RUN-DOWN 〆

RUN-DOWN 〆

ノーマル  2021-09-07 06:50:28 
通報



お相手様決定済み




コメントを投稿する

  • No.21 by ブラン  2021-09-11 22:05:06 

そうですか。出来れば最初からそうして欲しかったですね
(口では皮肉気味にそう言いつつ、内心でほっと安堵する。幾らあの人に色々と教わっているとはいえ、明らかに腕の立ちそうな武装したノーマル相手に勝てるわけが無い。最後の手段として考えていた風魔法だって、先に察知されて撃たれるか、距離を詰められて抑え込まれてしまったら殆ど意味が無くなるのだ。とりあえず絶体絶命の危機は回避出来たことに、ふう、ともう一度息を吐き出した。相手の言葉が本当ならば、どうしてここに来たのかぐらいは答えてくれそうだ。というか、答えてもらわないと困る。そう思っている最中に相手が口にした言葉に、ビシリと笑顔を固まらせて「………は?」と低い声が漏れ出た。別嬪、お姫様、妖精、魔女。それらは明らかに女性に向けて使用されるべき単語ばかり。恐れながらも冷静を保てていた頭が一瞬で熱を帯び、大股で相手の方へ近付いていく。ノーマルだということ以外は何一つ相手の事が分かっていない状況、しかも相手は銃口を降ろしただけでまだその手に武器を持っている。どう考えても愚策としか思えない行動だと頭の隅では分かっていても、一度爆発した怒りを収めるのは難しかった。手を伸ばせば届く程の距離まで詰め寄ってから、ぎろりと相手を睨み上げて)
本ッ当に失礼な奴だな!!!僕が女に見えるのかい!?それともわざと女扱いしてからかっているとか!?どちらにしても礼儀がまるでなってない!冗談のつもりだったなら一切合切笑えないね!
(先程までの敬語や静かな口調はなんだったのかという程に、まるで相手に噛み付くような大声で怒りをぶつける。その後も「ノーマルっていうのは先入観と目で見た事だけで判断する奴らばかりなのか」とか「師匠と同レベルの無礼を働く奴がいるとは思わなかった」とか、つらつらととにかく怒りに任せた文句を言い募って)

  • No.22 by マックス  2021-09-11 23:20:41 

……え?
(相手の"は?"というたった一文字だけで、その表情だけでなくその場の空気さえもが凍ったように感じた。固まった笑顔とその綺麗な顔に似合わない低音、先程までとの落差に驚きが隠せず、動揺したように一文字で聞き返し。しかし相手は大股で此方へと向ってくるので、無意識に銃を持つ手に力が入る。ずしずしと此方へ向かってきたと思えば、目の前で足を止め、物凄い剣幕で睨みつけるではないか。一体どういうことだ、近接攻撃を仕掛けてくるつもりなのか、未だに相手の行動に理解が追い付かず、更に身構える。そしてやかんの湯が沸いたように大声で怒鳴りつけられ、ようやく先のジョークが原因であることに気付く。一言や二言ではその怒りは治まらないようで、まだまだ小言は続く。相手の勢いに若干引きながら、今度は自分が銃から手を放し、空いた両手を顔の横まで上げて)
おい…、分かった。分かったから落ち着け…!ほんのジョークのつもりだったんだ、悪かったって。
(小言の中から相手の事を推察するに、彼はまず第一に女扱いされるのを嫌う。そしてメイジで、師匠がいるらしい。もしかしたらその師匠とやらが依頼のメイジなのかもしれない、そこまで辿り着いたが、今の状態の彼ではまともに話も出来ないだろう。とりあえず相手の怒りを鎮めようと、悪びれた様子で相手の顔を覗き込み、念押しに「な?落ち着こうぜ。」と上げた手の片方を相手の方へと伸ばして、なだめる様にぽんと軽く肩に触れ)

  • No.23 by ブラン  2021-09-12 00:43:46 

誰のせいだと…ッ!
(肩に置かれた手を怒りのまま反射的に払おうとして、その手が寸前で止まった。…何をしているんだ自分は。幾ら相手の方が先に失礼やら無礼やらを働いたとはいえ、初対面の、一応まともらしいノーマルに怒鳴り散らすなんて、どっちが非常識だが分からない。しかも何か余計な事を喋ってしまったような気もする。はぁーーー…と深く長い三度目の溜め息を吐いた後、ぺしっと軽い力で肩に置かれた手を払う。自分から近付いてきておいて棚に上げるようだが、よくもまあ怪しい相手にこうも簡単に触れるものだ。ごほん、と気を取り直すように一つ咳ばらいをして)
…失礼しました、もう大丈夫です。ですが、貴方にとっては冗談で、悪意は決して無かったとしても、受け取り手によっては酷い侮辱になることもあるんです。そこはよく反省して頂けると嬉しいですね
(敬語に戻った口調で話しながら、頭を下げて謝罪の意を示す。突然怒鳴ってしまったことはこちらも反省しているが、だからといって相手が全く悪くないとも思っていないので、しっかりと相手の言動についても指摘しておいた。静かに頭を上げ、今度は笑顔で相手を見上げて「紅茶はお好きですか、お客様?」と問いかけながら、暗に席に着いてちゃんと話がしたいと持ち掛けて)

