Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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( 頬をつまれながら、相手の言葉に「頼りになるよ」ともう一度小さく笑いながら話せば、目を細めて相手を見つめる。
弱っている時は尚更、こうして心配して看病してくれる相手の存在に感謝する。我儘を言えば、普段もこれほど動いてくれたら、なんて一瞬思うが、それは口には出さないでおこう。)
……アルフレッドさんか…。
本当に、こんな近いところに勤めていたんだね。
行くとなると、近い方が助かるけれど…。
( そのまま近くの病院を調べてくれている相手を見れば、ゆっくりと上半身を起こして用意してもらったコップを手に取り水を飲む。まだ大分ぼんやりしているが、相手が来てからは気も紛れるのかマシになったようにも思う。
そして、顔をしかめて画面を覗けば、こちらも「あぁ」と思い出したように頷いた。彼から貰った名刺は、あの夜捨てておいたが、近くの病院で勤めているという話は覚えていた。行く分には助かる距離なのだが、あの夜は色々あったし、なんとなく気まずい空気が発生しそうで首を捻る。
まぁ、しかし、医者といってもその他にもたくさん在籍しているだろうし、彼と会う可能性も低いのではないか、なんて考えて。)
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