掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 解っている、と背後の声に些か食い気味に返して道を進む。苛立って大きくなる自身の靴音、そこに聞き慣れたヒールが混じれば、振り返りはしなくとも歩度を少し緩めて共を当たり前にする。それからエレベーターホールにて、先にボタンへ指の伸びた相棒に昇降機の呼び出しを任せる。――が、そのボタン自体が無反応。原因は明白で、此方も試しと携帯端末を取り出してみると、捕まえた球体からの電流で圏外表示にノイズが走る画面と使い物にならず。「たかが装置の分際で……」頬の片側を引き攣らせ、周囲にも聞こえる馬鹿でかい舌打ちの形で相棒と同じ文句を響かせる。加えて球を掴む指先を尚更機体に食い込ませているその間に、相棒はさっさと切り替えたらしい。運動という、己の中でも一二を争う嫌な動作に道を示す声へ、躊躇いに相棒の方を向いたまま数秒フリーズ。更に一度視線を逸らしてから数秒、諦め色の深い息を吐き出してやっと、唇を曲げ結んだまま同じ方向に踏み出す足で肯定する。「……こんな妨害虫ごときに、時間を浪費せねばならんとは…」運動への気乗りの無さと開発部への不満が拮抗し、ノロノロと遅い歩みながらも進みながら待ちきれない愚痴を溢す。今漸く地下三階と半分、その下の四階通路の床が見えた辺りで、動く何かが遠目の視界に飛び込む。「……む。」同時に聞こえた覚えのある駆動音。それは一つ二つではない。「…まだあるのか。」確認が取れるだけで五体。捕獲した物と同一の装置が浮かんでいる事にあからさまな嫌悪が漏れる。しかし然したる脅威も無いとそのまま降りていった先、地下四階。ふっと顔を上げて窺った通路一杯、見えていた分の十倍以上もの数の機体が一斉に己と相棒を振り返り、その全てと目が合う圧迫感に思わず踵を引いて――瞬間、津波のように一遍に飛んできた無駄に色とりどりの機体達に、反射的に背を向けて駆け出し )
(/ 日頃から妄想を鍛えてるお陰ですかね!へへ!!え゛っ、へ、あの、めちゃめちゃ嬉しいです!主様の他の子も見てみたいです!あでも、これ以上はキャパオーバーになっちゃいます…!!でもお話はしたい…!どうしましょ、どうしましょ……っ!! )
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