  • No.24 by マックス  2021-09-12 01:44:12 

(宥めたつもりが逆効果だったかと思いきや、沸き上がった怒りを冷ますように深く息を吐き出し、手を軽く払われる。どうやら落ち着きを取り戻したようで、ふうと一安心する。触れた時の相手の反応でも分かったが、彼はきっと危害を加えるような奴じゃない。少々錆び付いてはいるが野生の勘もそう言っているのだから、きっと間違いない。そして相手の謝罪と指摘を、その通りだと素直に受け止めて)
ああ…、そうだな。よく反省するさ。
(怒らさなければとても常識のある人間のようで、相手の言う通り先入観で判断するもんじゃないなと、心の内で反省する。しかし相手が頭を上げると、先程の険しい表情とは程遠い、当初に見せた笑顔に一瞬にして変わっていた。感情の激しさについては、やはりマトモでは無いかもしれない。二重人格か?と軽口を叩いてやりたい所だが、また怒鳴られると面倒な事になるので、ついて出そうになった言葉は飲み込み、問いかけに答える。)
紅茶はまあまあだな。どっちかって言うとコーヒー派。…そうだ、それよりも…、煙草いいか?
(相手に初めに銃を構えた時に落としてしまった煙草を拾い上げ、ついでに倒した椅子も元に戻しておく。そして相手の返事を待たずして、服のあちこちに付いているポケットの中を弄りライターを探す。少し警戒を解き気持ちに余裕が出来れば、そこに煙草を吸いたい衝動が割り込んでくる。この衝動だけは自分で抑えようがなく、今までのドタバタから頭を切り替え、冷静に会話をする為にも、相手のように溜息なんかでは無く、これで落ち着かせるしかなかった。)

  • No.25 by ブラン  2021-09-12 02:23:32 

そうですか、それならそちらをご用意しますね
(あの人曰く、世の中には紅茶派とコーヒー派で派閥が分かれて争っている所があるとか。飲み物程度で争うとはなんて馬鹿らしい話だろう、自分が好きなものを飲めればそれでいいと思うのに。自分も紅茶の方が好きというだけで別にコーヒーを嫌悪しているわけじゃないし、そちらを飲みたいと思う日だってあるのだ。…だから、煙草を好む人間がいても、別にいいとは思うのだけど。笑顔を少し困ったものに変えながら「出来れば、窓の傍でお願いします」と言い、つい先程まで相手を風魔法で吹き飛ばす算段をしていた開けっ放しの窓を指差す。匂いは平気だが、煙たくなるのがどうにも苦手だ。だからといって煙草を吸うなと言うのも何となく酷な気がするし、ついさっき怒鳴り散らしてしまった負い目もあるので、最大限の譲歩をした提案だった。自分の知る中では比較的まともなノーマルみたいだから、多分、了承してくれる、はず。そう信じてくるりと背を向け、リビングの奥にあるキッチンへと歩いていく。そこにある棚を少し探り、茶葉の中に紛れたコーヒー豆が入った袋を取り出し、製作に取り掛かる。あの人がふらっと出掛けて帰った時にお土産と称して色々と持ち帰ってくることがあり、このコーヒー豆もその一つだった。粉状のインスタントコーヒーが主流である世の中で、豆から作ったコーヒーは大変貴重…らしい。毎度思うが、あの人は一体何処に行って何をして、どんな経緯でこういう品を持ち帰ってくるのだろう。そんなことを考えながら二人分のカップに熱いコーヒーを注ぎ、湯気と共に良い匂いがふわりと舞う。上手く出来たと少し上機嫌になりながら、トレイの上に受け皿を乗せ、そこにカップを置いて相手の元へと戻って)
お待たせしました。お口に合うかは分かりませんが、良ければ召し上がってください
(そう告げて机の上にコーヒーを置き、席の一つに腰を降ろして)

  • No.26 by マックス  2021-09-12 18:34:15 


ああ、ありがとう。
(わざわざコーヒーを淹れてくれるという事と煙草を吸う事を許可してくれた事に礼を言い、その窓の方へ行く。背負っていたバックパックをドサッと壁際の床に下ろし、アサルトライフルもそこに立て掛けて、やっと煙草を1本咥えられた。ライターの火を近付け、反対の手で風を遮りながらいつもより少し深く息を吸い、火を付ければ外に向かって煙を吐き出す。久々に緊張感のある瞬間に立ち会い、思っていたよりも気力を消耗していたらしく、はぁ…と溜息を吐きながら、凝り固まった首をゆっくりと回す。素性の知れない相手に背を向け、メインの武器すらも下ろすなんて、無防備にも程があるし、それでも元軍人かと疑われても仕方ない。だが今は、この手で幾つものメイジの命を狩ってきた軍人である事が相手に知れれば、また怒り狂い今度こそ攻撃をするだろうから、このぐらい無防備な方が逆にいいのかも。そんな事を考えながらゆっくりと紫煙を燻らせていると、コーヒーの良い香りが風に乗り鼻腔をくすぐる。お待たせしましたと彼がコーヒーカップを机に置けば、短くなった煙草を靴の裏に押しつけその火を消し、窓の外へピンッと指で弾く。机の方に行き「悪いな」と彼に一言告げ、立ったままカップを手に取り、その香りを嗅ぐ。普段のインスタントの粉末では無く、本物の豆を挽いたコーヒーである事は、その芳醇な香りですぐに分かった。実家にいた頃は豆を挽いていたが、今ではそんな高い物を買う余裕も無いため、飲むのは何年ぶりかだろうか。一口飲むと、口当たりが良くコクのあるその味に、感動と懐かしさを覚え。)
インスタントとは全く別物だな…。…いや、今はコーヒーの感想よりも、自己紹介をしなきゃな。
(このまま一服して帰っても良かったが、相手はそれじゃ納得しないだろう。向かいの椅子にどかっと腰を下ろすと同時に足を組み、相手の方を見て軽い自己紹介と此処に来た目的を述べる。)
俺はマックスだ。よろしく。仕事は…便利屋みたいなもんだな。人探しの依頼を受けて、アクシスから来た。

