人形館の悪夢【3L、戦闘アリ】

この世界は悪夢であると同時に、人の魂を閉じ込めて戦わせるコロシアムよ。
あなたの現実世界での肉体は眠っていて、魂だけがこの悪夢の世界で、不気味な姿の人形やぬいぐるみの体に魂を囚われているの。

…何と戦うのかって？
同じく人間の魂を封じ込めた人形やぬいぐるみ同士、戦うように仕向けられているのよ。
この巨大な館には正面玄関があって、館のどこかに散りばめられた5つの鍵を差し込むことができれば、囚われた人達の魂は全て解放される。
元の世界に帰りたい者と、たとえ人形の体であろうと夢から覚めたくない者とで鍵をめぐって戦うの。
夢から覚めないために鍵を守ったり、そうでない者達を襲うやつらは『ガーディアン』と呼ばれているわ。
反対に、悪夢からの解放を目標に鍵を探したり、ガーディアンと戦う子達は『リベレイター』と名乗っているわね。

この世界では人形やぬいぐるみの体はどれだけ壊れても1日も経てば勝手に直るわ。
けれど…永い永い戦いに魂が磨り減ってしまえば、辺りに散らばっているもの言わぬガラクタの仲間入りよ。
そう、私ももうすぐそうなるの。
もう脚が動かないのよ。

…気を取り直して、説明を続けるわね。

辺りのもう動かなくなった子達を見て。
体のパーツが取り替えられていたり、パーツが増えてる子がいるでしょう。

テディベアにツノが生えていたり、アンティークドールの片腕がロボットだったり。
改造した部位が大きかったり多かったり、元の人形やぬいぐるみからかけ離れた見た目の子ほど強いわ。
けど、その代わりとして…この館の狂気に精神を蝕まれる。
単純に暴力的になったり、何かに強く執着したり、認識がおかしくなったり…。
完全に正気を失ってしまったら、加速度的に魂が磨り減って…あっという間にガラクタの仲間入り。

最初からそういったパーツを持っている子もいるけど、大抵は戦いで壊れた部位を他の子から奪ったり、その辺にあるガラクタから拾ったりして自分で改造するの。
もしもあなたが自分で鍵を見つけ出すために戦うつもりなら、多少の狂気を受け入れて改造しないと、ガーディアンには歯が立たないわよ。

それから、どんなに狂気に蝕まれていても守るべきルールがこの館にはあるわ。
ほら、すぐそこにわざとらしく碑文があるから、見ていらっしゃい。


・セイチャットルール、ネチケット厳守
・確定ロルや相手の設定を無視するなどは禁止。
・周りに迷惑のかかる行動や、背後様同士のケンカは禁止。
・ロルの文字数は豆でなければ自由ですが、最低限の描写はしましょう。
・ドッペル可。亀レスは会話相手とよく相談しましょう。
・恋愛は３L。恋愛関係になるかは背後同士で相談しましょう。
・折を見て後から追加するかもしれません。


…あとは、あそこに姿見があるわ。
自分が今、どんな姿をしているのか。ついでに自分がどんな性格だったのか。
狂気に蝕まれていないかも含めて、自分を振り返ってみて。


【名前】人間であった頃の下の名前や人形としての名前
【性別】元の性別と人形の性別が違うこともあり自認は人それぞれ
【年齢】人だった時の年齢、１０代後半から３０代くらいまで
【種族】どんな人形・ぬいぐるみなのか、四肢と頭があれば大抵のおもちゃは可
【改造箇所】どんなパーツがどこについているか
【容姿】改造箇所を除いて元のおもちゃのイメージから離れすぎない、狂気の内容にもよる
【狂気】おかしくなった内容
【性格】狂気を含めたもの、長く館に居て変わったことも可
【勢力】ガーディアン、リベレイター、無所属
【備考】人間だった頃のことや館に来てからのこと、一人称二人称、勢力内でのスタンス、恋愛観、戦うなら戦闘スタイルなどなど



他には…そうね。
突然こんな館に来て、お人形の体になって、最初からどうしたいかなんて決められないでしょうし。いきなり戦うのも怖いわよね。
私のお友達を紹介してあげる。
あの子なら、頼めば守ってくれると思うわ。
■■■■から聞いたって言えば大丈夫。



【名前】シャトン
【性別】女
【年齢】２６
【種族】キャストドール
【改造箇所】左腕の肘から先がかぎ爪と手甲のついた金属のアーム、右目が猫目、猫耳と尻尾、後ろ腰の上辺りから鶏の羽、足首から先が鳥、足輪に刃
【容姿】比較的新しい世代の、樹脂製のキャストドール。銀髪赤眼で右の猫目は琥珀色。猫目の上に医療用に寄せたデザインの眼帯、目の下にひび割れと血のような跡。
髪はツーサイドアップで肩下くらい。１０歳前後くらいの少女の体型で、頭は多少大きめ、顔はアニメ寄りのデザイン。
服は白黒のフリルの多いゴシックロリータで、胸から上と腰から下で分割されている。スカート丈は膝上。

【狂気】性自認の変化とそれに伴う記憶喪失、ヒーロー的使命感、身だしなみへの執着、猫の獣性、戦闘中時間経過で狂暴化
【性格】男勝りな口調で気が強く、しかし庇護対象の心を気遣う優しさもある。戦う力の弱い者を守ったり、困っている者を助けることに積極的。
髪が乱れたり服が破れたり着崩れたりするのが嫌いで、例え直るものでも壊れれば怒る。
永い年月をリベレイターとして、誰かを助けたり守る戦い続けているが、誇りに思うと同時に無意識下では自分が前に立ち続けることに疲れてもいる。

【勢力】リベレイター
【備考】人間だった頃の思い出は残っているものの、自分自身がどんな人間だったのか覚えておらず、古い知り合いの人形の証言によると忘れる前は２０代の男性だと自称していたらしい。
名前を忘れてからすぐに相棒だった猫のぬいぐるみの魂が尽き、そのパーツ（鶏も含む）を受け継ぐと共に名前を付けられた。
一人称は『俺』、二人称は『お前』または名前呼び捨て。
リベレイターとしては襲ってくるガーディアンの撃退が主体で、あまり非戦闘員や無所属の者達から離れたがらない。
人間だった頃の名残で女性を異性、男性を同性だと本人は思い込んでいるが、性自認が女性に変化しているため自己矛盾しており、恋愛はどうなるかわからない。
戦闘では翼を使って短時間飛び上がり、上空の有利を生かしたりアクロバティックな軌道で翻弄しながらかぎ爪や蹴りで攻撃する。
手甲での防御は基本的に他者を庇う際に使用し、耐久力は材質任せ。かぎ爪や鳥の足は握力も強く、翼と優れたバランス感覚で人間離れした投げ技も用いる。
猫の目は夜目が利いたり動体視力に優れているが、戦闘以外で使っていると素早く動くものに気を取られたり、つい飛び掛かってしまったりする。
戦闘が長引くと闘争心が昂り、戦闘勘が鋭くなる代わりに庇護対象への注意が散漫になったり、最終的に被害を度外視するようになる。


…こんなところね。無事に会えたら、あの子によろしく言っておいて。
じゃあ、元気でね。


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