかっと笑って。ふとその後の質問には、不思議そうな顔を示し。久しぶりに飲みにでも誘われるのかと少し冗談ぽく言ってみて。)

お？なんもないぜ！
もしかしてデートの誘いか？

キッズ達が心配すんなら何ともなくはないだろ。
──…素直でよろしい。

（保健室に来た理由も見透かすように呆れながら言い。彼の目の前に移動してしゃがみ込めば凝固した血液を消毒液で拭いたり包帯とガーゼを当てがい着々と手際よく処置をしていき。程なくしてその作業も完了すれば手近な机に備品は纏めておいて）

んだよそれ。デートなんか俺としたいの？
…うちに母さんの実家の野菜のお裾分けめっちゃきて。しょうがないからおでん作ったんだけど一人じゃ食いきれないしお前んとこにあげようかなって。ついでに酒飲みに。

（冗談でもそんなことを想定してない口調で眉を顰めながら彼を見上げた。しゃがんだままで自分の顎に手の甲添えて頬杖しながら余裕で彼の家の酒を頂戴する算段自然と混ぜながら小さく口元笑わせ、「良いだろ？」と声を添えて）

おーさすが。手際いいな。
さんきゅー。

( 足元にしゃがみこんで手当を施してくれる相手。当たり前だが手際がよく、あっという間に処置が終わった。礼を伝えるとジャージの裾を整えて。)

まじか。ぜってぇ、酒がすすむだろ。
環の家の野菜でつくるおでんとか、最高じゃん。
よし、俺の家集合な。
( デートの反応にはくつくつと笑って。おでんのワードを聞けば嬉しそうに笑いすぐさま返事を。彼の手料理はそこらへんの店で出るものなんかより美味いのは知っている。それにちょうどこの前、酒を仕入れたばかりで。ちょうどいいと笑う。)

誰だと思ってんだ、当たり前だろ。

（単純な褒め言葉は幼馴染だからかどこかこそばゆく誤魔化すように減らず口の応対、やれやれと棒読みに近い呆れの声と共に立ち上がり、ついでとばかりに彼の頭を片手で一度軽く撫で）

ばーちゃんが作る大根が美味いんだよな…旬なうちに食うってなるとマジで大変だから助かる。
家着いたらじゃあ連絡しろよ。どうせ近いしな。

（終始笑顔の絶えない相手にジトと半眼差し向けるも長くは持たず、片眉下げながら此方も笑みを零し、肩をゆるりと落としながら備品は棚にしまって鍵閉めまできっちり施して、言葉終わりに彼の方にまた振り向いて）

( 高身長ゆえ、人から頭を撫でられるなどという経験はあまりなく。こんなことを自分に出来るのは幼なじみである彼だけなのだ。不思議と嫌な気はまるでない。立ち上がると、彼の方に向き直り。)

いやいや、こっちも助かってしかないから。お互い良いことだらけだな。
おっけー。今日はすぐ家帰るぜ。
じゃ、また後でな？

( 今日の業務はほぼ終わっているので、職員室に戻ったら荷物をまとめて帰ろうと計画を。軽い足取りで保健室の入口までいくと相手に別れを告げて)

うん、俺ももうちょいしたら帰るわ。…ああ、サッカー部の連中にちゃんと大丈夫なの言うんだぞ。
お前慕われてる自覚そんなに無いだろうけど、結構評判良いんだから。

（保健室を訪れる生徒の中には当然サッカー部も混じっていて偶に聞く彼の話に普段は塩対応してるもののしっかり覚えていて。数歩の距離を置いて彼を見送るように片手をあげて「はいはい、またな」と素っ気ないながらもなんだかんだ笑っている。時間を掛けないように彼が去った後はそそくさと帰り支度を済ませるだろう）

…わかったよ。じゃ、またあとでな。

( 自分の評判なんて少しも気にしたことはなかったが、そう言われて悪い気はひとつもしない。手をヒラヒラ振ると保健室を後にしては、先に運動場へ向かうかとそちらへ足を運び。)


────

( あれから生徒たちに無事を知らせ、荷物をまとめれば学校近くのアパートへ。わりと築年数は新しいため外見は綺麗。部屋の扉を開けると、玄関、廊下。突き当たりがリビングキッチンになっていて、それなりの広さがある。廊下の途中右側の部屋が寝室。左手にあるのがバスルーム、トイレももちろんあり。スマホから相手の連絡先にメッセージを送る。「ついたぜ。」と一言だけ。)