  • No.27 by ブラン  2021-09-12 22:59:51 

成る程、ご丁寧にありがとうございます。アクシスから来たにしては、随分と変わったノーマルの方のようですけど…
(あちらの方から先に話をしてくれたので礼を告げながら、脳内の相手の情報を更新させる。便利屋というのはつまり、種類は問わずに誰かからの頼み事を引き受けて報酬を得る仕事なのだろう。先程の動きを見る限りだと、兵士や傭兵だと言われた方がしっくりくる気がするが。それに、メイジを見下し、嫌い、徹底的に弾圧するあの街から来たノーマルだというのに、態度がなんというか…気さく、というか。怒鳴り散らした勢いで自分がメイジだと自白しているも同然な発言をしてしまったので、もう自分がメイジであることは相手も分かっているはずなのに。興味深そうにじぃ…と相手の事を見つめてから、そういえば今度は自分が自己紹介する番かと思い出して)
僕はブランと申します。もうお察しでしょうが、メイジです。随分と前からここで暮らしているだけの、何の変哲もない人間ですよ
(実際言葉の通り、自分は魔法が使えるだけの人間である。目の前にいる相手のように何か仕事をしているわけでも無ければ、崇高な使命やら達成すべき目的やらも何も無い。ただここで静かに暮らしているだけなのだから。そんな自分語りはさておき、彼はどうやら人探しでここまで来たのだという。成る程、それで顔を見せるようにあの時要求したんだなと納得した。相手の反応を見る限りその探し人は自分では無かったようだが、生憎というか残念というか、心当たりのある人物がさっきから脳内に浮かんでいる。いやそんなまさかね…とは思いつつも、一応確認の為に聞いてみる事にして)
…探してる人については聞いても?

  • No.28 by マックス  2021-09-13 00:29:32 

それもよく言われるな。
(初っ端に失礼な人だと言われた時と同じように開き直った態度でそう言えば、また一口、コーヒーを口にする。アクシスは彼等メイジにとっては、監獄のような街だろう。実際、住んでいるだけでは分からないような、裏に隠された惨い場面を幾つも目にして来た。そこに住むノーマルにも良いイメージが無くて当然だろう。それにしても彼は肝が座っていて、武装したノーマルに怒号を浴びせたり、アクシスという単語を聞いても然程驚いたり警戒する様子もなく、寧ろ興味深そうに此方を見つめたり、彼こそ随分と変わったメイジのようだ。)
ブランか。…そうだな。先入観は抜きにして、お互い何の変哲もない人間同士、仲良くしようぜ。
(彼とまた会う事があるかどうかは分からないが、これも何かの縁だと思い発した言葉に他意は無かった。そして心当たりでもあるかのような表情で、探し人について聞かれるので、特に隠す事は無いし寧ろ有力な情報を得られるならと、特徴や依頼の内容について話していき。)
探してるのは黒髪に銀目のメイジ。知ってる事はそれだけだ。…そんで其奴を捕まえろって言われてるんだが…正直捕まえる気は無い。何か悪さをしている訳でも無さそうだしな。

  • No.29 by ブラン  2021-09-13 04:18:12 

仲良く、ですか。…本当に変わってますね、貴方
(明確な返事はせずにそれだけを告げる。その言葉に嘘はきっと無いのだろうけど、社交辞令のようなものだとも思う。きっともう会うことは無いだろうから。彼に遅れる形でコーヒーに口をつけた矢先に告げられたのは、黒髪銀目のメイジというどう考えてもあの人の事を指す内容で、うわやっぱり師匠のことかと何とも言えない表情を浮かべ、カップを置いて言いにくそうにしながらも口を開いて)
あー…その、ですね…多分、貴方が探してるのは僕の師匠の事だと思います。でも、あの人は7年前にいなくなったきり、ずっと失踪状態でして…失礼ですが、貴方に依頼をした方はとんでもなく古い情報に踊らされていたということに…
(1,2年前程度の情報ならまだしも、7年前の情報となると率直に馬鹿ですか?と言いたくなる。彼が知っていたのが外見だけというのも馬鹿らしさに拍車をかけてしまっている。どうせ彼に依頼した理由も、辺鄙な場所にメイジが住み付いてて不気味だからとか、怪しげな研究をしてるかもしれなくて怖いからとか、そんなくだらないものだろう。これだからメイジを毛嫌いする典型的ノーマルは…と呆れた顔で本日四度目の溜め息を吐いて)

  • No.30 by マックス  2021-09-13 22:46:55 

…そりゃどうも。
(はっきりとした返事が無いという事は、慣れ合うつもりも、もう会うつもりも無いという事だろうが、争いが起きるよりかはマシか。そして、何度も変わっていると言われれば、お前こそと言い返したくもなるが、それは大人げないかとも考えて、誉め言葉として受け取る事に。特徴を聞くなり何やら訳ありそうな表情をするので、何か有力な情報を知っているのかと期待をするが、大きく外れた。「はっ…まじかよ…。」と乾いた笑いが漏れる。いや寧ろ、探し出して捕まえる手間が省けたのだから、報酬は減るがこれで良かったのかもしれない。初めからそのメイジを探し出せるなんてあまり期待していなかったし、偏見の塊のような依頼なんて受けるんじゃなかった、これだからあの連中は…と、奇しくも同じ呆れ顔とタイミングで溜息を吐き出す。恐らく同じような事を考えているのだろう。残りのコーヒーを流し込めば、受け皿へとカップを置き、情報をくれと事に対して一応礼を述べ、続けて一つだけ危惧すべきことを伝えて。)
師匠が失踪状態っつーのは気の毒だが…、おかげで面倒が省けた。情報をありがとう。ただ、依頼したノーマルはこの場所にメイジが居る事を知ってる。カチコミに来る度胸なんてないだろうが、まあ…気をつけろよ。

  • No.31 by ブラン  2021-09-14 20:25:35 

ご忠告ありがとうございます。これでも逃げたり隠れたりするのは得意な方なので、心配ご無用ですよ。僕が出て来るまで、貴方はこの家に人がいるなんて気付かなかったでしょう?
(そう言いながら、自分が出て来た部屋の方を指差して笑顔を浮かべる。家の外に仕掛けていた一定範囲内の生物を感知する魔法の他に、家の中にも幾つか魔法を張り巡らせていた。その中の一つは自室に仕掛けてあり、部屋の中にいれば完全に自分の存在を隠す事の出来る魔法である。…まあ、直接部屋に入られれば無意味だし、効果範囲が限りなく狭いので、有用性はあまり無い。それに、こういうタイプの魔法には致命的な弱点もある。ともかく自分の事は気にしなくていいのだと伝えたかった。そこでふと思い出したように「あ」と声を漏らし、席を立って「ちょっと待っててください」と告げて再びキッチンの方へ向かう。棚を開けて先程使ったコーヒー豆が入った袋を取り出し、リビングに戻ってきては手に持ったそれを彼に差し出して)
これ、あまり多くは無いですけど良かったらどうぞ。久し振りに誰かと話せて楽しかったので、そのお礼ということで



