掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 「……では、待機室に行くぞ。」今度こそ、相棒からは賛成が返される。少々ばかりの疲労も混ぜた溜息を溢しつつ、もう一度だけ、相棒が背を向けた後の個体へ目を遣ってみれば、舌を突き出す姿が見えて。それに一瞬の思案の後、指先に精製した己の血液一滴を的確に、その口元へと弾き飛ばし、「散々餓鬼の遊びに付き合わせてくれた礼だ、取っておけ。」刺々しい皮肉を浴びせた後は、今の行為の子細は伝えぬままに己も相棒同様踵を返して尋問室から退く。――待機室内。無駄足だったと飾り素っ気も無く報告、兼文句を吐き出すと、様子を見ていた候補生達の内一人が抗議を始める。すれば同調の勢いを借りてか他の候補生までもが声を上げ始める。酷いやり方、自分の方が上手くやれる……しかしながらそちらの言葉には反応も殆どせず、精々が微塵の興味も見当たらない無色の視線を数秒流した程度。今苛立ちの目で射抜くのは、此方の睨みもいけ好かない愛想笑いで飄々と流す、ライトグレーの髪をしたやや若い幹部。どうどうと候補生を穏やかに治める姿にも舌を打って、「…個体の拘束不備による危険性が、よもや貴様に解らんとは思えないのだが。どう“あれ”の説明をする、フロスト個体管理課長。」珍しくも敬語など最初から無し、幹部の役職だけを当て擦りに呼んで咎める。“いやあ、この子達が可哀想だと嘆くものですから”などと言葉だけは物腰柔らかに、何処と無く己への気安さも交えて事実かどうかも怪しい理由を話し出し、それに候補生らも味方をして、「……幹部とその予備が揃って公私混同とは、それこそ嘆かわしい事だな。」此方はその様子に辟易と毒を吐き出す。それも効いているのかいないのか、幹部の彼は軽く肩を竦めるのみで相棒の方へと向いて、“お疲れ様です、ご迷惑おかけしましたね”と柔和に笑ったままに、本心とも思えぬ丁寧な労いと謝意を滑らかに掛けて )
(/ ええ!このままこの二人がどこまでいくのかじっくり観察…もとい見守りたいので!!()おお!おめでとう御座います!やりましたね!!ふむふむ…なるほどこれは若手刑事さんが、がしゃ髑髏さんに振り回されつつ成長していくタイプのお話と見ました!!良いですよねぇ、人外×人間のセット……あと個人的にはがしゃ髑髏さんが人に化けた時に“男前”とか“色男”とか呼ばれる類いの姿になるんだろうな…という妄想まで致しました() )
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