匿名さん 2022-05-24 17:37:16 |
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別に構わねぇよ。礼儀を欠いたのは向こうの方だ。それに反論できなかった時点であいつらの負けなんだよ。今からお前があいつらの中でどう生き抜くか楽しみだ。
(先程の他を寄せ付けない刺々しい雰囲気はどこへやら、人懐こい表情をこちらに向ける姿に恐ろしい奴だと思う一方で、その得体のしれなさに高揚している自分もいる。言葉の端々に見える向上心や他に屈しない不屈の心、まるでパンドラの箱の絶望を垣間見た気分だ。だがそこで希望たるウィンクが投げかけられるものだから、その高低差には目眩がしそうになる。最近は日々同じことの繰り返し、いかに客と長を怒らせないかだけを考えていたが、そんな繰り返しの毎日はきっと終わりを告げる。明日から相手が従業員として働くことでどんなことが起こるのか、楽しみで仕方がない。例え相手のせいで湯屋が混乱に飲み込まれようともだ。そんな従業員を束ねる立場として許されない思考を抱きつつエレベーターに乗るよう促す。この先は今までの場所とはまた違う。相手が誰でも噛みつくようなバカではないとはわかっているが、念の為忠告しておき)
心配すんな、仕事ができるやつならうちは歓迎だからな。あいつらを下僕にすんのも構わねぇが……これから会う方にはくれぐれもさっきみたいな態度はとんなよ?今からこの湯屋を仕切る方に会いに行く、所謂雇い主だ。何言われてもここで働かせて下さいって言い続けろ。
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