(/背後失礼します!これは後に兵隊が攻めてきて家を燃やされるパターンだと予想しますが、いかがでしょうか…!?攻め込んでくる理由については、例えば師匠ことノワールが7年前から何かを計画していてそれをアクシスのトップの人達が警戒してて、ノワールに関わりを持つと疑われるメイジは問答無用で粛清対象になってるとか、あるいはブランに何かしらの秘密があり、それがノーマルにとってとても致命的な何かだとアクシストップの人達が知ってるからとか…どちらにしても、マックスくんが依頼人に報告→依頼人が今度はそれを上の人に報告→上の人が「やべー案件では?」と判断して兵隊送り込む流れになりそうだなぁと妄想した次第です…)

  • No.32 by マックス  2021-09-15 00:46:53 

ああ、全く気づかなかったよ。お前なら上手くやっていけそうだな。
(無駄な心配をしたなと肩を軽くすくめて。笑顔で心配するなと言う彼は、確かに頼もしく感じたが、一抹の不安が残っていて。彼の魔法の仕掛けや弱点に気付いていた訳では無く、これもまた野生の勘が何かを察知して、心を落ち着きなくさせる。逃げ隠れが得意とは言え、今日の自分のように1人ではなく、数人で攻め込まれたら流石の彼も逃げようがないだろう。しかし、今心配をした所で、相手はそれでも大丈夫だと言うだろうし、依頼主には自分から上手く伝えておけば、きっとこの件は解決する、きっと大丈夫だ。落ち着かない心に言い聞かせるかのようにそう考えていると、何か思い出した彼はキッチンへと向かいコーヒー豆の袋を差し出すので、素直にありがたく受け取って。)
ん、有り難いが、コーヒーミルの代わりになる物を探さないとな。
(また冗談を言えば、その袋を床に置いていたバックパックの中に詰めて、銃はもう必要無いだろうとバックパックの横に掛け、それらを背負う。帰り支度が済めば、彼の方に向き直り、改めて押し掛けた詫びともてなしてくれた事に礼を伝え、何気なく握手を求めるように右手を差し出して。)
今日は色々と悪かったな。もし次がありゃいきなり銃は向けないようにする、…多分な。コーヒーも旨かった。ありがとな、ブラン。


(/激アツ展開ですね!ノワール師匠の陰謀かブランくんの秘密か…、どちらをとっても美味しい事は間違いありません。選びきれないので、やりやすい方で進めて頂いて大丈夫です…!あとは、今回はノワール師匠の件で攻め込まれて、なんやかんやで落ち着いてから、実はブランくんには秘密があり、陰謀にも関係していて…?どっちも回収っていうのは欲張り過ぎですかね…?
とりあえずこの後、翌日にマックスが報告してーというところまで進めますね!)

  • No.33 by ブラン  2021-09-15 21:56:19 

ええ、今まで上手くやってきたんですから、これからも変わりませんよ
(彼が去ればいつもの日常に戻る。何の代り映えの無い単調な、それでも平穏には違いない日々に。…もう少しだけ話をしてみたかったという本音には蓋をしておく。下手に欲を出せば痛い目を見るだけなのだから。もう別れ際ともなれば彼の軽口に対しても小さく笑いながら「アクシスに住んでいるぐらいなんですから、代わりの器具を探すくらい造作もないのでは?」と言葉を返すだけの余裕が出来ていた。けれど、その余裕はあっさりと崩れる。こちらに振り向いた彼が差し出した手に驚いてしまったからだ。意味が分からないわけじゃない、それが握手を求めている手だとはすぐに分かった。でも、自分に向けてそんなことをするノーマルがいるなんて思わなかったから、つい困惑してしまって。…名前を誰かに呼ばれるのだって、あの人が失踪して以来だ。思わずじっとその手を見つめて、なんとなく手に向けていた視線を上げると、自分とは全く違う色彩の瞳と目が合う。どうするべきか数秒迷って、そっと持ち上げた手が彼の手に向けて伸ばされようとして…結局、途中でぐっと拳を作ってその手を下げて)
…いえ、こちらこそありがとうございました。貴方みたいなノーマルがいる事を知れただけでも良かった。今日は悪い日だと思っていましたが、どうやら良い日だったみたいです
(頑なに友好を示すような接触を避け、聞かされた彼の名前もついぞ口にせず、終始偽りの口調でにこりと微笑む。これでいい。これが正しい。メイジとノーマルが何かしらの関係を持つのは良くないことだと、いつもあの人に聞かされてきたから。それでも申し訳なさから、浮かべた笑顔は苦笑に近いものになっていて)



(/欲張ってなんぼだと思うので全然オッケーです!俺得満載な妄想に付き合って頂けるだけでもとってもありがたいので…!ノワールの企みとブランの秘密についてはまた追々相談させてもらって決めていけたらなと思います!
了解しました、よろしくお願いしますー!)

  • No.34 by マックス  2021-09-16 19:01:34 

(やっと警戒も薄れ余裕のある笑みが見れたかと思えば、手を差し出すと彼は戸惑った様子でその手を見つめていて、数秒後、その手を握り返されることも自分の名前を呼ばれることさえも無かった。それも仕方ない、それも自分の身を守るための事で、下手に関わらないことが一番の安全策だ。そう考える一方で、それらを拒否されてしまった事を残念に思う気持ちもあったが、ぎこちない世辞と苦笑いをする彼にふっと笑って見せて、握手を求めて宙に浮いた手を挙げひらひらと振りながら「俺も良い一日だった。じゃあな。」と背中を向けて歩き出す。折角面白いやつと出会えたと思ったら最後の最後で微妙な空気にさせてしまった、珍しく自身の言動に後悔が募るが、恐らくもう会うこともないのだからと、明日の依頼主への報告を如何に誤魔化してやろうかと考えることに。)

