【　囚徒のヒメゴト／無登録／雑談／ＢМＬ　】

＞紹

っ、（　口内へと充満する煙に息の逃し方を手間取ったのか、ぱっと唇を離すと僅かの間顔を背けて咳き込み／ぐいと唇を拭うとこれは何かと問うような視線を相手に向け　）……お前って自己分析ヘタクソなんだな。（　息を整えればまじまじと相手を観察し、遠慮のない言葉を投げかけて　）なるほどなぁ。俺としちゃ二がとっておきだったんだが、お前も弱みを優先するタイプの人間だったか。（　訝しげな表情にこちらは楽しげな表情を崩さず首を振り、形だけ残念そうに述べてみせ　）

＞ジャック

…それは俺が提供してやれるモンの中で一番イイ薬だ。効果を麻薬に全振りしてる。大抵は一発で廃人になっちまうけど、お前には少しも効かねぇのかな。( 大人しく相手から身を離すと向けられる視線に楽し気な口調で答え / 興味深そうな視線を向け )何だ、お前は俺にそれ以上の価値を見出してくれてンのか？生憎そこまで良い男じゃねぇよ。( 遠慮も何もない一言に苦笑漏らし / 肩竦め )…うるせぇな、とっとと言えよ。わざわざ俺に情報提供するような真似しやがって。( 徐々に焦らされているような気分になってくると眉を寄せて告げ )

＞紹

まあ、ろくなもんじゃねえことだけは分かったな。……俺としても少しくらい酩酊したかったんだが。お前の薬、改良の余地有りなんじゃねえの。（　不快感の他に異常の出ない自身の身体に溜息を吐き　）認識の相違ってヤツだな。俺にはお前が宝の山に見えるね。（　人差し指で相手を指しながら目を細め　）チラ見せしたほうが購買意欲を唆られるだろ？だが、お前の選んだのは一番グレードの低いモンだぜ。…………俺は三日もお預けを食らうと狂い出す性質らしくてね。今がちょうど、その三日目なんだ。要するに、（　滔々と一本調子で述べれば、不意に先程と同じくぐいと相手の胸ぐらを掴み／隣りに座っているであろう相手を引き寄せ、焦点が合わないほどの距離で鼻先を擦り合わせて瞳に光を宿らせ　）──今からその、狂うジャックの秘密を確かめようってわけだ。

＞ジャック

へぇ、マジか。初めて見たな。…俺の薬のせいじゃねぇよ。お前の体が変なんだ。( 僅かに瞠目すると心底驚いたように呟き / 口角上げると相手の瞳を覗くようにまじまじ眺め )…その割には俺のケツ以外欲しがってくれた事ねぇけどな。( 何処が、と聞くのも野暮だと思い直すと小さく笑み零し )っ、……ハ、俺を性欲処理に使おうって話か？それとももっと暴き甲斐のある秘密でもあンのかよ。( 相手の言わんとしている事を理解しようとしている間に唐突に胸倉を掴まれると抵抗の間も無く瞠目し / 触れ合う鼻先はそのままに焦点の合わない視界に目線を伏せながら告げ )

＞紹

言ってくれるじゃねえか。お前だって煙を口に含んでんだから、似たような体質なんだろ。（　相手もまた自身で作り出した薬が効かない性質なのだろう、と言う意味を含ませながら肩を竦め　）他に欲しがってほしいもんでもあんのかよ。薬に関しちゃたった今価値を証明したぜ。……ああ、『お前自身』が欲しいってのならどうだ？（　とん、と額の中心に軽く指を突き立てて瞳を覗き　）さぁ？それもついでに確かめてみりゃ良いんじゃねえの。──それに、俺は色に狂うとは言ってない。（　逸らされる瞳に喉の奥で笑みを漏らし／服に忍ばせた名刺のようなカードを閃かせると、相手の首筋に尖った紙面の角を添わせ　）

＞ジャック

自分の毒でくたばっちまったら元も子もねぇだろ。俺は人間じゃねぇしな。…何でだろうな、お前はほぼ人間なのに。( 独り言のように呟きながら心底不思議そうに首を捻り )…腹立たしい程魅力的だな。本気にさせンなよ、鬼は欲深い上に執念深いからな。( 額に触れる相手の指を掴んで引き剥がし / 開かせた掌に唇を触れさせながら告げると口角を上げその手を離し )…何だ、酒か食いモンか博打か？( 首筋への微かな痛みと擽ったさに顔を顰めその紙を取り上げながら適当な言葉を並べ )

＞紹

俺に聞かれてもなあ。一分もない人外成分がいい仕事してんじゃねえの、俺としちゃ余計なお世話だけどな。（　苦笑を浮かべながらひらひらと手を振って　）へーえ？お前、俺の性質を忘れたか。止められるほどやる気になるってね、本気にするまで口説き落としたくなってきた。（　話された手でそのまま相手の手首を攫うと、指先を触れ合わせて目を細め　）殺人衝動。──まぁ、冗談だ。（　名刺のような紙切れの表面には舌を出したジョーカーの絵柄がプリントされており／同じような表情を浮かべながらくく、と笑みを漏らして　）

