ABANDONED 【 登録 / 指名制 】

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XXX  2021-01-31 22:50:25 
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「 よ う こ そ 、

  僕 ら の 死 に た が り 。 」






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  • No.15 by XXX  2021-02-02 11:04:08 





>14 夏目 白 様


(/お待たせ致しました。それでは、バジリスクとの対面にて物語の幕開けとさせて頂きます。次レスにて書き出しとなりますので、今暫くお待ち下さい。尚、私は一旦失礼致しますが、展開の相談やご質問等何かございましたらいつでもお声掛け下さいませ。この先の物語を楽しみにしております。宜しくお願い致します。)



  • No.16 by バジリスク  2021-02-02 12:22:07 





>夏目 白


(“お願いね”と、とびきりのウインクを投げて寄越した魔女の笑顔を思い出すだけで、込み上げる苛立ちが鱗を逆立たせる。そもそも今日は機嫌が悪い、起き抜けにあの忌々しい双子と出会す羽目になったからだ。いつものくだらない悪戯ならば無視出来たものを、今朝は『バジリスクは怒りんぼ』なんて歌で揶揄しに掛かってきたものだから力一杯尾を振って薙ぎ払ってやった。何にせよ、どう甘く見積もっても案内役には不向きな自分を向かわせる館の意思に、不平不満は泉の如く湧き出てくるが何人も逆らわず、逆らえない。「厄日だわ」行き場の無い苛立ちを燃料にして向かった玄関ホールの扉を開け放つと、すん、と小さく鼻を動かした。この館の者ではない匂いがする。まだ消えていない、つい先程まで彼女が纏っていた”生の匂い“がそこにあるのを感じる。今し方到着したばかりの彼女を見遣り、その顔色も仕草も何一つ判断材料にすることなくしゅるりしゅるりと這い寄ると「何ぼうっと突っ立ってんのよ、最初に一度だけ教えてあげるからよくお聞き。アタシは愚図と間抜けが嫌いよ。アンタのおつむがまだ駄目になってないのなら、肝に銘じておくことね。」巨大なとぐろを巻きながら見下ろす少女の姿、よもやこれから先見知らぬ場所で見知らぬ存在と奇妙な暮らしを強いられるとは思いもしないはずの彼女へ「返事は?」ぶっきらぼうにそう畳み掛けて)



  • No.17 by まだ名は無い  2021-02-02 15:19:49 




名前/アシュレイ
性別/男
年齢/27歳

性格/あまり多くを語らない物静かさ。人との対話を苦手としており、口数は少ない。というのも、感情表現がやや苦手で常に少し哀しそうな笑みを浮かべている所為か上手く伝える事ができずに誤解が生じてしまう為に苦手としている。きちんと喜怒哀楽は備わっているし、それらを表現することもできるのだが“対面”となると苦手でどうにも上手くいかない。しかしながらコミュニケーションは取れるし、日常生活に困ることはない。優しい声色を持っているがオブラートに包む事をあまりしないために良く言えば素直だが、悪く言えば無神経さを発揮する。他人にさほど関心が無い為か時折発せられる言葉には冷たさも。
それでも優しい一面は持ち合わせており、頼まれたりすると対面との苦手意識からか断る事が出来ずに承諾してしまう事が多い。

容姿/透き通る白銀の髪。長さは腰よりやや長めで全体的に少しうねりを持っており、大抵はポニーテールにしている事が多い。前髪は目元が少し隠れる程度で適当に左右へと分けている。少し長めの睫毛に悲しげに伏せがちな目元、涼し気な印象を与えつつ切れ長の目は混沌のグレー色。
通った鼻筋と薄い唇。着痩せするが実際は細マッチョ体型で力には自信があるとか。あまり健康的とは言えない白い肌を隠すのは、タートルネックタイプの黒い上着に踝まである白いロングコート。腰の辺りまでの釦は常にぴったりと留めており立ち襟タイプになっている。身体にフィットするタイプの黒色のスラックスに膝下までの編み上げブーツ。身長は180cm。

