奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>烏丸桐恵さん
「家族……ですか。私たちが……」
もし、烏丸さんが自分の母や祖母だったら。紅葉やユーリ、禁忌が自分のきょうだいだったら。どんな未来が待っていたかは想像もつかないし、その想像が現実になることもない。それでも、目の前の孤独な天才に温もりを与えられたのならそれもいい。そう思う自分もいた。
「やめてくださいよ、鷹がトンビを産んでどうするんですか。ねえ、『桐恵母さん』」
しかしそんな喜びを表に出すのも照れ臭く、冗談交じりに答えた。
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