＞ジャック

まあそうなんだろうな。…お前が気持ち良くなれそうな薬でも模索してみるか。( 自らの顎に触れながら一人楽し気な声色で呟き )…お前の為に忠告してやってンだぞ。俺が本気になったからハイ終わり、じゃ済ませてやれねぇからな。( まるで戯れの一環のような言葉に呆れを隠そうともせず / 触れ合った手元へ視線を遣り指の間へ指先を這わせ軽く絡めるようにし )…何でそれをわざわざ俺に言うわけ。俺の秘密を聞くのは飽きたか？( 絵と相手の間へ視線を行き交わせて笑み零し / カードを眺めながら問い )

＞紹

おー、励め。ついでに味も改良してくれ。（　気のなさそうな素振りでひらひらと手を振って　）はッ、俺が本気じゃないとも言ってねえだろ？（　相手の言葉を鼻で笑い飛ばせば、絡め取られた指先を擦り合わせるようにして繋ぎ変え／不意に掌に力を込めると相手の瞳をじっと見据えて　）飽きるわけねえよ、等価交換ってことで今教えてくれても良いんだぞ。ただ少しくらいはこっちも開示しとくか、と思っただけだ。……ああ、殺人衝動はマジの冗談だぜ。血腥えことは好きじゃないからな。（　足を崩し頭を傾けながら口角を上げ　）

＞ジャック

我儘が多い事で。( 肩竦め )…お前が本気になる事なんかあんのかよ。生憎詐欺師の言葉を簡単に信じる程馬鹿じゃねぇんだ。都合良く受け取りはするけどな。( 指先の動きへ自然と意識が傾き何と無くぼんやりと手元を見詰めていたが不意に相手の手に力が込められれば視線を其方へ向け / 真意を問うように瞳を見詰め返した後ふと笑みを零して )なら等価交換も何もねぇだろ。そもそもお前はルールに則ってすらねぇわけだしな。( 結局のところ明かされていない秘密とやらに不服そうに告げ )

＞紹

ただ不味いだけの煙なんて誰も欲しくねえだろ。（　頭を振り顔を顰めてみせ　）お前が信じりゃそれが真実なんだがな。だがまあ、お前という人間……いや、鬼か。鬼を気に入ったのは確かだ。これも疑われちゃお手上げだが、どう見るよ？（　視線に瞳だけで笑んでみせて／繋がれた手はそのままに耳元に唇を寄せると、低く落とした声で囁いて　）ルールに拘るのか？ならお前が作ったほうが良いぜ。俺の定義じゃ、ルールってのは都合のいいように運ぶための道具なんでね。（　先程の歪なコインを指で弾くと相手に投げ渡して　）

＞ジャック

そう思うのはお前くらいだってさっきから言ってンだろ。大抵の奴は味なんか感じる前にトリップしちまうんだから。( 不服そうに眉を寄せ )……お前は俺を喜ばせるのが上手いな。余計に疑っちまうね。まあでも、さっきも言った通り俺の都合の良いように受け取ってやる。色男に言い寄られンのは早々できる経験でもねぇしな。( 耳元で聞こえる言葉に目を細め / 沈黙の後徐に口を開くと笑みを含んだ声色で告げ / 首筋に軽く唇を這わせてから顔を離し )つまり俺はお前が作ったルールに律儀に従って無駄にペラペラ喋っちまったって事か。さぞ滑稽だっただろうなァ。( 眉を寄せながら不満を零し / 投げて寄越されたコインを片手で受け取り歪んだそれをまじまじ眺め )

＞紹

少数派は切り捨てるのがお前のやり方か？付加価値がありゃ客の門戸も広がるってのに。（　相手の表情に愉快げな表情を浮かべて　）警戒心の強えことだな。都合の良いように運びたいもんだが、さっぱり手段が思い浮かばねえ。陳腐な言葉なら幾らでも並べられるがな。（　首筋の感触に軽く肩を竦め／仕返しのように肩口に顔を埋めると軽く歯を突き立て、それを境に顔を上げて　）頭の切れるやつは全力で騙しにかからねえと。それに、欲しいもんを手に入れるのに手段選んでる余裕はねえだろ。……つまり俺は必死だったってわけだ。お気に召したか？（　渡したものとは違い純正のコインをもう一枚取り出すと、見せびらかすようにしながらクスクスと笑みを漏らし　）