(翌日、アクシスの中でも中心街のカフェへと赴き、そこで待つ依頼主へ昨日の出来事を報告する。黒髪銀目のメイジは居らず失踪している事、周辺も調査したが脅威となるものは無かったという事を伝える。実際は煙草とコーヒーで一服していただけだが、大きな嘘を吐いている訳でも無いし、しっかりと依頼通りに働いたのだから報酬を頂こうかと話を進めるが、どうやら依頼主は納得していない様子。例のイーブルが何年も前から計画の準備をしているんだとか、そこには奴の悪巧みを裏付ける証拠があるはずだとか、またもや曖昧な妄想を話し始めるので、とにかく危険なものや気になるものは無かったと繰り返し伝えるが、あまり執拗に言い聞かせても何か隠しているのかと疑われるので、それ以上強くは言えなかった。それから数分話し合った結果、受け取った報酬は半額以下。コーヒーミルでも買おうかと思っていたが、それにも及ばなかった。そして帰り際に依頼主は携帯型の通信機(スマホのような物)で慌てた様子で連絡を取りながら、カフェの御代も置いていかずに去っていった。これで報酬は0だ。怒鳴りつけてやりたかったが中心街のカフェでそれは不味いかと、何とか思いとどまり大きな舌打ちで済ませる。そこから帰宅し、苛立ちも治まってきた頃に冷静に先程のやりとりを振り返ってみる。慌てて何処かへ連絡をする依頼主、何者かは知らないが低層階の人間ではない事は確かで、もしもこの街の上層部の人間と繋がっていたら…。奴らは仕事が早いが内容は悲惨だ。最も最悪な事態は何とか免れたいが、依頼を受けている訳でもなければ、例の場所に住む彼は余計な手助けを拒むだろう。彼の言う通り、上手くやるに違いない。
___更に3日後、完結させたはずの一件がどうしても気がかりで、不安感を拭えなかった。夜な夜な起き出し、前回の調査と同じ装備に貰ったコーヒー豆も詰め込み準備をすれば、朝一で自宅を出る。もし嫌な予感が外れていたなら、ミルを買えなかったからと言い、嫌々ながらも彼がコーヒーを淹れて一服して、気が済んだら帰る。ではもし当たっていたら…。先日よりもずっと緊張が張り詰め、息が詰まるような感覚を覚えながら、現場へとあ余裕のある笑みが見れたかと思えば、手を差し出すと彼は戸惑った様子でその手を見つめていて、数秒後、その手を握り返されることも自分の名前を呼ばれることさえも無かった。それも仕方ない、それも自分の身を守るための事で、下手に関わらないことが一番の安全策だ。そう考える一方で、それらを拒否されてしまった事を残念に思う気持ちもあったが、ぎこちない世辞と苦笑いをする彼にふっと笑って見せて、握手を求めて宙に浮いた手を挙げひらひらと振りながら「俺も良い一日だった。じゃあな。」と背中を向けて歩き出す。折角面白いやつと出会えたと思ったら最後の最後で微妙な空気にさせてしまった、珍しく自身の言動に後悔が募るが、恐らくもう会うこともないのだからと、明日の依頼主への報告を如何に誤魔化してやろうかと考えることに。)
(翌日、アクシスの中でも中心街のカフェへと赴き、そこで待つ依頼主へ昨日の出来事を報告する。黒髪銀目のメイジは居らず失踪している事、周辺も調査したが脅威となるものは無かったという事を伝える。実際は煙草とコーヒーで一服していただけだが、大きな嘘を吐いている訳でも無いし、しっかりと依頼通りに働いたのだから報酬を頂こうかと話を進めるが、どうやら依頼主は納得していない様子。例のイーブルが何年も前から計画の準備をしているんだとか、そこには奴の悪巧みを裏付ける証拠があるはずだとか、またもや曖昧な妄想を話し始めるので、とにかく危険なものや気になるものは無かったと繰り返し伝えるが、あまり執拗に言い聞かせても何か隠しているのかと疑われるので、それ以上強くは言えなかった。それから数分話し合った結果、受け取った報酬は半額以下。コーヒーミルでも買おうかと思っていたが、それにも及ばなかった。そして帰り際に依頼主は携帯型の通信機(スマホのような物)で慌てた様子で連絡を取りながら、カフェの御代も置いていかずに去っていった。これで報酬は0だ。怒鳴りつけてやりたかったが中心街のカフェでそれは不味いかと、何とか思いとどまり大きな舌打ちで済ませる。そこから帰宅し、苛立ちも治まってきた頃に冷静に先程のやりとりを振り返ってみる。慌てて何処かへ連絡をする依頼主、奴が何者かは知らないが低層階の人間ではない事は確かで、もしもこの街の上層部の人間と繋がっていたら…。奴らは仕事が早いが内容は悲惨だ。最も最悪な事態は何とか免れたいが、依頼を受けている訳でもなければ、例の場所に住む彼は余計な手助けを拒むだろう。彼の言う通り、上手くやるに違いない。
___更に3日後、完結させたはずの一件がどうしても気がかりで、不安感を拭えなかった。夜な夜な起き出し、前回の調査と同じ装備に貰ったコーヒー豆も詰め込み準備をすれば、朝一で自宅を出る。もし嫌な予感が外れていたなら、ミルを買えなかったからと言い、嫌々ながらも彼がコーヒーを淹れて一服して、気が済んだら帰る。ではもし当たっていたら…。先日よりもずっと緊張が張り詰め、息が詰まるような感覚を覚え、初めは歩いていたのが、無意識に駆け足となり、彼の住む場所へと向かっていった。)



(/いえいえ、素敵な妄想の提供をありがとうございます…!了解しました!
長くなってしまいましたが、出会って4日後(日数は適当です…)ブランくんの家に到着直前まで、一気に繋げてみましたが、どうでしょう…?もし想定していたレスがあったり、返信しづらければ修正いたしますのでお申し付けください…!)

