【　9と3/4番線　】〆

…外で待っててくれてよかったのに。
（ じっと一羽のフクロウを見ていれば不意に聞こえてきた店先で待っているはずの彼の声に視線をそちらへ向け。その顔に浮かぶ笑みに一瞬きょと、とした表情を浮かべるもつられるようにして表情を和げ「 真っ白で雪みたいで綺麗だよね 」カゴの隙間から指を差し入れれば擦り寄ってくるフクロウに心を決めればカゴを手に取りレジへと向かい ）

外いてもやる事ねぇし…。
（視線はフクロウに向けたまま、人懐っこい様子に頬を緩めつつ彼女の言葉にぽつりと返答。彼女の言葉にはこくりと頷き、レジへ向かう彼女をその場で見送って。美しいプラチナブロンドの隙間から見える白い肌に思わず「似てんな」なんて言葉をぽつり呟き、彼女を待つ間ぼんやりと見つめ）

（ カゴを片手に向かったレジにいた店主と支払いの間に軽く言葉を交わした際、離れた場所で待つ彼の事を言及されれば、ちらと視線を向け。その後滞りなく支払いを終えれば布を被せたカゴを持ち彼の元へと。「 お待たせ。次は教科書…って思ったんだけど、貴方はもう全部周り終わってるの？ 」ふと気になったことを尋ねながら店の扉を空いている手で開け通りへと足を踏み出して ）

俺のはとっくに終わってる。…そういや、まだ名前聞いてなかったな。俺はシリウス。
（彼女の開けた扉を後ろから抑えながら彼女に続いて店を後にする。ここから書店への道を思い出しそちらへ歩みを進めながら、彼女の問いには得意げな表情と共に返答をして。そして、ふと感じた違和感。家では名前を怒鳴られている事が多かったせいか、貴方、なんて呼び方がなんだかむず痒く、そこで改めて自己紹介が遅れている事に気付き。ファーストネームだけを名乗り、彼女の名を求めるように僅かに傾げ見れば）

私が特別に遅いみたいじゃない。…私はクロエ。改めてよろしくね、シリウス。
（ 得意げな表情を見ればわざとらしく唇を軽く尖らせるようにして。続く言葉には家でも親以外からは名前を呼ばれる事が少ない身、今の今まで自己紹介というものを忘れていたようで二度ほど瞬きを繰り返して。ファミリーネームまで名乗るべきか逡巡するも、同じようにファーストネームだけに留め。口の端を緩く持ち上げた笑みを浮かべて ）

あぁよろしく。…さすがにソレ持ったままで買えねぇよな、待ってろ。
（拗ねたような表情が彼女の大人びた顔だちと対照的で愛らしく、「そんなんじゃねぇって」なんて言いながら思わずくつくつと喉を震わせて笑い。此方に合わせただけか彼女にも都合があるのか、それは分からないが家名を名乗る事を避けられたようで、つられてふと笑み零し。そんな事をしていれば書店へも到着するも、入学前の準備のためか人で溢れかえった様子を見れば、次いで彼女の姿を横目でちらと見て。そのまま視線を先程購入した籠へと向ければ上記述べ、返答も待たずに書店へと脚を踏み入れて行き）

…え、あ、ちょっと！
（ 聴こえてくる笑い声に今度は軽く頬を膨らませて見せるものの「 馬鹿にしてるでしょ 」なんて紡ぐ声には笑いが混じっており。辿り着いた先の人の密度では手にしている鳥籠は確実に邪魔になるだろう。どうしたものかと悩んでいれば店内へと足を踏み入れる彼の背へと少し遅れて声を掛け。しかし、手荷物を持ってない自分がこの人混みを掻き分けて進むのは至難の技で早々に諦めれば邪魔にならないよう壁際へと寄り中を伺って ）

改めて結構な量だな。
（新入生用の教本はある程度まとめてくれているようで、一度自分の分を買った事もありスムーズに本を選び腕の中に積んでいく。自分は家の者に持たせていたが、彼女は一人で持って帰るのだろうか、そんな事を考えつつ、同じく新入生らしき困っている様子の少女に本の場所を示したりしつつもようやく購入へ。本をまとめてくれている間、ちらと入り口の方へ目をやり彼女が大人しく待っていてくれている事を確認すればもう少しの意味で手をひらひらと振ってみたり）

