主 2022-06-13 21:21:45 |
通報 |
>35 / 結城
おー、……さんきゅ。──でもこれ自分のために買ったんだろ、赤の他人が貰っちゃっていいの。
( 曖昧な返事をしたにも関わらず深く詮索してこないことに何処か心地良さを覚え。ただ単に他人の事情に興味が無いだけなのは百も承知だが、少なからず詮索を嫌う自分にとって同調してくれたことは大袈裟に言えば救いになっており。ふと差し出されたミネラルウォーターへと視線移せば、遠慮も無く貰おうと手を伸ばすも思い留まり。勿論欲してはいるものの赤の他人がこんな易々と貰っていいものかと躊躇い手の行き場に困っている様子。 )
>36 / 広津
俺が誰かを誘うなんて行為自体珍しいんだから、断ったらアンタのことぶん殴る。…───!、何言ってんの気色悪ィ。
( 断るような雰囲気を醸し出してきた彼に何故かショックを感じているも、結果的には誘いを受けてくれたことに安心感を抱けばそれを隠す為に物騒な一言を。そんな複雑な感情と闘っている最中、飛んできた衝撃的な誘惑にあからさまに動揺の色を見せ。戯言とは分かっていてもドクドクと脈打つ心臓に不快感を覚えれば、無理矢理掻き消すように強引に自身のライター手渡して。 )
>38 / 鹿野
あー……、でも今のままのアンタが可愛くて好いてくれるヤツって山ほど居ると思うし上手く利用すればいんじゃね。大人になったら可愛がられることなんて滅多にねェし。
( 自分自身大人染みた雰囲気を持っている訳ではないものの、幼い頃は大層可愛がられながら育ってきたが成人になった途端そんな甘えた環境も一瞬で消え去り今では遠い昔のように感じ。それを不幸に思っている隣の彼を随分贅沢な悩みだと嫉視すれば、惘と天を仰ぎながら上記呟いて。不意に痛い程の視線感じ其方へ目を向けると同時に飛んできた褒め言葉に目を丸くして。現状の自分とは似ても似つかないアイドルの自分を晒すにはそれなりの勇気が必要で、暫しの沈黙の後「 そりゃどうも、まあニートみたいなもんだよ 」と返答し。 )
トピック検索 |