  • No.35 by マックス  2021-09-16 19:12:54 

(やっと警戒も薄れ余裕のある笑みが見れたかと思えば、手を差し出すと彼は戸惑った様子でその手を見つめていて、数秒後、その手を握り返されることも自分の名前を呼ばれることさえも無かった。それも仕方ない、それも自分の身を守るための事で、下手に関わらないことが一番の安全策だ。そう考える一方で、それらを拒否されてしまった事を残念に思う気持ちもあったが、ぎこちない世辞と苦笑いをする彼にふっと笑って見せて、握手を求めて宙に浮いた手を挙げひらひらと振りながら「俺も良い一日だった。じゃあな。」と背中を向けて歩き出す。折角面白いやつと出会えたと思ったら最後の最後で微妙な空気にさせてしまった、珍しく自身の言動に後悔が募るが、恐らくもう会うこともないのだからと、明日の依頼主への報告を如何に誤魔化してやろうかと考えることに。)
(翌日、アクシスの中でも中心街のカフェへと赴き、そこで待つ依頼主へ昨日の出来事を報告する。黒髪銀目のメイジは失踪している事、周辺も調査したが脅威となるものは無かったという事を伝える。実際は一服していただけだが、大きな嘘を吐いている訳でも無いし、しっかりと依頼通りに働いたのだから報酬を頂こうかと話を進めるが、どうやら依頼主は納得していない様子。例のイーブルが何年も前から計画の準備をしているんだとか、そこには奴の悪巧みを裏付ける証拠があるはずだとか、またもや曖昧な妄想を話し始めるので、とにかく危険なものや気になるものは無かったと繰り返し伝えるが、あまり執拗に言い聞かせても何か隠しているのかと疑われるので、それ以上強くは言えなかった。それから数分話し合った結果、受け取った報酬は半額以下。コーヒーミルでも買おうかと思っていたが、それにも及ばなかった。そして帰り際に依頼主は携帯型の通信機(スマホのような物)で慌てて連絡を取り、カフェの御代も置いていかずに去っていった。これで報酬は0だ。怒鳴りつけてやりたかったが中心街のカフェでそれは不味いかと、何とか思いとどまり大きな舌打ちで済ませる。そこから帰宅し、苛立ちも治まってきたので冷静に振り返ってみる。慌てて何処かへ連絡をする依頼主、奴が何者かは知らないが低層階級の人間ではない事は確かで、もしもこの街の上層部の人間と繋がっていたら…。奴らは仕事は早いが内容は悲惨だ。最も最悪な事態は何とか免れたいが、依頼を受けている訳でもなければ、例の場所に住む彼は余計な手助けを拒むだろう。彼の言う通り、彼なら上手くやるに違いない。 ?___更に3日後、完結させたはずの一件がどうしても気がかりで、不安感を拭え切れないでいた。夜な夜な起き出し、前回の調査と同じ装備と貰ったコーヒー豆を詰め込み準備をすれば、朝一で自宅を出る。もし嫌な予感が外れていたなら、ミルを買えなかったからと言い、嫌々ながらも彼がコーヒーを淹れて一服して、気が済んだら帰る。ではもし当たっていたら…。先日よりもずっと緊張が張り詰め、息が詰まるような感覚を覚える。初めは歩いていたのが、無意識に駆け足となり、彼の住む場所へと向かっていった。)



(/いえいえ、素敵な妄想の提供をありがとうございます…!了解しました! ?長くなってしまいましたが、出会って4日後(日数は適当です…)ブランくんの家に到着直前まで、一気に繋げてみましたが、どうでしょう…?もし想定していたレスがあったり、返信しづらければ修正いたしますのでお申し付けください…!

追記:コピペをミスっているのに気づかず載せてしまったので、修正してもう一度投稿させて頂きました。大変申し訳ありません…!)

  • No.36 by ブラン  2021-09-17 02:03:48 

変わったノーマルとの出会いから、早いものでもう4日が経っていた。あれ以来変わった事が起きるでもなく、いつもの通りの淡々とした平穏な日々を過ごしている。ただ、たまに、彼は今頃どうしているだろうかと考える時間が増えたぐらい。やはり7年も人とまともに接触していなかったせいか、彼の事が妙に頭にこびりついて離れなくなっていた。まあどうせやる事なんて無いのだ、いつもとは違う考え事をするのも暇つぶしになるだろう。…それにしても、なんだか目蓋が重い。本をめくろうとした手にあまり力が入らなくなってきている。昨日は少し眠れなかったせいだろうか、段々と、眠気が、強く…なって……………)

(キン、と耳の奥に金属音が響いて、落ちていた意識が一気に覚醒した。ハッとなって飛び起きてみると家の中は薄暗く、恐らく夜中か夜明け前だと悟る。しかしそれにしては窓の外が明るいような気がして、何だろうと近付いて…絶句した。そこに広がっていたのはごうごうと燃え盛る火の海で、辺りに点々と建っていた廃墟や家の跡が残らず炎に呑まれている。それが光源となり、まるで昼間のように明るくなっていたのだ。自分が寝ている間に何が起きたというのか。混乱しながらも必死に頭を働かせていると、耳元で誰かの声が聞こえてきた。範囲内にいる生物の音声を拾う事が出来るのも感知魔法の効果の一種である。「この建物が最後ですか?」「ああ、そうだ」「それにしても、幾ら例のメイジがいたかもしれない場所とはいえ、ここまで徹底的にやるとは思いませんでしたね」「それだけ上も本気ということだ。わざわざ貴重な対メイジ範囲抑制装置を持たせるくらいだからな…疑わしきは全て罰せよ、だ」カチリ、と何かを押す音がして、続いて機械の稼働音のようなものも聞こえた。…と、思った瞬間、突然割れるような頭痛がし始めた。あまりの痛みに耐えきれずその場に蹲り、頭を抑える。まるで頭の中をめちゃくちゃにかき回されているような不快感に、立ち上がることすら出来ない。そうしている内に奴らが火を放ったらしく、炎がみるみるうちに家の中を埋め尽くしていった。…自分の唯一だった居場所が、灰になって消えていく。痛みと不快感で声も出なくて、広がる赤色をただ呆然と見つめる事しか出来なかった。「後は浄化の木を処理して、任務は完了だ」…そんな声が聞こえて、まだ感知魔法が作動していたことを知る。でも、聞こえた所でどうしようも無かった。メイジというだけで、ただ魔法が使えるだけで、こんなに酷い仕打ちを受ける。命だけじゃ飽き足らずに、心まで容赦なく踏みにじる。ああ、これだから、ノーマルは………)
………でも、彼は…違った、な…
(一度会っただけの、第一印象は失礼極まりなかった彼の事を思い出す。ここが焼かれてしまった事を知ったら、彼は責任や罪悪感を抱いてしまうだろうか。それは、申し訳ないと思う。段々と掠れていく意識の中、やっぱり名前ぐらい呼べば良かったかも、と少しの後悔をしながら目を閉じて)



