掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
|
通報 |
( 笑い混じりの訂正へまた鼻を鳴らしつつ、相棒の声通りソファーの端寄りに、やや深めに腰を掛ける。それから少しの手持ち無沙汰の暇を潰すのに、自身の走り書きで埋まったメモ帳を開いて文を追いながら、一度か二度、相棒の声のする方向に耳を向ける。思っていたよりは時間を経て、差し出されたマグカップに指を掛ける際、それまで視線を置いていたメモを仕舞う。その間の反対端に座る相棒の微かな振動の後、意識が逸れたついで、テレビに目を投げてみる。映る番組では名うてらしい人物らが並び笑い、だが性別以外の区別は己にはほぼつかず、すぐに興味を切らして手元の珈琲に目を落とす。再び手帳を取り出しかけた所で、此方に押されてきたリモコンに数秒の間を開いた後、ポケットに入りかけていた手でそれを掴み、取り敢えず順繰りにチャンネルを回していく。「……ん。」パチパチと切り替わる映像の内、音声を聞く程度に手を止めたのは、本日の出来事を伝えるニュース報道。その話題は丁度、今朝の特殊個体について。鎮圧後の現場の被害状況を中継するアナウンサーと、取材に応じる近隣住民や機関関係者に、思わずシッと口元を引き攣らせる。「…… どいつもこいつも、暇なようで羨ましい事だ。」自分達が毒を吐いた初老幹部が出なかった事だけは幸いだったが、好き勝手と述べる有象無象に一言刺し込み、またチャンネルを一つ回してそれらを断ち切る。その後には本格的にテレビへの関心を失い、手帳を片手に時折珈琲に口を付け、自身の思考の内側に入り込んでいく。――一時間かそこら程度、飲むものが無くなったマグカップに口が空振った事で集中は切れ、漸く顔を上げる。「…少しはマシになったか。」窓の外、硝子を叩いていた雨音は随分弱まったようで、一人呟き、持ちっぱなしだったカップをテーブルへ乗せ、緩慢な動作で立ち上がり )
(/ うぇへへ良いですよね、テンションの落差激しい子って…私?私は普段頭が良く落ち着いた大人らしい大人が、妙な部分で情緒が育ってなくて、何かの切っ掛けで一瞬幼い感情を見せたり、筆跡やふとした言葉遣いが子供っぽかったりするのが大好きの民ですね!! )
| トピック検索 |