2020-08-23 21:10:29 |
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>大和守
──っ分かったよ。これは外で迎え撃つ方が良いね。
( 幸いにも月明かりがあるお陰で窓まで真っ直ぐ行けそうだ。脱出口の確保をしてくれた上に自分の前へ出て歩く死人の足止めする彼に対し「 君なら万が一の事はないと思うけれど気を付けて。 」そう言い残し一息で窓まで走り寄ると窓枠に片手をかけて勢いのまま飛び降り。膝を曲げ落下の重力を緩和させ、太刀を振り回せる程の広いスペースまで移動すると振り返り周囲を警戒しつつ彼が来るのを待って。 )
>宗三
お見事。助かったよ。
( 凹凸の無い綺麗な断面に斬られた肖像画は自分の腕を掴んでいた手と共に消滅し。彼の会心の一撃がなければ今頃どうなっていた事だろうか。感謝の意を示すように柔和に微笑みかけては、刀を鞘へ仕舞い。「 まさか手だけで動いてくるとは思わなかったよ。常識にとらわれては不測の事態に対処しきれないね。──それで、あの肖像画を倒した事で隠れていた複数の気配が現れたみたいだ。1つ目は木々が紅葉している山の絵。2つ目は夜の海の絵。最後の気配はあの田舎の風景画からするね。ただ、絵の大きさが最初に見た時よりも人が通れるほどまでに変化しているようだけれど…これは絵の中へ入れと言う事かな。どうしようか? 」それぞれの絵画を見ては彼へと視線を移し、意見を求め )
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