備考/一人称「私」二人称「さん付けか呼び捨て」
以前は殺し屋を生業とし、どんな依頼でも必ず成し遂げると裏社会では有名だったとか。優しさを匂わすその佇まいや、やや中性的な顔立ち、敬語から滲み出る物腰柔らかさからは想像が出来ないほどに殺し屋としての手段はとてつもなく残酷非道。『徐々に生から死への感覚を味わいましょう』がモットーで一息で仕留めない辺りからもそれらを伺わせる事ができる。
優しげなそれらの言動はましてや自分が殺し屋だとも思わなせない為の仮面なのか、所以独りの時の表情は少し冷たさが伺える。
一度依頼を失敗し、双方から追われる立場になってしまい、ボロボロになっていた所を教会のシスターが助けてくれた。素性も何も知らないのに、匿い手当をし心底尽くしてくれた彼女。しかし、遂には居場所がバレてしまい、彼女諸共危険な目に合わせてしまった。追ってきた奴等を“全て”葬り去った頃には教会は血の海、怪我をした彼女を助ける事も出来たが『救って欲しい』と願われ、そのまま自らの手に掛けた。他の奴らの死体を野に捨て、教会を綺麗にし掲げられた十字架に“綺麗彼女”を磔にし抜け殻のような毎日を過ごしていた。そんな中で“その出来事”が極度のストレスとなり、以前は薄茶色だった髪色が白銀になっていった。毎日のように彼女へ話し掛けるも返事はなく、そんな日々の中でとうとう活力が尽きたのか『彼女』の居ない世界なら、自らもこの生涯を終わりにしたいと考えた。

ロルテ/

今……、行きますからね──。
( 封鎖された教会に冷たい風が当たる。煌びやかなステンドグラスに月明かりの薄明るい光があたり、暗い教会の中を照らしていた。カタカタ、と窓の揺れる音以外何も聞こえないこの場所。以前は手入れされていたここも、埃や彩りを失った枯葉たちがその年月を物語っている。教会の奥に大きく存在感のある十字架、その後ろにある一際大きなステンドグラスには天使の絵。月明かりによって十字架を輝かせているその十字架には、鎖で両手両足、首に腰を拘束された『彼女』が綺麗な顔のまま、まるで眠っているかのようにそこにある。十字架の真下で床に座り手入れをしていない髪は床にだらしなく広がっており、ぼんやりと見上げる目は虚ろで、渇いた笑みがひとつだけ。一言だけ、優しげに語り掛けるように言葉を紡いでは手元にあった小さなナイフ。“まだ”彼女の血が付着したままでそれをそっと両手で持ち上げ、顔を上げては首元をさらけ出す様にし両目を伏せ )




( /とても薄暗く、それでも“何か”を見つけ楽しむことができるようなトピックに胸ときめいています。
狂気的な子ですが、ぜひとも『シスター』の相手をさせて頂ければなと願っております。
不備等ありましたら教えてくださいませ。 )



  • No.18 by 夏目 白  2021-02-02 16:15:00 




>バジリスク


( 一体全体どうなっているのか。父親と母親の怒号が響き渡る部屋の中で命を絶つ決断をし、行動にまで移したというのに気が付けば見た事も来た事もない館のだだっ広いホールに立っているではないか。砕け鋭利になったグラスの先を宛がった手首にちらりと視線を落とすも、血は愚か少しの傷だってついてやいない。ほぅと溜め息を一つ。刹那。しんと静まり返っていたホールの扉が開く荒々しい音が鼓膜を震わせた。反射的に双肩を小さく持ち上げるも状況を理解する間もなく続けて蛇__異形の姿の相手が目の前まで這い寄れば、畳み掛けられた言葉を全て理解したか否か一先ず頭を縦に動かした後「私、ちゃんと**た?」怯えや動揺の欠片も見せる事なくまるで一番大切な部分をそっと包んだハンカチから取り出すような柔らかさの籠る声色で問い掛けて )


( / ありがとうございます!何かありましたら声を掛けさせてもらいますのでその時はよろしくお願い致します。また、ロル等で辞めて欲しい表現等ありましたら遠慮なく仰って頂けると幸いです!では、背後もここで失礼致します。 )



  • No.19 by XXX  2021-02-02 17:50:37 





>17 まだ名は無い 様


(/ようこそいらっしゃいました。ご提出頂いたPFを拝見させて頂き、登録に差し当たっての不備は見当たらなかったのですが、初回書き込みについて当トピックにおける▼ 決まりごと ▼の中の一点を見落とされているようです。大変お手数ですが、もう一度▼ 決まりごと ▼の部分をご確認頂き、再提出をお願い出来ればと存じます。より快適にお過ごし頂く為、十分な決まりごとのご理解に何卒ご協力頂けますと幸いです。
  再提出を以て正式な受理とさせて頂き、次レスにてご指名の『 シスター 』にて物語を始めさせて頂きます。それでは、宜しくお願い致します。)



