甘い夢 （ 〆 ）　

え。もしかしてお兄ちゃんの知り合い？
（　まさか彼から兄の名前が出るとは。ぱちぱちと長い睫毛を瞬かせる。モデルで結構有名人であるのは知っている。けれどまあ、結びつくことはないだろうと思っていたが、どうやら知り合ったのはプライベートらしい。基本無関心、友人も知人も極端に少ない兄だ。大分珍しい事態に、机の下で急いで兄にメールを送る。だって、知り合いなら自分の知らない彼のことを聞ける。兄の方が先に知っていたのは気に食わないけど。大量に文句と質問を送信し終えれば、こっそりスマホをカバンにしまって。カフェラテのグラスから滲み出た水滴を眺めながら、しみじみと呟き　）
お兄ちゃん、知り合いいたんだ……よっぽどともくんのこと気に入ってたのかな。ちなみにどういう関係なの？


（　／　多分めいは白無垢よりウェディングドレス派でしょうね……自分でデザインした地雷系ドレスを着ようとして止められそうです（ 笑 ）詢は今頃通知音が大量に鳴っていながらも平然と仕事してるんでしょうね（ ！？ ）　）