2020-08-23 21:10:29 |
通報 |
>髭切
紅葉狩りに来たわけではありませんが……これは見事なものですね。……おや、あれは……?
(相手の後に続き、するりと額縁を通り抜けて絵画の中へ。目を開ければ周囲には絵画通り見事な紅葉の景色が広がっており、絵画鑑賞室で感じたような敵意のある恐ろしい気配もなく、思わず感嘆の息をこぼして。しかし、ただ美しい景色が広がるだけの無意味な絵がわざわざ人が通れる大きさに変化してこちらを誘い込んだとも考えられず、何か違和感のあるものは無いかと視線を彷徨わせれば、周辺の木よりもはるかに大きく幹の太い巨木が1本あるのを見つけ。おそらくかなり古い木なのだろう、ところどころ枝が折れ、樹皮は傷ついている様子で)
>大和守安定
……そう、でしたか。
(悪い予感が当たってしまい、青色の優しい瞳が悲痛に揺れる様にかけるべき言葉が見つからず、ただ静かに呟いて。最後に友に見出してもらえたことは、きっと”彼”にとって救いとなっただろう。弔ってあげたい、という彼の気持ちに頷くと、「構いませんよ。向こうに進んだ突き当たりに、中庭へつながる扉があったはずです」調査に出る前に目を通した本丸内の地図を思い出し、そう言って。先ほどは鍵が掛かってびくともしなかった扉を引けば、怪異を倒したためか今はすんなりと開き)
トピック検索 |