（ 入れ替わり立ち替わり人が入っていく書店の中はいつまで待っていても人の波が途切れる事はなく。彼の姿が人に紛れて見えなくなって暫く、然程時間がたっていないにも関わらず体感的にかなりの時間が経過したように感じるのは彼が何をしているのかが分からないからか。手を振る彼に気が付けば、その意図が分かる筈もなく分かりやすくクエスチョンマークを浮かべながら、ひらと手を振り返し ）

買えたぞ、次は何だ？
（彼女が此方に手を振り返したのを確認すると同時に教本のまとめが終わったようで、視線を店員の方へと戻す。付き添いが誰もいないと気付いた店員に不審気な目を向けられるもそれをスルーし、ポケットの中から自分の買い物の時に出た余りの金を出せばくるりと踵を返し彼女の元へ。人の多い所は窮屈で息苦しく、とりあえず外に出ようとくいと顎だけで示しながら問いかけ）

一先ずはこれで終わりなんだけど…
（ 教材を手に戻ってきた彼が外へと出るのに二歩ほど遅れて足を踏み出し。羊皮紙へと目を走らせてから問に答えるも、気に掛るのは出会った時の彼の様子。何も無いと言われればそれで仕舞いではあるのだが、気遣わしげに横目でちらと彼の様子を盗み見て。彼が手伝ってくれたおかげか陽はまだ高く、待たせている付き人に言われているまでの時間もまだある。「 ねえ、シリウスはまだ時間大丈夫？ 」書店から通りへと出て一息ついたところで首を傾げ ）


（　／　背後から失礼致します！一先ずの軽い自己紹介なども終わり、区切りをつけることも出来るかなと思ったので、わんこと蝙蝠くんとの入れ替えタイミングのご相談をばと思いまして。
ロル内でも問いを投げている状態ですが、返答次第でまだ暫くダイアゴン横丁を散策するか、別れて日にちを経過させホグワーツ特急へと場面転換をするかのどちらかかなと。このまま入学前の時期を楽しむのも、サクサクっと進めてホグワーツ生活を楽しむのもどちらも魅力的なので、選択はお任せ出来ればなと…！　）

あー……まぁ、問題ねぇけど。
（とりあえず目の前の彼女の買い物が終わったという事で一安心、我ながら入学前児童だけでよくやった物だと心の中で自身を称賛し、安堵にふぅと一息。安堵感と共にじわじわと沸いてくる疲労感に何処かで一休みでもと思いつつ、横から飛んできた問いには一瞬家族の事を考え逡巡するも、問題無しと言い切って。彼女の言い方からするともしやまだ何か用事があるのだろうか、そう考えつつも「とりあえず休憩しねぇ？」と今後の相談も兼ねつつ休憩を提案、少し先にあるアイスパーラーを指差しては）


（/ご相談ありがとうございます、私もそろそろかなぁと思っておりました…！
今のままでも十分楽しいのですが、今のままだとせっかくの魔法も使えないという事もあり、個人的には進めちゃっていいかなぁという感じですね。ロルではこのまま散策というように返しましたがキャラクター達に任せて一旦暗転というように区切り、ホグワーツ特急の場面で再スタートという形ではどうでしょうか？この形でも大丈夫という場合は、この後はてきとうに散策して解散したという事で上のロルには返信無用ですので…！）

（ ホグワーツ生や見送りの親で溢れるホーム、席が取れなくなる可能性があるなんていう母の助言で早々に到着した為無人のコンパーメントの一つへと。進行方向を向く窓際の席へと座り、先日の彼の事を思い出すもこの人混みの中では再開することの方が至難の業だろう。通路との区切りの扉についた硝子から覗き込む人の気配を何度か感じるものの、見知らぬ人がいる場には入って来づらいのか開かれる音がする事もなく。窓の外の止まったままの景色をぼうっと眺め ）


（　／　丁度いいタイミングだったようで何よりです…！場面が一区切りついた、ということで場面転換をさせていただきました。絡みにくさなどありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね！
やっぱり魔法が使える方が映えますしね…！() 蝙蝠くんとの初絡みも先ずは自己紹介程度のものにしておいて、深い絡みは追々、という形がベストかなと考えているのですが、それに関してもお伺いしたく…！　）

あ、あの、……ここ、良いだろうか。
（駅で待ち合わせをしたはずの幼馴染と合流出来ず、出発ぎりぎりまで粘っていたのがついさっき。周りの大人たちに促されるように列車に乗り、彼女もきっと同じ列車に既に乗車している事を願いながら、廊下を進んでいく。はじめは彼女を探そうと一つ一つ覗いてみてはいたがどうにも乗った時間が遅すぎたためか、そもそも自分が乗れそうな場所が全然見つからない事に焦りを覚えてくる。元々人と話すのも得意ではない自分が２人も３人もいるコンパ―メントに入っていけるはずもなく、贅沢は言わない、せめて１人しかいない場所へ、と。暫く進み、そしてようやく見つけたコンパーメント、どうやら乗っているのは少女一人。体格から年齢も同じくらいだと判断すればごくりと唾を飲み、覚悟を決めて軽くノックをし、そろそろと扉を少しだけ開いては声を絞り出し）


（/絡み文ありがとうございました！全然絡みにくい事なんてないですよ、新しい場面にワクワクしちゃいます…！
やっぱり今時は魔法界でも映えですよね！そうですね、その感じで良いと思います！自己紹介して軽く雑談して、ある程度したらリリー乱入からの解散にしようかなぁと今の所考えてますが大丈夫でしょうか？？）

…ええ、どうぞ。一人じゃ寂しいと思ってたところなの。貴方も新入生？
（ 変化することのない車窓の外へと視線を送っている中、耳に届いたノック音と恐る恐るといった様相の声色に注意を其方へと向け。同学年であろうか、見知らぬ彼に声を掛けられた事で一瞬戸惑うものの、発車までそう時間も無い状況では空いているコンパーメントも少ないのだろうと思い至れば口角を持ち上げ。隣に置いていた鳥籠を彼が座る場所の選択肢を増やすように自身の膝の上へと移動させつつ ）


（　／　やっぱりどの世界でも映えは大事ですから() その後の流れに関しましてもそれで大丈夫です…！組分けの儀式あたりまでリリーやセブルスといるところをシリウスが見ていて軽くモヤっと…なんて事になっていたら個人的ににまにましちゃいそうですがその辺りはお任せ致します！　）

あ、ありがとう。…そうだけど、お前、いや、君も、か。あ、えぇと、…。
（緊張と気まずさで手汗がじんわりと滲んでくる、が、穏やかな表情で快諾してくれた彼女に、ほっと肩の力を抜いて礼を述べ。おずおずと入室し、彼女が空けてくれた席を見るもさすがに初対面の少女の隣に座る度胸などなく、２，３度視線を彷徨わせた後静かに彼女の対角線上にある席へと腰かけて。やはり同年代という事を改めて確認出来れば少し心は軽くなり、ようやく視線を合わせては言葉を選びつつこくりと頷いて返し。名を名乗るべきだろうかと考えるも、馴れ馴れしいだろうか、と。結局視線をふいと外して口を紡ぎ）


（/あー良いですね！そこからじわじわと、シリウスとセブルスの仲が悪くなっちゃう感じ…じゃあ一度別れて、組み分け前にまたセブルスと再会、組み分け直前ぐらいでシリウスにバトンタッチでも大丈夫ですか？）

私、クロエっていうの。貴方は？
（ 対角になる場所に座った彼へと目を向けながら、言葉を紡ぎ出す様子を眺め。暫く合っていた視線が外された様子に小さく笑い声を漏らした後、先に名前のみを告げて。動き出した列車に、そう言えば先ほど彼が乗り込んできた時間が出発間際だった事を思い出し。「 ねえ、乗ったの時間ギリギリだったみたいだったけどどうかしたの？ 」と首を傾げ ）

（　／　何故かイライラするシリウスに当たられるセブルス…これは犬猿の仲になるやつですよ() その流れで大丈夫です！ボートに乗り込む前に別れ、大広間に入る前待機してる間に再会、というので如何でしょうか？　）

（/またまた返信遅くなってしまい申し訳ないです…明日明後日あたりには返信出来ると思うのでもう少々お待ちください…！
この文には返信不要ですので……）

（　／　私の方も少しリアルがバタついており、なかなかお返事が出来ない状態でしたのでお気になさらないでくださいませ！ゆるりとお待ちしておりますね…！
返信不要とありましたが、此方の生存報告までに　）

（　／　2週間程経過しておりますが、いかがお過ごしでしょうか？だいぶんと流されておりましたので、生存報告がてら一度上げさせていただきます　）