1671 2021-05-27 08:51:49 |
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んー……うん。ごめん、我が儘言った。( 彼の言葉はまるで魔法のようだと思う。優しさと癒しと、他にも何らかのものが含まれているのではないだろうか。眉を下げるとぽつりと謝り。「だって隠してるんだもん。しゅーくんが恥ずかしいことばっかり言うから」ぼそぼそと文句を溢すと、ゆっくりと顔を上げてアイスの残りを平らげ。熱くなった顔もひんやりとした冷たさで少しは紛れた気がして。「ん。じゃあさ、私もしゅーくんに似合うの選びたい。良い?」楽しそうな姿にくすくすと笑うと、手を繋いで浴衣のあるコーナーへと向かい。夏らしい一角はそんなに人が多いわけではないものの、色鮮やかなものがたくさんあって賑やかに見えて。頭の中でたくさんの色の浴衣を着る彼をシミュレーションして見ながら、自然と頬が緩んでいて )
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