  • No.20 by 夏目 白  2021-02-02 18:41:52 




>主様


( / 今先程のレスを見返した所、ロルの中に文字化けを発見しました!あの文字は「私、ちゃんと死※ねた? 」になります。レス消費と確認不足大変失礼致しました…! )



  • No.21 by “死にたがり”  2021-02-02 20:51:16 




名前/アシュレイ
性別/男
年齢/27歳

性格/あまり多くを語らない物静かさ。人との対話を苦手としており、口数は少ない。というのも、感情表現がやや苦手で常に少し哀しそうな笑みを浮かべている所為か上手く伝える事ができずに誤解が生じてしまう為に苦手としている。きちんと喜怒哀楽は備わっているし、それらを表現することもできるのだが“対面”となると苦手でどうにも上手くいかない。しかしながらコミュニケーションは取れるし、日常生活に困ることはない。優しい声色を持っているがオブラートに包む事をあまりしないために良く言えば素直だが、悪く言えば無神経さを発揮する。他人にさほど関心が無い為か時折発せられる言葉には冷たさも。
それでも優しい一面は持ち合わせており、頼まれたりすると対面との苦手意識からか断る事が出来ずに承諾してしまう事が多い。

容姿/透き通る白銀の髪。長さは腰よりやや長めで全体的に少しうねりを持っており、大抵はポニーテールにしている事が多い。前髪は目元が少し隠れる程度で適当に左右へと分けている。少し長めの睫毛に悲しげに伏せがちな目元、涼し気な印象を与えつつ切れ長の目は混沌のグレー色。
通った鼻筋と薄い唇。着痩せするが実際は細マッチョ体型で力には自信があるとか。あまり健康的とは言えない白い肌を隠すのは、タートルネックタイプの黒い上着に踝まである白いロングコート。腰の辺りまでの釦は常にぴったりと留めており立ち襟タイプになっている。身体にフィットするタイプの黒色のスラックスに膝下までの編み上げブーツ。身長は180cm。

備考/一人称「私」二人称「さん付けか呼び捨て」
以前は殺し屋を生業とし、どんな依頼でも必ず成し遂げると裏社会では有名だったとか。優しさを匂わすその佇まいや、やや中性的な顔立ち、敬語から滲み出る物腰柔らかさからは想像が出来ないほどに殺し屋としての手段はとてつもなく残酷非道。『徐々に生から死への感覚を味わいましょう』がモットーで一息で仕留めない辺りからもそれらを伺わせる事ができる。
優しげなそれらの言動はましてや自分が殺し屋だとも思わなせない為の仮面なのか、所以独りの時の表情は少し冷たさが伺える。
一度依頼を失敗し、双方から追われる立場になってしまい、ボロボロになっていた所を教会のシスターが助けてくれた。素性も何も知らないのに、匿い手当をし心底尽くしてくれた彼女。しかし、遂には居場所がバレてしまい、彼女諸共危険な目に合わせてしまった。追ってきた奴等を“全て”葬り去った頃には教会は血の海、怪我をした彼女を助ける事も出来たが『救って欲しい』と願われ、そのまま自らの手に掛けた。他の奴らの死体を野に捨て、教会を綺麗にし掲げられた十字架に“綺麗彼女”を磔にし抜け殻のような毎日を過ごしていた。そんな中で“その出来事”が極度のストレスとなり、以前は薄茶色だった髪色が白銀になっていった。毎日のように彼女へ話し掛けるも返事はなく、そんな日々の中でとうとう活力が尽きたのか『彼女』の居ない世界なら、自らもこの生涯を終わりにしたいと考えた。

ロルテ/

今……、行きますからね──。
( 封鎖された教会に冷たい風が当たる。煌びやかなステンドグラスに月明かりの薄明るい光があたり、暗い教会の中を照らしていた。カタカタ、と窓の揺れる音以外何も聞こえないこの場所。以前は手入れされていたここも、埃や彩りを失った枯葉たちがその年月を物語っている。教会の奥に大きく存在感のある十字架、その後ろにある一際大きなステンドグラスには天使の絵。月明かりによって十字架を輝かせているその十字架には、鎖で両手両足、首に腰を拘束された『彼女』が綺麗な顔のまま、まるで眠っているかのようにそこにある。十字架の真下で床に座り手入れをしていない髪は床にだらしなく広がっており、ぼんやりと見上げる目は虚ろで、渇いた笑みがひとつだけ。一言だけ、優しげに語り掛けるように言葉を紡いでは手元にあった小さなナイフ。“まだ”彼女の血が付着したままでそれをそっと両手で持ち上げ、顔を上げては首元をさらけ出す様にし両目を伏せ )