(/ありがとうございます、いい具合に繋げて頂けたのでとってもやりやすかったです!勝手に抑制装置なるものを出しちゃってますが、メイジを支配するぐらいだからこんな機械をノーマルが発明しててもおかしくないかな…?という相変わらずの妄想です。予定通り(?)見事に家が燃やされたので、ぜひともかっこよくブランを助けてもらえたらなと思います!)

(/修正了解しました!お気になさらず…!)

  • No.37 by マックス  2021-09-17 15:07:26 

(まだ夜が明けきらない、薄暗さの残る時間帯、前方に朝日よりも眩しく明るい何かが目に飛び込む。上の方には白煙が上がっていて、それが炎であることに気付く。「おいまじかよ…!!」目的地まであと少しというところで、最悪の事態を防げなかったことに、悔しさや罪悪感をガスマスクの下で滲ませる。だがしかし今は悠長に悔しがっている場合では無い。白煙の上がっているうちに、彼の安否を確認しなくては。犯人がまだいるのならこの手で終わらせてやろうと、焦りと共に恐ろしい衝動が沸き上がっていた。轟々と燃え盛る空き家をの間を全速力で走り抜け、彼の住む家へと向かうが、その間に誰の姿も見受けられなかった。犯人は浄化の木とその周辺を燃やせばすぐに去ってしまったようだ。それではブランは?どうか逃げていてくれと願いながら、必要の無くなった武器をしまい彼の家へ突入する。中に入ると魔法の効果なのか他の家よりも火の回りが遅いようだが、倒壊するのも時間の問題で。)
ブラン!居たら返事をしてくれ!ブラン…!!
(そう何度か名前を呼びかけるが返事は無く、最初の部屋にも見当たらなかった。もう彼は逃げていたとしても、限界まで捜索を続けようと、以前に彼が出てきた奥の部屋の扉を蹴破る。中には蹲り横たわるブランの姿があった。慌てて膝をついて彼の体を揺すり「ブラン!起きろ!今すぐ逃げるんだ!!」そう声をかけるが、返事を待つ余裕も無く、取り急ぎバックパックを前に背負い、予備のガスマスクを引っ張り出せば彼の頭に取り付けて。そして床に臥せる相手を力尽くで背に抱え、しっかりと首に腕を回させれば、勢いよく倒壊寸前の家を飛び出す。汗で蒸れる服とマスクの気持ち悪さも成人男性一人分の重さも感じ無いほどに、ただ必死に火の手の届かない処へと走る。その間にも背に凭れる彼にひたすら声を掛け続ける。)
もう大丈夫だ…、お前なら大丈夫…!気をしっかり持つんだ…!!


(/良かったです…!!抑制装置はめちゃくちゃアリです!対メイジ用装置は開発が進んで、範囲型だけでなく色んなものがありそうですね。護身用の小型の物とかは普及されてそう…。
カッコよく助けられたでしょうか…!?この後はとりあえずアクシスの自宅へお持ち帰りしようかと考えております。)

  • No.38 by ブラン  2021-09-18 00:39:21 

(……………誰かの声が聞こえて、微かに意識が浮上する。誰だろう、さっきから自分の名前を呼んでいるのは。もしやあの人が帰って来たのだろうか。もしそうだとしたらぶん殴ってやりたかったけれど、こんな死に体ではそんな気力なんてあるはずも無い。ああもう五月蠅い、最期ぐらいは静かに寝かせて欲しい。そんな自分の願いなど知ったこっちゃないと言わんばかりに耳に届く呼び声はどんどん大きく、強くなっていって、やがてその声があの人の声ではないことに気付いた。つい最近聞いた覚えがある声。…そう、彼の声だ。そんなまさか、彼が戻って来るなんてありえない。幾ら変わったノーマルだからって、メイジとまた関わろうとするなんて、あるはずが無いのに。…ああ、もしかすると、自分の未練を晴らす為にわざわざ死に際の走馬灯じみた幻覚として出て来てくれたのかもしれない。こんな突飛な想像をしてしまう程度には頭が正常に働いていなくて、掠れ切った小さな笑い声を微かに零して)
…ほんと、かわってるノーマルだね、きみ………もっと、はやく…あいたかった、なぁ………
(どうせ幻覚なのだからと、本来の口調のまま自分でも気付いていなかった本音をぽろりと口にし、「…ありがとう、マックス」と別れ際に呼べなかった相手の名前をお礼と共に呼んだのを最後に、再び意識が暗闇の底へ落ちて行って)



(/抑制装置さんはこの先も頻繁に出て来て常連になりそうな予感がしますね!アクシスとなればそれはもうノーマルならば階級問わず全員が持ってるレベルでしょうね…徹底的にメイジに優しくない街づくりが着々と進行してしまっている…!
めっちゃかっこよかったです!燃やした兵隊をぶちころがす気満々(マイルド表現)だったのも個人的に興奮してしまいました、いちいちこちらの性癖をぶっ刺しにくるの流石です…。ぜひともお持ち帰りしちゃってくださいませ!)

