梨花 2020-06-27 22:52:23 |
通報 |
・・・・・・・・・・・うるせぇよ。わかってるよんな事。
でも、俺は・・・・・・それでも、成されるがままだったと思う。
お気楽娘から聞いてるだろ?俺達は・・・・比翼の番って事を。どちらか一方では飛べねぇ、比翼の鳥って事を。
けど、傍から見りゃあ・・・互いを愛っつー運命の赤い糸・・・いや、鎖で縛り付ける共依存関係・・・・。
それに、誓ったんだ。俺一人、残して死ぬなって。どうせ死ぬなら、共に────ってよ。
だから・・・・きっと、成されるがままだったと思うって言ったんだ。まるで中毒者だな、俺・・・(半ば自嘲するように、己を責めるように、嘲笑う)by希美
史緒「えぇ、わかりませんね。私はそういうのを経験したことがないので。ですが…一つ言わせていただくとすれば、相手に成されるがままの愛は、本当の愛とは言えないんじゃないんですか?」
・・・・・・・(あの日の光景が、フラッシュバックする)・・・・・・失うのが、怖いんだよ。壊れてからじゃ、遅いんだよ。なんでもない日常が、いつ地獄絵図になるか分かんねぇだろ。当たり前にそばにいた奴が、好きな人が、いつ物言わぬ死体になるか分かんねぇだろ。
失う怖さを俺は知ってる。失った怖さを俺は知ってる。
言い訳にしか聞こねぇかもしれねぇ、けど俺は・・・・もう大切な人を失いたくないんだ。勿論、俺自身で殺める事もだ。それに、ああいうパターンは乗っ取られても、記憶は残るんだよ・・・それで余計に・・・・by希美
史緒「それは貴方の勝手なエゴでは?貴方がそのまま成されるがまま死んでしまったら、貴方を想う人はどうなるのですか?貴方の今の愛など所詮自分の孤独感を紛らわせる為の薬でしかない。本当の愛は、相手の事を思ってこそですよ」
史緒「貴方はもう少し、他人に対しての優しさを持った方がいい。想い人を失いたくないのなら、尚更。どうやらあちらの方も終わったようですので、そろそろ私は行きますよ。では(希美から離れていく)」
・・・・・・・おい待て。
なんでお前がそんな事言えるんだよ。愛とか色恋沙汰とかには関係無さげのくせして、なんでそんな事言えるんだよ。by希美
史緒「…さぁ、何故でしょうね?ただ、言いなりのままでいるのを見てるが気に入らなかった、とだけ言っときましょう。暴君は暴君らしく、最後まで野蛮でないと意味がないでしょう?」
・・・・・はっ。よく言うぜ、くそエリート。
(そう言い立ち上がる)
気に食わねぇが、あんたからの問題・・・解いてやるよ。
言っとくが俺はあんたの事は見直してねぇ、寧ろあんたに説教七割の慰めをされた事自体屈辱的なモンだ。
いつかこの答えはゴミクズのようにぐしゃぐしゃに丸めてあんたに豪速球で投げて渡す。
精々、俺以外にくたばれんなよ。くそエリートby希美
史緒「ですがあの怪異、体を再生できる力を持ってるようですよ。あえて再生速度が追いつくように切り刻んだ…確かに、再生能力をもつ相手にとっては、彼女は天敵かも知れませんね。死にたくても**ないのですから」
史緒「(ヒョコッと顔を出し、莉愛の様子を見る)…みたいですね。血塗れになりながら笑顔でこちらに手を振ってますよ。狂気の鮮血姫ークレイジーブラッドプリンセスー…確かに彼女にピッタリな二つ名です」
史緒「莉愛さんの方は見なくていいので、とりあえずいきましょう。あの怪異も特異点から生み出されたものの一つ。何も知らないはずがありませんから」
トピック検索 |