( /嗚呼、申し訳ありません。見落としていた様でお手数をお掛け致しました。
再提出させていただきます。 )



  • No.22 by バジリスク  2021-02-03 00:35:37 





>18 夏目 白


(此処へやって来た"死にたがり"と呼ばれる人間達の挙動は皆様々だが、多くの場合取り乱している。泣き出す者、怒り出す者、漸く手に入れられると思っていた"死"と言う安息をお預けにされる心中を思えばそれも不思議ではない――と、この館にはそうして寄り添うように思考する住人も居るが、生憎彼女の前に現れたこの蛇はそれに該当しなかった。それどころか、取り乱す素振りも無くただ冷静に自身の生死を問う少女の姿に薄らと気味の悪さすら覚えて「…妙な小娘ね。」と、怪訝そうに眉根を寄せて呟く。彼女が逃げ出さずにいるのを良い事にずるりと距離を詰め、年若い娘特有の瑞々しい肌を品定めでもするかのように不躾な視線に晒すと「まあ泣き喚くよりマシね。そんな真似しようものならその肌を剥ぎ取って目の前で食ってやるわ、嫌なら大人しくなさい。…ああそれと、アンタは生にも死にも見放されて宙ぶらりんよ。死に何を期待してたのか知らないけど、お生憎様。此処へ招かれた以上望みは叶わずじまいで終わるの。哀れな死にたがりの死に損ない、それが今のアンタってこと。」彼女の白い肌も細い喉も容易に引き裂いてしまえる鋭利な爪の先が、突き付ける容赦の無い言葉のひとつひとつを染み込ませるようにとん、とん、とん、と少女の左胸を突いて)


(/文字化けの件について、ご丁寧な補足を頂きましてありがとうございます。こちらの描写については勿論、展開等気になる点がございましたらどうぞご遠慮無くお声掛け下さい。それでは失礼致します。)



  • No.23 by XXX  2021-02-03 00:40:39 




>21 "死にたがり" 様


(/ご協力に感謝致します。大変お手数をお掛け致しました。お伝えしていた通り、これにて正式にPFの受理・登録とさせて頂きます。館へ迷い込んだ死にたがり、館に住まう者達、それぞれが"何か"を見つけられる物語となることを願っております。私はこれにて一旦失礼致しますが、展開のご相談やご質問等何かございましたらいつでもお声掛け下さいませ。別途ロルテストに繋がる物語の始まりを綴ったレスをご用意致しますので、今暫くお待ち下さい。それでは宜しくお願い致します。)



  • No.24 by シスター  2021-02-03 00:56:42 




>アシュレイ


(館へ招かれたばかりの"死にたがり"を迎える役目を命じられること、それを喜ぶ住人も居ればそうでない住人も居る。ではその役目を担い今こうして館の玄関ホールを目指す自分自身はどちらに当てはまるのかと問われれば、躊躇わず前者であると答えるだろう。恐らく、"どちらの顔においても"。重い鉄球を引き摺って歩く度、細い手首の骨に金属製の手枷が擦れる痛みも今は不思議と和らぐような気がしていた。一歩、また一歩、突如見知らぬ場所へ放り出されて困惑している筈の死にたがりを早く救ってあげなければ、心細いに違いない、苦しんでいるに違いない…そんな一心で懸命に進み続けた足は漸く玄関ホールへと続く扉の前へ辿り着く。ギイイイ――…古い扉の開くその音は、彼の耳に届いただろうか。自分の姿が人を怖がらせ兼ねないと分かっているからこそ、先手を打って優しく声を掛ける。「あの…怖がらないで、私は何もしませんから…大丈夫です、その…貴方を迎えに来たんです、今行きますから……少し、待って下さいね、私、歩くのが遅くて…」ごとん、ごとん、階段を一段下る毎に鉄球の落ちる鈍い音を響かせながら、彼の元へと近付いて行き)



