旅は道連れ：〆　

（ / 架空地名メーカー、そんなものもあるのですね…！旅では地名が必要な場面も多そうなので、ぜひ活用させていただきたいと思います！
また、こちらからも早速ですが一点、この世界の貨幣についてお話しさせてください。ひとまず何の捻りもなくて恐縮ですが、金貨1枚＝1万円のイメージで見切り発車いたしました…！賃金や物価なども現実準拠とし、金貨1枚＝銀貨10枚＝青銅貨100枚＝銅貨1000枚とすると、それぞれ1万円・千円・100円・10円に対応するので深く考えなくて済むかなぁ、と…。ご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。）


（街と街の位置関係やそれぞれの特色などは頭に入っているとはいえ、それらは所詮書物からの知識であり、最新の世相を反映したものではない。先ほどの男は遠くの地を提示して断られていたため、いっそ目的地を委ねる形で声をかければ、二つ返事での承諾にぱっと嬉しそうに表情を輝かせて）
ありがとうございます！　はい、もちろん報酬はきちんとお支払いいたします。ええと……今の手持ちはこれくらい、でしょうか。
（腰のポーチの一つから小さな布袋を取り出して紐を解けば、その中には30枚ほどの金貨。取り急ぎこの街を離れるには十分すぎるほどの金額だが、宝飾品を買い取ってくれた店主の助言に従って小分けにしたものの一つで、実は所持金のほんの一部である。無一文ではないことを証明し、手元の金貨から再び相手へと視線を向ければ、いっそ無邪気な問いかけと共にこてんと首を傾げて）
――どの街まで護衛してくださいますか？　報酬の相場が分かりませんので、その目的地に見合った額を提示していただけると助かります。