puu 2021-01-26 06:46:23 |
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ハル「余計なこと言っちゃいました?」
私の顔を覗き込むなり少し意地悪そうに笑みを浮かべながら聞いてきた 。わざとだ 、これから朝のことをネタに喝上げかなにかされるんだ 。そう思うとこれから3ヶ月が本当に憂鬱だ 。仕方ない 、3ヶ月さえ乗り切ればなんとかなるのだから 。がんばろう … 。そう覚悟を決めた時気づいた 。
もも「大丈夫ですよ、…あれ?、」
自分が決心する時や落ち着く時に首元につけるネックレス 。それがないのだ 。一気に冷や汗が出て手が震える 。あれは命の次に大事なものといっても大袈裟ではないくらい大切なものなのだ 。
ハル「そういえば 、さっきこれが落ちてたんですけど…違いますか?」
焦っている私に手にプラプラと光るものを持ち彼は聞いてきた 。その光るものは今 、この瞬間私が求めていたものだった 。
もも「あっ…!、拾っててくれたの…?」
思わず泣きそうになる 。そんな私を見て彼は慌てたようすでそのネックレスを私に渡した 。手に渡った瞬間 、安心した 。とても言葉では言い表せないほどに 。彼はまた言葉を放つ 。
ハル「とりあえず 、会社案内してくれませんか?」
先程とは違い 、優しく微笑むように 。私は小さく頷き 、彼を案内し始めた 。
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