  • No.25 by XXX  2021-02-03 01:01:08 





>1 はじめに
>2 概要
>3 交流について
>4 提供・PF様式
>5 ご挨拶
>11 追記


【 Bookmark 】

▼バジリスク から 夏目 白 へ  >22
▼シスター から アシュレイ へ  >24



>訪れた死にたがりには拍手を、これから訪れる死にたがりには手招きを。



  • No.26 by 夏目 白  2021-02-03 12:18:09 




>バジリスク


よく言われる。__でも蛇のお姉さんも変わってるでしょ?
( “妙な小娘”単語こそ違えど何度も聞いてきたその言葉は最早慣れ親しんだものになっており、目前で怪訝な表情を浮かべるその整った顔を真っ直ぐに見やり“お姉さん”の敬称を。それにしても一世一代の決意行動は見事この館に邪魔されたという訳だ。相手の言葉が本当だとしたら此処は天国でも地獄でもない、かといって元の世界でもない。こんな御伽噺か何かのような事が現実世界で起きるだなんてそうそう信じられるものではないが身を持って体験している以上否定も出来ないのが本当の所。「そっか。死※んでないんだ」ポツリと落とした言葉の端には少しの残念さを潜ませ、けれどこれが変わり者と言われる由縁かそれ以上の期待も覗かせれば、全てを終わらせる事の出来るであろう細く鈍く尖る爪先に右手人差し指を這わせつつ「招待状ポストに入ってたのかな?」先ずはこんな状況に似つかわしくない戯言を、続けて「これで刺されたら今度はちゃんと死※ねる?また変な所に招かれるんなら此処に居た方がいいんだけど」未だ死を諦めていない問い掛けをして )



  • No.27 by バジリスク  2021-02-04 00:00:56 





>26 夏目 白


変わってる――?金輪際、そんな言葉でアタシを表現しないで頂戴。"美しい"の一言以外認めないわ、アタシを表現する為に使う言葉はそれしか無いしそれ以外は必要ないの。(何故この少女はこうも平然としているのか。虚勢ではなく、不安を凌駕する好奇心という訳でもなさそうだが、ただただしんと静まり返った水面のように揺らぎの無い態度を保つ姿には矢張り"妙だ"という印象を抱かずにはいられなかった。とは言えそんな印象も不本意な役回りを強制されて機嫌の悪い頭の中では、泣かれてしまっては面倒だからと手加減をする手間が省けて良いと、都合良く処理する為の材料と化す。苛立ちの色を隠そうともせず、シューッと威嚇宛らの音を発しながら彼女の言葉を否定した。如何に平然としていようとも、この状況にはさすがに一定の疑問を感じている様子が見て取れる彼女の一言二言を聞き流す傍ら、蜷局を巻いていた半身をしゅるしゅると解き始めたかと思うと何処へ向かうつもりか背を向けて移動の構えを取り「アンタの望みは叶わない、二度も同じことを言わせないで。今のアンタに出来ることは、とっとと諦めて此処で暮らすこと、それだけよ。……ああもう、面倒ね。着いてきな、愚図は置いて行くわよ。」彼女の言い分にはまるで取り合うことなく、けれどもこの場に放り出して見捨てることもない。「ほら早く!」そんな言葉で容赦なく彼女をせかしつつ、玄関ホールの中央階段、その向かって右側へ続く暗闇へと進み始めて)



  • No.28 by 夏目 白  2021-02-04 11:25:04 




>バジリスク


__美しい蛇さん、名前は?
( 鋭く光る爪先が胸元から離れた事で覚えるのはポッカリと巣食う寂寥感。それは紛れもなく"死"を諦めていないからで、双眸に映るのがすらりとした背中に変われば急かされるままに小走りに後を追い掛けつつ、ぷくり、ぷくりと泡ぶくの如く現れる好奇心に素直なまま名を問い。死ぬ事が出来なかった以上あれやこれやと質問攻めにしたってきっと意味はないのだろう。進んで世話を焼きたがる性分にはとても見えない相手ならば尚更。映画の中では見た事があるが普通に暮らしていればほぼ間違いなく住む事の出来ないお城と言っても過言ではない館は、階段を上がり曲がり角を曲がった途端に薄暗くどこかひんやりとした寒気をも感じた。何処に向かうのか、此処で暮らすという相手の言葉が揺るぎない決定ならば__「私、一人暮らし初めてかもしれない」口元に小さく浮かんだ笑みが表す感情を本人もわからぬまま、さて何処へ連れて行かれるというのか )



