掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( あまりにも重なり過ぎて音波レベルと化す駆動音を伴いながら、自分達を追ってくる球体の大群。あの物量に迫られては幾ら何でも窒息する、と一も二も無く走り出したは良いが、逃げる指標も決められていない。「知らん!機械工学なぞ専門外だ!」同じく逃げる相棒が放った声はバッサリと切り捨て、「貴様こそアレをどうにかしろ!自慢の武器で斬ってこい!」そのままほぼ同義の無茶振りを叩き返す。突き当たり、角を曲がった拍子に球体達は壁にぶつかるが、その機体の柔らかさからすぐに復帰する為、数は減らず。埒が明かないと白衣のポケットから粘着剤の弾倉を一つ取り出し、その蓋を外して指先から新たに精製された爆薬血液を数滴垂らし、振って混ぜた物をそのまま後ろ手に投げる。何体かに掛かった薬液が小規模ながら炸裂を繰り返して飛び散り、球体同士、又は球体と壁、球体と床を接着して動きを封じたが、結局は一部のみ。障害物となった物を乗り越え追跡してくる物の方が圧倒的に多い。「……っ、兎に角、開発課に…」数の暴力とはこの事。解決策を求め目標地を言葉にしかけて、それを通路各所に設置されたスピーカーからの、館内放送チャイムに遮られる。『あ~開発課よりお知らせ、お知らせ。』チャイムに続いたのは緊張感の無い男の声。『昨日、うちの部下達と徹夜ハイの勢いで大量製作したディフェンダーちゃんなんだけどさ、共通AIに接触相手を敵認識するバグの発生を今発見したから、大本直すまでちっとお触り禁止……ん?』話の始まりから既にろくでもない説明が流れ、今更対策を伝えていた音声が疑問に途切れる。その後で機械の操作らしいノイズが挟まり、あ、と此方に気付いたと思しき一声が漏れる。『…もう手遅れっぽい?じゃあ、しばらく頑張って逃げててお二人さん~』だが状況把握したにしてはあんまりにも軽い調子で終わったそれに「――――っ、」脚は止めないまま、まずは絶句し、「あの、機械イカれフリークども!!頭に錆びたナットでも詰まってるのか!?」もう切れてきている呼吸も忘れる勢いで、湧いた怒り任せに叫ぶ。「…まずせめて、数の分断だ。これの半分でも、何処かに閉じ込めるなり固めるなり、何かしらで行動の妨害が出来れば…」叫んだ所で状況は変わらない、むしろ余計に息が荒くなる。しかし多少は落ち着いた思考で打開策の相談を相棒に持ちかけて )
(/ ですねえ……あ!それ良いかもしれません!こういうの良いけど、アーネストとイヴさんではちょっと無理があるってシチュとか、他の子とお話したい状況が出来たら、その時に緩くキャラや世界観決めて、数レス~十数レスくらいでサックリやりたい部分だけやり取りする性癖詰め合わせトピとか、どうでしょう!!? )
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