＞ジャック

…ンっとに良く回る口だな。分かったよ、お前の言う通りにしてやる。その代わりお前は定期的に俺の実験台やらされるってのを覚えとけよ。( そう言われては食い下がる気にもなれず頭をガシガシと掻いて頷き / 相手を指差し告げ )自分の前科を恨みな。せめて人殺しならもっとすんなり信じるぜ、俺は。( 首筋への微かな痛みに目を細め / 相手の喉元を横断するように人差し指の先を滑らせ )…お気に召すどころか、俺がイイ気分になるって分かってて言ってそうなとこが気に喰わねぇな。…まあ良い。そういう事なら俺の秘密はお前が態度を改めるまでお預けだ。( 相手の手元にあるコインを見遣りながら顔を顰めて答え / 歪んだコインを相手の方へ緩い弧を描くように放り )

＞紹

……意外と挑発に乗りやすいな。実験台ってギャラ貰えんのか？（　自身の言葉に掛かった様子に笑みを噛み殺し　）前科ねえ。俺は常に本音しか言ってないつもりなんだがな。お前こそ言葉の真偽判定くらい軽々できてほしいね、商人なんだろ？（　しれっと責任転嫁しながら人差し指を跳ね除け、如何にも心外だとばかりに片眉を上げて　）良い気分になってんなら判定甘くしろよ。……これ以上無いほどの態度で接してるだろうが。まだ強引に押し倒してもねえのに何が不満だ。（　放られたコインを片手で取るとそのままポケットに押し込み　）

＞ジャック

あァ、見合うモンならやるよ。タダ働きはすんのもさせンのも趣味じゃねぇからな。( 相手の言葉へ一切の遠慮の無い舌打ち漏らし / 小さく頷き )…流石に詐欺師の前じゃ俺の審美眼も形無しだ。お前程何考えてンのか分かんねぇ奴を相手にした事もねぇし、取り返しの付かねぇ情が湧いてから痛い目見る前に予防線貼るのは生き物の本能だろ？( 相手の物言いに片眉上げ / 大人しく手を引っ込めてはゆるりと首傾げ )…お前の態度は軽薄すぎるし、俺は俺で勝手に地雷を大きくしすぎてて自滅する気しかしない。でもお前の相手をしてるとうっかり口走りにそうになるから一線を引いてる。分かるだろ。( 壁に凭れ束の間思案顔で視線を足元に向け / 何処を見るでもなく目線を上げると滔々と伝え一方的な同意を求めて相手を見遣り )

＞紹

そう怒るなよ、神経を逆撫でされたからって。……モノじゃなくてお前の情報がいいな、品揃えに追加しといてくれ。（　舌打ちに茶化すような言葉を重ね、しれっと要求を加えて　）酷え言い草だな、まるで人を冷血漢みたいに。俺は欲望に忠実なだけって散々言ってるだろ。……情ねえ、生憎同情引けるほどの過去がねえんだよなあ。ここまで開示してんだから逆に誠実ってことにできないもんか。（　わざとらしく眉を下げ、悲しげな表情で首を振り／一人で逡巡しては視線を斜め上に遣り　）うっかり口滑らせたところで、行き着く先は悪くないと思うんだがな。そもそも、俺はお前の地雷ってのを踏んでみてえし。（　求められた同意には応えずやんわりと跳ね除けながら笑みを浮かべ　）

＞ジャック

親切心で教えてやるけど、これ以上俺から情報引き出したところで面白いモンは出て来ねぇからな。( 釘を刺すように伝えながらも暗に同意を示し )分かってるって、冷血漢とは思ってねぇよ。…別に同情だけの話をしてンじゃねぇしな。( 相手の言う通り散々伝えられた言葉に小さく頷き / 肩竦め )そういう事を言うから言いたくねぇって言ってンだよ。人がそれなりに真面目に喋ってンのを面白がるな。( 大袈裟に溜息吐き / 不服そうに横目で相手を睨み )

＞紹

俺はお前の反応を見てんだよ、情報がねえならそっちでもいいぜ。……まあ、チャイナタウン元締めの話はなかなか面白そうなんだがな？（　笑みを浮かべ以前聞いた相手の話を引き合いに出し　）手っ取り早いだろ、お涙頂戴の話で気を引くのは。つっても俺から言えるのなんて、お前が気に入ったの一言だけなんだよな。（　頭を振って顎に手を当てて考える素振りを見せ　）ご忠告どうも、お前のお望みの態度は真面目で真剣な面持ちってわけね。（　眼光を受け流しつつひらりと手を振って　）

＞ジャック

…ほんとに良い性格してるよなァお前。俺の反応なんか見てどうすんだよ。( 相手の口に上る話題に眉寄せ / 溜息混じりに諦念の滲む声で問い )色男はその辺の手札は掃いて捨てるほど持ってると思ってたンだけどな。( 相手の様子をまじまじと眺め / 茶化すような声色で告げ )余計な事を言うなって言ってんだよ。…信用させてくれって言ってンだ。( 何となく自分が酷く幼稚な駄々を捏ねているような気分になって来ると言葉を変え / 我ながら妙な事を言っていると思えば思案顔で一度口を閉じ )