  • No.29 by アシュレイ  2021-02-05 07:55:10 


>24/シスター


( つぅ、と冷たい刃先が喉仏の辺りに当たり、“やっと開放される”と心做しか安堵の表情を見せた刹那─。不意に古めかしい音を立てながら扉が開くような音に伏せていた瞼を持ち上げて、代わりにナイフを下ろしてみては驚いたように目を見開いて。今まで、『今』すぐ目の前に掲げられていた彼女の姿が無く景色までもが変わっていてあの愛しい彼女が、“希望”であった彼女が居ない。 )
──、ぁ、ぁあっ…!“あの人”はッ、あの人…を何処へやった…っ!!
( “居ない”と脳が認識すれば、酷い頭痛が襲いかかり、顔を顰めては床に伏せるように座り込み。泣いているのか、哀しいのか、狂っているのか。何故また彼女を奪おうとするのか、奥歯を強く噛み締めた音、ゆらりと立ち上がり虚ろな目でぼんやりとほんの束の間立ち尽くしていれば鼓膜へ届いた声。勢いよく振り返ると霞、揺れる視界の先に白い修道服を見に纏った小さな女の子が立っており、その優しげな声色とは裏腹に口元の拘束具、手首に嵌められた鎖からは重りが階段を下りる度に鈍い音と共に跳ねている。一瞬、ほんの一瞬だけ彼女かと錯覚するが左手に構えたナイフを持ち直しては足早に相手の元まで近づき、右手で無造作にも相手の胸倉を掴むと階段の手摺辺りに押さえ付けるように乱暴に、その自由を奪うと見下ろした目には虚ろながらに怒りと狂気と、殺し屋故か殺気も込められていて )



( /お返事ありがとうございます。執着心ばりばりな狂った奴でおり早々に無礼を働いていますが、成敗して下さっても構いませんので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。 )


  • No.30 by バジリスク  2021-02-05 23:32:12 





>28 夏目 白


名前なんて上等なもの、此処じゃアンタ以外誰も持ってやしないわよ。ただ皆が皆"誰かさん"じゃ不便だから、適当に見繕った呼び方でやり過ごしてるだけ。アタシは"バジリスク"、そう呼ばれてるわ。(後方から聞こえる声には今だ消えない死への願いが滲んでいたが、それは何ら不思議なことではない。何しろ此処へ招かれる直前まで死というひとつの救済に強く強く焦がれていたのだから。そんな哀しい心の前に諭すなどという生易しい術では最早何の効力ももたないということを知っているからこそ、敢えて投げ掛けられる問いに淡々と答える。辛辣な言葉ならばいくらでも湧いて出てくるくせに、気楽な語らいは不得手の口。黙って突き進むその前方へと視線を遣れば、ふよふよと宙を漂い先導する一本の蝋燭の灯りが行く先を照らしている。灯りと呼ぶにはあまりに頼りないそれが導く先は、これから先彼女が寝泊まりをすることになる専用の一室である。「…言っとくけど、アンタが思ってるほど気楽じゃないわ。」俄かにひとりの時間、ひとりの暮らしへの期待を覗かせる彼女へ向け、妙に実感のこもった声で漏らした言葉は何処かぼやきにも似ていて、丁度辿り着いた目的地で立ち止まる頃には今日この日、案内役を任された不運を差し引いてもまだ晴れぬほどの物憂げな顔をしていたに違いない。一見すると何の変哲も無い質素な扉、金色のドアノブを捻って開くとギギギ…と古い木の軋む音がする。「アンタの部屋よ、入りな。」素っ気無く声を掛けつつ、自身はと言うと更に少し廊下の奥へ進むことで彼女に道を空けてやり)