（白衣から着替え、白のチェスターコートと厚手の赤と黒のボーダーマフラー羽織って一時帰宅。あらかじめ冷蔵庫に用意しておいた4人分くらいは入ってるおでん入りのタッパーをエコバックに仕舞い込み、その頃合いにてメッセージに気づき。簡潔な文に彼らしいなと言いたそうにフハ、と一人可笑げに息を落として）

「すぐ行くよ」
「鍵開けてないと帰るけど」

（此方も簡潔に返し、通常と化してる冗句を添えながら靴を履き直し寒空に再度歩だす。５分も掛からないうちに彼の部屋までは辿り着く距離なので、）

──…来たぞー。…さ、今回はどうだ。

（部屋の前、扉向こうにあっという間に辿り着いた。大体開いてるかどうかは自分的には五分五分といったところで、どこか楽しげにドアノブに手をかけて）

( メッセージを見て思わず頬が緩むが、彼が到着するまでそれほど時間は無い。扉の鍵を開けておき、部屋の中をサッと片付けては家の中の酒のストックを確認する。そうこうしているうちに玄関からドアノブを回す音が聞こえれば、早いなと思いつつ、玄関へ出迎えにいき。)

おー、はえーな。くるの。

(しっかり開いていたならそのまま玄関に入り。室内外の温度差で鼻や耳を薄ら赤くしながら上目に彼を見遣り)

…お疲れ。マジ寒い、最近寒すぎる。
一也これ温めて…。

(寒さに弱い雑魚耐性は昔からで、眉を顰めながら彼の方にエコバッグ差し向け受け取るように促しながら靴を脱いで)

あぁ、最近さみいよな。
ほら入れ入れ。

( 寒がりな相手の様子に少しだけくすっと笑うと、エコバックを受け取って中に入るよう促し。リビングに入ると、小さなテーブルと椅子がふたつ。テレビの方にはこたつも置いてあり。エコバックからタッパーを取り出すと「うまそ」と呟いては、電子レンジに入れて)

(迎え入れられるまま彼の後をついていく。ちなみにおでんの具材は一般的なものはほぼ入っているが母仕込みの出汁が染み渡るもので、毎年の様に手癖の様に作っているので飽きないのかと彼の背中見ながらふと思うが聞こえてきた呟きに杞憂と知ればほんのり口角持ち上げて)

…ほんとだよ、飲まないとやってらんねえっつの。
…んで何あんの。

(リビングには向かわず彼の背後に立ったまま、自分の顎を彼の肩口に添える程度に置いて、本日の晩酌をなんとはなしに問いかけ)

おっ、よくぞ聞いてくれました！
今日のおすすめは純米大吟醸。勿論ビールもあるけど、どうする？

( 肩口に感じた重みに小さく笑うと、棚から少し大きめの青色に輝く瓶を取り出して。やはりおでんといえば日本酒。中でも純米酒は米本来の味が味わえていい。相手も酒は弱くないし、こうやって酒好きの自分に付き合って貰えていることが嬉しく、定期的にいい酒がないかネットショッピングをして注文をしている。)

なるほど。…瓶綺麗だなぁ、開けちゃっていいならそれが良い。
ビールも良いけどなんかそういう気分だ。

(そこら辺では見ない様な酒瓶見せられては酒飲みとしては見逃せなく、爛とした目を珍しく浮かべながら首肯し。彼から1歩下がれば勝手を知る部屋故にグラスを2つ取り出してリビングに向かい)

…あ。…一応確認するけど女と飲む用とかならちゃんと遠慮するぞ？お前そういうの忘れてないか心配だからな。
(テーブルにグラスを起きながらふと過ぎった懸念そのままに語り、上着とマフラーを脱げば壁に掛けておき)

ん？…あぁ！そういうことな。
俺、今特に相手もいないから問題ねぇよ。
つーか、お前と飲むように買ったもんだからこれ。

( 温め終えたおでんを大皿に移し、それをテーブルへ運ぶ。ふと相手からの言葉にはなんの事か分からない表情を示したが、少し考えた後で納得して。相手なりにそういうところに気をつかってくれたのだろう、豪快に笑うと特に相手はいないと告げ、さらに彼と楽しむために買ったものだから何の遠慮も要らないと伝える。)