セイチャットファンさん 2022-06-25 22:19:30 |
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【シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ】
……いや、なーんにも謝ることじゃないだろ?それに上辺だけだなんて寂しいこと言わないでくれよ、俺は君とふかーい関係になりたいんだぜ?
( 紋章に縛られている同士、確かにその通りだ。持つ者と持たざる者という決して埋まらない差ではあるが、お互い紋章なんていう馬鹿馬鹿しいものに振り回されている同士だ。紋章重視の家でそれを持たない彼女がどういう扱いを受けているかなど、想像には難くない。同情とも共感ともつかない微妙なモヤモヤが胸中に生じるのを感じながらも、重たい空気にはしたくなくて明るい声音で軽く巫山戯ながら口説いて。死にたくない、誰しもが持つ恐怖だろう。だが母を家から救い出すだなんて高潔な目標だと素直に感心する。それと同時に、諦めきって目標すら持てない己が矮小な存在だと突き付けられているような気分になった。彼女はなにも悪くない、己が屈折しているだけだ。それにしても、実の娘にそこまで言わしめるとはシャーロットの当主はよほど酷い人間なのだろうか。父は彼と交流しているかもしれないが、己はあくまで噂で聞く程度。実際はどんなものなのかなど知らない。それ故に興味本位で聞いてみて。 )
えらいなぁアビーは、立派な目標じゃあないか。それにしても、シャーロットご当主様はそんなひどい男なのか?
【ミカエラ=フォン=エインズワース】
またあしらわれちゃうよ。それにヒューベルトが怖いよー?
( 彼が皇女に決闘を挑んでいるのはいつものこと。いずれは帝国の頂点となる彼女に突っかかるなど己では到底できない、それができる人物なんて後にも先にも彼だけだろう。肝心の皇女にはあしらわれたりしているようであるが、それも見慣れてくると微笑ましいものだったりする。くすりと楽しげに笑えば、皇女の従者の存在を指摘して。ベストラ侯爵家の嫡男の彼は、皇女に突っかかる彼を泣く子も黙るような恐ろしい形相で見ていることがたまにあるので。それも日常の光景と化しているので己はさして恐怖心などは抱かないが、いつか強烈に灸を据えられそうだ。連携作戦を快諾してくれた彼に礼を言えば、紳士然とした振る舞いを素直な感情で褒める。裏のない高潔な言動は彼の美点だとは常々思っていたが、改めて認識できた。それと同時に思い返すのは、高潔とは真逆の己の父で。あの人は貴族としても人としても腐敗しきっている。彼を見ていると、どうしてこうも違うのかと無意識に較べてしまうのだ。脳裏に過ぎる父の下劣な姿に少し物憂げな様子で目を伏せれば、溜め息とともに言葉を。 )
ありがとう!流石、キミっていつもかっこいいね!キミの実直で紳士的なところ、お父様も見習ってくれたらいいのにな…。
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