掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 隣から聞こえてきた短い悲鳴も知らん振り、外方を向いて大欠伸。それにつられて滲んだ視界を瞬きで整えて、珈琲を飲むついでに相棒の方を向く。例の球体はといえば、彼につつかれて一回転し、飛び上がって少し逃げてはまた近付き、顔を覗くように高度を下げ、またつつかれ、と生き物さながらの反応で相棒に遊ばれている。「…餓鬼には良い遊び相手、っ!?」先程よりは醒めてきた頭で一言放りかける途中、後頭部に受けた衝撃で言葉が散る。思わず後ろ頭を押さえて背後を振り返ると、相棒に投げたものとは色違いの球体のレンズと目が合う。「……まだあったのか、この羽虫玉。」わざわざ正面に回ってくるそれを苛立ち含みに睨んだ先、機体の側面に『ディフェンダー・AI試験中』のゴシック体を見付け、二つの飛行物体の正体と事情を察する。が、どの道自身には一粒の興味も無い。周りを彷徨くそれを追い払おうと、球の底をピシリと指で弾く。指先を当てただけの揺れで球体はフラフラと離れ、一息を入れたその次の刹那――顔面目掛けて急降下する。「……は?」軌道の見えているものをそのまま受けるヘマはしなかった。しかし傾けた耳のすぐ近くを空を切る鋭い音が通って、掴めない状況に眉間の皺が深まる。その一度だけなら、只の偶然、AIの気まぐれと飲み込めただろう。だが、そうではない。キュイ、キュルキュルと鳴き声と紛う駆動音を響かせて、その“目玉”は明らかに此方を注視し――二度目の、今度は急上昇を始める。「何だ、この、ポンコツがっ…」悪態を吐いて再び避け、その拍子に椅子から立ち上がり、崩れた姿勢のバランスを取る。三度目の突進を捕まえ、「……開発課に一言礼を言ってくる。良い目覚ましを作ってくれた、とな。」逃げる挙動をガッチリ押さえ込み、眠気の代わりに機嫌の逆立った険しい目で球体を刺した後、一つ出来た用事を相棒に伝え、ロビーから廊下に通じる方向へ白衣を翻し )
(/ はわ、はわわ…!解りますよ…!「この人も自分の事好きだったらな…」ってお互いに想ってる二人とか、勘違い、すれ違い、立場の違いで中々進めない二人とか、良いですよね…!ああ~大好きです!話が楽しくなっちゃってついうっかり「ほんでな、……あっ!」って方言出て恥じらう子とか、別の子に手を出そうとしたら「自分だけ見てよ」って追い込まれて泥の中に沈むように執着に引き込まれるシチュとか、好きな人に恋人が居たり立場があまりにも違う相手で、叶いっこないって思い込んで封じてた恋心を、勢い余って本人の前で口走っちゃって、次の日から気まずい…!なのとか……もう、全部大好きです!! )
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