  • No.31 by シスター  2021-02-05 23:49:17 





>29 アシュレイ


(彼が一体どれだけ打ちひしがれているか、無論その姿から一目瞭然であったが何よりこの寒々しい玄関ホールに立ち込める空気そのものが悲壮を物語っていた。唯一の心の拠り所であった存在から切り離され、剰え突如として理解し難い状況下に置かれているともなればその心中は察するに余りあるものがある。掛ける言葉を迷うその隙を突かれ、襲い掛かってくる仕草を目視はしたが元より鈍い体では対応も出来ず、がしゃがしゃと揺れて波打つ鎖の音を響かせながら衝撃と痛みに低く呻く。「ごめんなさい…本当にごめんなさい、ああ、なんて哀しい人……私は貴方のその苦しみを、ほんのひと欠片でも掬い上げて差し上げられるでしょうか…」虚ろな目の奥に宿る確かな激情、宛ら青い炎の如く燃え盛るそれをぶつけられても何ら救いの手を差し伸べられない己の無力さに、理不尽な状況に心を掻き乱され苦しむ彼の姿に、今にも泣きだしそうな声で呟き瞼を伏せる。抵抗は見せず、硬い手摺りに体を押さえ付けられる痛みや苦しさを甘んじて受け止めつつ、やがてゆっくりと再び持ち上げた瞼の奥に薄い涙の膜を張る瞳を覗かせて「"彼女"は此処には居ない…正しく言うならば、貴方が彼女の居た場所から引き離された……この館が貴方を招いたの、消え掛けた貴方の魂を此処へ連れてきた…ごめんなさい、ごめんなさい…誰にも止められなかったことなのよ、私にも、貴方にも…そして彼女にも。」ぎらりとした殺意の眼光を受け止め、それでも告げなければならぬ事実がある以上口を噤むことはなくただ弱弱しく言葉を紡いで)



  • No.32 by XXX  2021-02-06 00:01:20 







>1 はじめに
>2 概要
>3 交流について
>4 提供・PF様式
>5 ご挨拶
>11 追記


【 Bookmark 】

▼バジリスク から 夏目 白 へ  >30
▼シスター から アシュレイ へ  >31



>館は静かに新たな邂逅の時を待つ。さあおいで。








  • No.33 by 夏目 白  2021-02-06 01:39:13 




>バジリスク


じゃあ私もそう呼ぼうかな。__私は白って名前があるけど"誰かさん"でもいいよ。呼び方なんてなんだっていいからね。
( 名を知れた事で距離が縮まった。なんて思う程ロマンチックな思考はしていないが呼び方に困らなくなった事と少なくとも教えてくれたという事実に人知れず満足感を覚えれば、ふよふよと浮かび先導する頼りない灯りに導かれるまま辿り着いたのは一つの部屋の前。ちらりと盗み見た相手の顔は先程までの不満に満ち溢れたものではなく、まるで逃れられない何かに縛られ続けいつしか諦めを覚えてしまったそれのようで。「…バジリスクはずっとこの館に住んでるの?私よりもずっと前に__死※のうとした?」鈍く軋む音を立てて開いた扉にするりと体を滑り込ませ部屋に入るや否や、くるりと体ごと向き直り問い掛ける。そうやって返事を聞く体勢を取りつつ肺いっぱいに息を吸い込めば、少しの埃っぽさと、古さと、それでいて嗅いだ事の無い"生き死に"の匂いがした気がするものだから、まるで見えない何かに刺されたようにチクリと胸の奥が痛み。誤魔化すように「いい部屋だね」なんて当たり障りのない感想を呟いて )



  • No.34 by アシュレイ  2021-02-07 03:12:56 


>>31/シスター

( 白い修道服が揺れる。まるで、あの時の彼女と同じかのように、同情とも言えぬ慈悲の眼差し。見ず知らずの赤の他人なのに、自分の身に起きたかのようにその感情を、孤独に生きてきた此方の壁なんてお構い無しに飛び越えてくる言葉。振り下ろした左手──が、寸前の所でぴたりとその刃先を止めては驚いた様に双眸を微かに見開いて。『館が招いた』そう口にした言葉の意味を理解するのに時間を有し、完全に理解した訳でもないしそんな事があってたまるものかと更に怒りの感情が湧き出てくる。しかし、伏せた瞼を持ち上げた彼女の目に涙の膜があるのを見ては僅かに奥歯を噛み締めて、悲しいような怒っているような何とも表現しがたい程に眉間へ皺を寄せては乱暴に手を振り払いナイフをコートのポケットに入れて )
──意図せずして招かれたなら私は帰ります。此処は何処に位置する場所ですか?私は帰らなくては…“此処では”死ぬ事ができない─、
( 眼下に居る小さな相手。何故口や手元に拘束具なんてしているのか見当はつかないし、誰かの趣味ならば酷いものだと思いつつも、少しだけほんの少し、あの磔の姿を思い浮かべては頭を振り。ブツブツと紡ぎながら辺りを見渡して大きな玄関の扉を見つけては、相手に背を向け迷う事なく其方へ足を進めて )




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