  • No.39 by マックス  2021-09-18 16:08:32 

あ、ああ…!!俺も早く会いたかった…っ…着いたら絶対に起きろよ…!!
(走っていると、耳元で彼の掠れた声が聞こえ、息を切らしながら返事をする。名前を呼ばれたかと思えばまた無言になってしまった。彼がここまで弱っているのは抑制装置のせいだろう。この状態は早いとこ医者に見せる必要があるが、アクシスで彼を受け入れてくれる場所があるとは思えない。とにかく今は彼を自宅に連れて帰るしかない…頼むから耐えてくれと願いながら走り続ける。)
(自宅に到着したのは、朝日が登り人々が活動し始める頃。人気のない道を選び、何とか通報される事もなく自宅へ運び込むことへ成功した。まずは彼を自身のシングルベッドに寝かせれば、重苦しい装備を外す。そして次に重傷を負った時にも世話になった主治医へと連絡を取る。どうしてもお前の助けがいるんだと頼み込むと、「君の言う事なら仕方ないが、治療費はノーマルの倍、それに加えて口止め料も頂こう」とのこと。金の絡んだ約束に関しては信用できる奴だと知っていたので、背に腹は変えられないと相手が提示した条件を飲み、治療を施してもらうことに。昼前には主治医は到着し、ブランの容態を見てもらう。専門用語ばかり使うので、何を言っているのかは分からなかったが、点滴を打って、起きたら薬を飲めばそれで大丈夫、らしい。主治医の言葉を聞いては、張り詰めていた緊張を解くように大きく息を吐き一安心する。点滴が終われば、主治医はそそくさと帰る準備をして、支払いを要求するので、条件通りの金額をタンスの底のヘソクリを引っ張り出して支払う。当分は禁煙と節約を強いられそうだ。帰り際に主治医は「相変わらず面倒事が好きだね。これから一体どうするつもりだい?」そう問い掛けてきたが、これから先の事なんて一つも考えていなかった。ただ、自分のせいで彼をこんな目に合わせてしまったのだから、何か考えておかなければ…。どうしたものかと考えていれば相手は「まずはシャワーを浴びる事だね」そう言い残して出ていってしまった。ブランの無事を祈る事で頭がいっぱいになり、体中が汗や煤で汚れていたこともすっかり忘れていた。
そして現在、とっくに日は暮れて街では街灯が灯る。中心街から外れた男一人暮らしの賃貸部屋は、汚れた食器がキッチンを占領し、洗濯物は床に放り投げられ、灰皿には山盛りの吸殻、どの部屋もタバコとコーヒーの臭いが染みついていた。彼が起きる前に少しは掃除でもと考えたが、今朝の疲れがドッと押し寄せ何をする気も起きず、シャワーを浴びれば、Tシャツと下着のみでだらしなくソファに寝転がり、そのままいびきをかく。)


(/此方も弱ったブランくんがこぼした本音に興奮しております…!それとマックスに治療、看病スキルは無さそうだなと考えて、謎の主治医を出しましたが、今後また出てくる事があれば(金額次第ですが)味方予定です。
ブランくんを気を失わせたまま、取り敢えずその日の夜まで来てしまいました、すみません。どのタイミングでも構いませんので目覚めていただければ…!)

  • No.40 by ブラン  2021-09-18 18:59:05 

(てっきり自分の命運はここまでだと思っていただけに、再び意識が浮上した時は本当に驚いてしまった。真っ先に視界に入ったのは見知らぬ天井で、自分自身の心臓の音が聞こえることから、死んでいない事をすぐに悟り、がばりと起き上がる。窓の外は暗くなっていて、どうやら夜らしい。そのままここはどこなんだろうと辺りを見回してみれば、散らかり放題な部屋の惨状が目に入ってしまう。これは控えめに言っても汚部屋と呼べるレベルなのでは。「うわぁ…」と思わず口から声が漏れてしまいながらさらに見渡すと、丁度向かい側に置いてあるソファの上に人の姿を見つけた。…あの変わったノーマル、マックスだ。なんともまあ無防備な格好というか、はっきり言ってしまうとだらしない格好である。これが4日前に出会った手練れの便利屋と同一人物とはちょっと信じられない。けれど…)
………幻覚じゃ、なかったんだ
(死に際の走馬灯だとばかり思っていた彼の声や姿はどうやら本物だったらしく、そこから導き出される答えは『彼が自分を助けてくれた』という事実だった。どうして自分のようなメイジを助けたのだろう。百害あって一利なしのようにしか思えないのに。一人で考えていてもキリが無いので彼を起こして問い質そうとベッドから降りようとして、体に力が上手く入らない事に気付いた。そうだ、生きているとはいえ死にかけたのだから、すぐに動くなんて出来るわけが無い。それなら呼び掛けようと口を開くも、喉に走った痛みに思わず口を抑える。煙を吸ったせいか、炎の熱さのせいか、今はあまり大声が出せなくなっているらしい。…仕方ない、魔法を使うしか無さそうだ。病み上がりのせいか上手く魔力の操作が出来ないが、簡単かつ単純な魔法なら問題無く使える。そう、例えば、物を浮かせて彼に軽くぶつける程度とかなら。当たってもそこまで痛くなさそうな物を探して辺りを見回し、机の上に置かれた幾つもの煙草の空箱に狙いを定める。右手の人差し指を伸ばしてくいっと上に向ければ、僅かな緑色の風が吹いて空箱の一つをふわりと浮かばせる。そのまま彼を指差せば、空箱が彼に向けて飛んでいき、ぱこんっと間抜けな音と共に彼の顔部分…正確には額に見事にクリーンヒットしたのを見届けてから口を開いて)
人前でだらしない格好をするものじゃないよ。あと、死にかけとはいえメイジの前で無防備すぎじゃないかい?



(/一作品に一人はいたらとっても便利な闇医者っぽいキャラだ!ブランは治癒魔法得意ですけど魔力が不足したら使えないですし、病気とかそういうのはお医者さん頼りだと思うのでこういう人はとても重要ですね!ボランティアは絶対お断りしそうな感じとかすごい好きです、ぜひとも再登場の機会を作りたい…!
全然大丈夫です!さっそく起きて早々攻撃?悪戯?みたいなことしてますけど、中身の無い煙草の空箱だからそこまで痛くない…はず!)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック