〆＿ これは幻か。それとも運命か。

あ、ありがとうございます…わっ、と。……ここ、あなた以外に誰かいないんですか？（多少よろめきこそしたものの、ゆっくりと下ろしてもらったため難なく立つことが出来、ほっと表情を緩めて。先程までは赤い月ばかりに気を取られていたけれど、廃墟と呼ぶのに相応しい、けれど何処かで見た事のあるような建物が目に止まれば、余計にこの場所がおかしな所だという実感が込み上げて。よく分からない人と2人というのも不安だけれど、それよりもこの場所で1人になってしまう方が怖い。居もしない人影を探してきょろきょろと辺りを見回しながら、間を繋ぐように問い掛けて）

　
　
うーん、恐らく。僕もひと月前に此処に来てから彷徨ってますが、確認できた生命体は貴女だけですね。だから会えて嬉しいです、とても。（太陽が沈んで、上がる。これを軸に日を数えてひと月くらい自分だけの世界で、生命体の確認ができたのはつい先ほどの出来事のみ。不安そうな彼女から体温や鼓動をバイザーで何とか検知し、自分たちとそっくりの人型であるが恐らくアンドロイドではないと判断。となると彼女の正体は己が守る対象となる人間なのではないかと推測して。きょろきょろと辺りを見渡す様子を心なしか楽しそうに観察しながら己の状況を説明すれば、その状況に似つかわしくない笑顔を浮かべて勝手に自己紹介を行う前置きとして、右手を差し出し握手でも、と）
　

ひと月もこんなところで…帰れないって、ことですか？（俄かには信じ難い言葉を聞き目を丸く、パッと視線を向けた先にはこの場には合わない笑顔と差し出された右手。1ヶ月も独りでいたという割には落ち着いた悲壮感のない言動は嘘を吐いている様には見えないけれど、一度不自然さを感じてしまえば友好的な態度もなんだか歪であるように見えて。困ったように相手の顔と右手を交互に見比べては、一瞬の躊躇いの後におずおずと右手を差し出し握手を）

　
　

さぁ、どうなんでしょう。＿＿あ、すみません、不安を煽るような事言っちゃって。でも僕にも正確な事は分からないんです、だから…いや、愚問だとは思うんですけど、元の場所へ帰りたいですか？（不審がられているとは露知らず嬉しそうに握手を交わすも、安心させてあげたいという気持ちとは反面に、己もこの世界に詳しくないが為不安を煽るような曖昧な言葉を返してしまえばすかさず真意を伝えて。彼女の頼りない体温を感じながら逃げてしまわないように、握った手の力をほんの少しだけ込め、帰りたいという意思を確認しようと見据え。）
　

そ、れはもちろん…その、家に帰るところだったし、明日だって学校に行かなきゃいけないし…。…あなたはどうなんですか？（どうしてそんな分かりきったことを聞くんだろうと思いながらも、いざ口にしようとすると言葉に詰まり所在なさげに俯き、握手で繋いだ右手をそっと離し学生鞄の持ち手を手遊び。大した理由は思い付かないけれど今すぐにでも帰りたいことに変わりはない、けれど目の前の少年は今この状況を楽しんでいるようにすら見え、そこが己と彼の大きな違いであるように感じられて）

　
　
がっこう。…勿論、僕も帰りたいですよ。でも僕が帰るより先に貴女が帰る方法を探さないとですね、それがきっと僕の使命なんだと思います。ね？帰る方法探しましょう。（聞き慣れない言葉を小さな声で復唱し、彼女からの問い掛けに恐らく自分を探しているであろう2Bの事を思えば初めて帰りたいという意思を伝えるも、やや言葉を詰まらせた理由が気になって。けれどこの子が帰りたいというのなら多分、この子を守り、帰す事が自分の使命なんだと感じては俯く彼女の視界に入るよう片膝をつき、離された手をもう一度差し出してみて。）
　
　

使命って……、帰る方法を探してくれるのは嬉しいです。でも、どうして？　さっき会ったばかりなのにわたしを優先してるみたいで…その理由が分からなくて…（先程から相手をやんわりと拒絶する態度を取ってしまっているというのに、尚も友好的な様子を見て沈思黙考。暫しの間の後、相手と同じ視線になるべくその場に膝を付き。手を取るか迷い彷徨わせた手を結局下げ、ぽつりぽつりと口を開けば相手に対して感じている不安を言葉にして）

　
　
あ、そっか、理由が必要なんですね。＿＿ でも考えてみてくださいよ、僕はひと月こうして此処にいるんです。だから貴女が帰った後如何とでも生き残れるだろうけど、貴女はきっとひとりじゃ生きていけない。この先何があるか僕にもわかりません、だから貴女は僕が守ります。（彼女にとってマイナスになる提案ではない筈なのに、納得のいかない様子に言葉の選択を間違えたかと思うも、きっとそうではなく彼女にはこの状況で腑に落ちる絶対的な理由が必要のようで。"貴女が恐らく人類だから"と言うには直球過ぎるし、いかんせん業務的な冷たさを感じる。見上げていた視線が平行に交われば、その様子と彷徨い迷った手の行方すらも可愛らしく思い、微笑むともう片方の膝も地につけ正座の態勢へ。結局己の出した"理由"は別の形で直球ではあるものの、嘘ではないし、その後に続いた守ると言う決意も本心。この誠意が伝わればいいなと言い切ってみせ）
　

それは確かにそう、かもしれないけど…。…っごめんなさい、きっと何もお返しは出来ないけど助けてもらえますか。あ、えっと…どう呼べば…（ひとりでは生きていけないとハッキリと告げられて反射的に言い返そうとするも、彼のいう通りだとすぐに思い直して口を閉ざして。ひとりで帰る方法を探すのは無謀であるように感じたし、何より心細い。彼がどうして自分を助けてくれようとするのかは結局よく分からなかったけれど、漸く彼の手を取る決心が付いたようで、鞄を地面に下ろし両手で彼の手を握って。助けてくださいなんてお願いしておきながら名前を聞いていないことに思い至り、気まずさを紛らわせるように微笑んでは、なるべく目を逸らさないようにと心掛けながら問い掛け）

　
　
はい！勿論です、僕に任せてください。あっ、そうでした、自己紹介が必要ですよね。僕は9S...親しい人は＿＿...じゃなくて呼びにくいと思うので是非ナインズって呼んでください。（どうやら己の提案を受け入れてくれたようで嬉しが溢れ、尚且つ両手で手を握られてはパアッと花が咲きそうな勢いで笑顔になりハッキリと返事をして。名前を聞かれるなり、そう言えば自己紹介すらまだな事を思い出せば名を名乗り"親しい人はナインズ"と呼ぶ、と言う事を意気揚々と伝え掛けた時、ハッと2Bとの会話の既視感を察知して。この流れは親しくないので9Sと呼びます、の流れでは？と数秒間のうちに思考を巡らせては少し無理矢理言い直したものの、呼び名を固定してみて。）
　

ないんえす、さん？　…なんだか不思議な名前ですね。それじゃあ、えっと…ナインズさん、で。私は星森…星森天です、星森が名字で天が名前なので、お好きな方で呼んでください(あまり聞かない響きの名前に首を傾げるが、見た目の雰囲気だけで言えば日本人には見えないのでそういうものなのだろうと納得し。嬉しそうな様子に圧倒されながらも、提案された通りの名前で呼んでみて。続いて己も名乗らなくてはと名字だけを述べたところで、彼は名前を名乗ってくれたようだし合わせたほうがよさそうと判断し下の名前まで名乗り）

　
　　
不思議ですか？僕達は皆んなこんな感じなんだけどなぁ。…そら…、では僕も親しみを込めて、天さんと呼ぶ事にします！何だか人の事を知れるって少し嬉しいですね。（不思議だと首を傾げられた経験がないと言うか名前について然程触れられた事がない為、此方も不思議そうに呟くも、彼女の名前を知るなりいい響きだと小声で復唱して。如何してもその名前で呼びたかったのか、お好きな方でと言われてしまえば直様名前を意気揚々と選び。まだ名前を知っただけではあるが、大きな一歩だと高揚して。此処では「感情を持つ事は禁止されている」と口酸っぱく言われる事もない為、元々出来ていない方だとはいえ一切制御せず。）
　
　

そう、かな？　なんだか大袈裟な気がします…。他の人はどんな名前なんですか？（いざ名前を呼ばれると気恥ずかしさを感じたが、名前を伝えただけなのに嬉しそうにする彼に圧倒されながらも悪い気はせず照れ笑いを浮かべ。彼の名前はどんな字を書くのだろうと思っていた矢先に周りも同じようなものと聞いては、純粋な好奇心から問いかけてみて）

　
　
いえいえ、大袈裟何て事はありません！大進歩ですから。んん、他だと…2Bやオペレーターさんは210だったり、色々いますよ。＿＿…それにしても、初めて笑ってくれましたね（出会った時からずっと強張っていた彼女の表情が緩んだことに、その場では触れず大進歩だと表しては次の問い掛けへ親しい人の名前を挙げながら先に立ち上がり。晴れやかな気持ちのまま、彼女も立ち上がるだろうと手を差し出せば、結局触れずにはいられなかったのか彼女の表情の緩みに対して心の声を溢して。）
　

2Bさんに…21Oさん…、あっ！　もしかして、数字とアルファベット…ですか？　──えっ、あ、あの…ごめんなさい…気が緩んじゃったのかも…（例として出された名前を復唱し、その法則性にピンときたのか意気揚々と、しかしそれを名前にするだろうかと疑問が湧き出てきて、徐々に自信なさげに声が小さくなり。有難く差し出された手を掴み立ち上がりながら、相手からの指摘に思わず顔が赤くなるのを感じ、鞄を持ち上げた方の腕で顔を隠そうとして）

　
　
はい！正解です、なので9Sも数字の9にアルファベットのSですね。いえいえ、僕としては嬉し＿＿… あー、そらさん、顔が赤いですよ。（意気揚々と字を当てられ、興味を持って貰えて嬉しいのか、答え合わせをするように自分の名前の説明も組み込んで。表情への指摘に謝罪を述べられては首を振って否定するも、腕によって隠されそうな紅潮した頬を見るなり隠れてしまう前に見ておかないと、とでも言いたげな声を出せば、冗談まじりに顔を覗き込んでにんまりという表現が似合う笑顔を見せ。）
　
　

（／こんにちは、いつも楽しいやりとりをありがとうございます…！
展開相談の為、一旦背後のみで失礼します。
お互いに名前もわかったので、そろそろ未知のバケモノの出番なのかな…と思っているのですが、問題ございませんでしょうか？　問題なさそうであれば、次の星森のロルにて「物音がする」等の予兆を混ぜ込みたいと思っています！
他にも星森から9S君の認識がズレたまま（人間だと思っている状態）で、まだお話ししたいことがあればしばらくお話をする方向でも問題ありませんので、お答えいただけるとうれしいです！）

　
　
（／ お声かけ有難うございます、こちらこそいつも楽しくやりとり出来て感謝感激で御座います…！
バケモノの登場に関しては話も進めたいですし、問題ありませんので予兆投下のほどよろしくお願いいたします。この場をお借りしてわたしからもひとつご相談なのですが、バケモノの容姿についてはどんな感じがいいでしょうか…？

機械生命体に似たもの、人間に近め又は動物系のゾンビみたいなもの、動物に近めのモンスターみたいなもの、宇宙人みたいな感じ…乏しい想像力で考えてはみたのですが、想像しやすいものはありますか？

それか一つの種類に纏めず色んなものが居ると言うのも一つの案かと。その際は交互にバケモノを創作し、ロル内でバケモノの姿を確定しちゃうか、一瞬背後登場で今回のバケモノ説明をさらっと付け加える等…ほかにもやりやすいやり方があれば是非ご教授ください！長々すみません！）

　

（／承知致しました、次の星森の描写で予兆を投下させていただきます！　今は時間がないので一旦背後のみのお返事で失礼します…！

未知のバケモノに関してですが、色んなものがいるというのに賛成です。ただしそれだけだと作成時に困る気がするので…、

・黒いモヤに覆われている、全身が黒いor白い等の一見して判別しやすい特徴を持っている
・星森または9S君が"敵"として認識しているものの姿になる

などで如何でしょうか？
初回は一旦、ベースは機械生命体に似たものであると想像しやすいなと思っております…！
背後での補足等にも抵抗はないので適宜使用していければと！）

　
　
（/　ご対応ありがとうございます！お時間ある時によろしくお願いいたします。

全身が黒い、白い等シンプルでいいかもしれません！白黒なだけで、一見機械生命体に似ていますが、どこか異質な感じで初回は進めようと思います。のちに物凄く強い敵（ボス戦の様な感じ）が登場し、天ちゃんが敵として認識しているものが現れ、9Sと協力（天ちゃんがサポート）して倒すというのも絆が深まりそうで良いなと思いました！また色々考えましょう！とりあえず、予兆後に初回は異質な機械生命体という事でお返事させて頂きますね。　）