2020-08-23 21:10:29 |
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>>宗三
ありがとう。
( 優しく頷く様子が目に映ると感謝の言葉を伝え。別本丸とはいえ、大事な仲間に変わりない欠片が包まれた襟巻きを抱えるように持つと大浴場を後にして。どうやら雨の勢いが弱まっているようで、しとしとと静かに降り注ぐ音を聴きながら歩く事数十秒。彼が話していた通り、突き当たりにある扉を開くと中庭に出て。どこへ埋めようか周囲を見渡していると一点の木に目が留まり「 あの桜の根元にしよう。宗三にはここで待っていてもらいたいんだけど良いかな?まだ雨が降っているし、貴方に濡れてほしくないんだ。 」彼に視線を戻しつつ理由も添え )
>>髭切さん
……もしかして、僕らのような派遣された刀剣男士用に栽培されてるとか?
( 先程、彼が書庫で見つけた畑仕事のいろはが書かれた本の事を思い出して。あれは種蒔きから収穫までの過程を事細かく紹介されていて、それに季節ごとに区分されていたはずだ。それなのに目前に広がる畑は季節などお構いなしといった具合に実っている。一つの仮定が浮かび上がり呟いてみると思いの外しっくりきて「 それだったら全ての野菜が実っている事に説明が付きそうだよね。…髭切さんの言う通り、季節の楽しみはなくなっちゃうけれど。 」と眉下げて笑い )
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