掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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(「ん~、オレもそうは思うけど。でも…」イヴは一旦そこで言葉を切り、相棒と同じようにマジックミラー越しの幹部連中をじろりと睨んだ。こちらから見えはしないが、向こうで漏れた候補生らしい悲鳴に肩を軽く竦める。「お偉いさん達は、情報が取れると思ってるみたいだし?まあ、やるだけやってみよ~よ。」そうして目に見えて不機嫌な様子の相棒に普段通りの軽薄な笑みを向けた後、特殊個体の方へとくるりと向き直った。「あは、無駄な抵抗しない方がいいよ~。オレは別に気にしないけど、ね。」相棒に尽く植物を無力化され、特殊個体は随分とムキになっているらしい。恨めしそうにこちらを睨んでくる視線を笑顔でさらりと受け流し、両手を大きく広げて戯けるように笑ってみせた。あくまでも反抗的な態度のままにつん、と顔を背けた特殊個体にやれやれと言わんばかりの溜息を漏らし、予備動作もなしに─特殊個体の、男にしては少しばかり長い髪を乱暴に引っ掴む。痛い、と抗議の声を上げる特殊個体など素知らぬ振りで「さっき気にしないって言ったけど…人と話す時くらいはさ、人の目ぇ見よっか。」と─大方は普段通り軽薄なように聞こえるものの、何処か酷く冷え切った声で告げながら微笑んでみせ、底冷えした笑顔のまま首を傾げて)
(いえいえ、お待たせしてしまってすみません…!こちらこそ、宜しくお願いします!)
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