匿名さん 2022-04-24 11:11:17 |
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( 激しく飛び散る黒い血によりまだらに室内を照らす明かりの下、ただ目の前で行われる惨劇を無力な銀糸と共に暫く眺める事しか出来なかった。復讐に魂を明け渡してしまったような、悪魔というよりは手負の獣に近い彼は残酷さと異様さを身をもって体現し、己の傷になど恐怖を覚えるほどに無関心でただ目の前の悪魔へとこの世のもの全てを絶する苦痛を与える為だけに暴れまわっている。あちこちへと転がる肉片は最早どちらのものなのか判別する事もできず、出来の悪いスプラッター映画のようにただグロテスクで過激な画が現実の今目の前で行われている事を、非常に鮮明なオレンジの熱と悪魔の絶叫、そして一生忘れることはない肉の焦げる臭いが嫌というほどに脳へと知らしめた。哀れさを感じるほど感受性への痛みを呼び起こす無数の針が刺さった獣の背中が、例え彼から反発や抵抗を一身に受けるだけであっても手に握らされた銀糸を振るう以外の選択肢を与えてはくれず。手を思い切り彼へと目掛けて振るえばしなやかな銀糸は文字通りリードのように異形の首、両手へと痛みを伴わずそれでいて強固な枷となって行動の制限を掛けた。「 アルドさん!注射の悪魔はもう制圧しました!一度本部に戻りましょう!……もう充分ですから! 」いくら糸に強度があるとはいえ、流石に成人男性を身一つで支えるのは少々骨がいるようで。彼の名前を何度も必死に叫びながら、先ほどとは打って変わって余裕のない焦燥を滲ませた瞳が炎によって鮮やかに照らされた。手綱を決して離すまいとその場を踏み締め、唇はやがて鮮血によって自然な紅色に染まり )
( / お相手様も気に入っていただける描写のようで胸を撫で下ろしました……!早速ワクワクしながら拘束させていただいています!また、夜遅くまでお仕事お疲れ様でした。ご事情も深く知らぬ私が出過ぎた事を言うとご不快にさせてしまうかもしれませんが、どうか無理はなさらずご自愛ください。では一旦背後は失礼致します。また近いうちにできるとは思いますが、展開や二人のことについて背後同士でお話し合い出来る事をとてもとても楽しみに待っております……! )
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